松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

40年前の写真

2016-02-24 16:02:58 | 日記・エッセイ・コラム

 最初の赴任地が居心地よくて、希望も出さずにいたら、結局6年と4か月もいることになってしまいました。下宿の前が幼稚園で、とにかくガキどもと良く遊びました。こいつらの体力は無限です。今考えると健全な発散方法だったと思います。

 私の目的は、この子らと仲良くするというよりは、会社から帰るOLを待ち伏せしていたと言った方が正しいかも知れません。

 浜へ連れて行って、自由に遊ばせます。責任が私にあるのは分かっているので、無茶はしません。一度、あまりしつこいので振り払ったら、腕を折ってしまったことがあります。そのお母さんは綺麗な人でした。おっとっと。でも治ってからも、その子はなついてくれました。ただ、父親にはマークされましたけど。二重の意味で。

 私はロリコンではないと思います。しかし低学年でも女性としてのエッセンスは持っているし、母性も発揮します。そこが、やんちゃなだけの男の子とは違うところです。

 なおこれらの昔の写真は、数年前に突然現れました。なぜかというと、結婚してすぐに、女性という女性が写った写真はすべてアルバムから外され、ネガも処分されてしまったからです。そうずっと思ってあきらめていました。ところがちゃんと残っていたのです。とても儲けた気分です。失くした人生が、映像と共に帰ってきたのですから。

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角館、ひなめぐり。

2016-02-23 16:53:20 | 日記・エッセイ・コラム

 歩き始めて最初に入ったのが西宮家です。バス停と駐車場がある方は静かで、裏手のようでした。

 奥に職人がいて、草履を編んでいました。足の裏のツボにいいみたいで、老化防止になるよと言いながら仕事をしていました。手仕事のあなたにも効くでしょう、と返すと、そのとおりと顔を上げました。

 次は安藤醸造本店前に新しくできた建物。醸造蔵を囲って内蔵にしてしまい、中はショップに、周りがカフェスタイルで、奥は料理教室にもなる部屋がありました。本店が変身したのかとびっくりしました。「麹くらぶ」と呼んでいます。

 最後に行ったのが渡部菓子店で、この時期だけのカラフルな「ひな餅」と、もち米がおいしい「なると餅」を3枚づづ買って千と42円。安いです。

 じゃ、隣を見せてもらいます、と断ってお雛様を見に一旦出て、時計店へ。城下町特有の狭い間口に、菓子店と時計店を開いているので、お雛様も窮屈そうです。

 人形自体が小さいのに、そのまた小道具は作るのが大変だと思います。「ぼんでん」の頭飾りなんか、かなりの細かさです。良く考えると、ご主人は時計の分解組み立てが商売ですもんね。得意なわけです。この衝立も気になります。お手製だとしたら、凝り過ぎの感ありです。

 角館で美人を3人、見かけましたが全員タイミングを失ってしまいました。最初は車から見つけたブロンドの少女。駐車して、追いかけようとしましたが、すでに通りから消えていました。あれは妖精だったのかも知れません。次は民芸店の廊下を左から仕事着で現れて、目の前を横切って右の戸へ消えた女性。

 3人目は、なると餅店の奥様です。壁にかかった10年前の山村紅葉と一緒の写真が美人でした。今も元気に雛飾りを作っている、おばあちゃんは湯沢の出身だそうです。どおりで。小野小町の里から来た母上と角館美人、間違いないです。

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マナーのいい、台湾観光客。小京都・角館編。

2016-02-22 11:11:11 | 日記・エッセイ・コラム

 小林よしのり氏が「外国人観光客は目障りだ」と怒っていらっしゃいます。銀座の寿司屋に予約入れる前に、その舌に合った回転寿司で我慢しろとか。京都の景観はすでに中国人が歩いているだけで、趣きが失われている。と嘆いていらっしゃる。

 小京都・角館に於いては、まだ景観は損なわれておりません。それは同じチャイナ語をしゃべるけど違う台湾人だからです。彼らはかなり教養があるように見えます。そして大声でしゃべるのを聞いたことがありません。まだ少数派だという自覚もあるのかも知れません。この日はほぼ出会った半数が台湾人でした。

 彼らも「雛めぐり」を楽しんでいるようです。戦前の日本地図の前で、長いこと立ち止まっています。小声で会話しているようです。「琉球及び台湾」が気になるのでしょう。

 この地図は東京朝日新聞社が配ったもののようですが、興味深いことに気が付きました。北方領土がかなり中途半端です。

カムチャッカ半島まで続く千島列島の島々を描き切れなかったのか、エトロフより北はありません。どうでも良かったのでしょうか。

 昼前、そば屋に寄ったらちょうど団体様が食べ終わったところでした。狭いいす席の部屋はなんとクーラーが効いていたのです。全員で一人鍋を焚いたので、暑かったらしく勝手にエアコンをいじったらしいです。女将さんに同情すると、反対の答えが返ってきました。台湾の観光客は一様に礼儀正しく、日本語を理解する方もいて、大変やりやすいそうです。そういえば、騒いでいる様子もなく、静かに帰って行きます。外の庭でも静かに散策したり、写真を撮ったりしています。雪景色が珍しいので、彼らには新鮮なようです。日本人だって、暑かったら自分たちで調節くらいするでしょうからね。

 まだメジャーでない分、角館は変わらず趣きを残しています。駅前の風景も、なぜかレトロなタクシーが似合います。

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秋田上空に現れる、ミステリーサークル。

2016-02-21 10:21:42 | 日記・エッセイ・コラム

 気象庁の高解像度降水ナウキャストが運用を始めてから、まもなく気が付いて、不思議に思っていたことがあります。雪雲が海上から進んでくるのですが、雲に直線状の切れ間があるのです。それは場所が決まっていて、雲が移動しても変わらずそこに存在するのです。男鹿半島の下(南)を秋田港に向かっているように見えます。

 ですから最初、これは出入りする船の航跡に関係しているのかなあと思いました。それにしては真っ直ぐ沖まで続いています。

 すると電波か何か?大森山から出ているTV電波とか?

  そしてついに昨日、雨が降り続いた3時間の間、雨雲によるミステリーサークルを発見しました。雪雲では現れなかった整然とした「同心円状」をしています。そしてそれは雲の流れに無関係に存在します。

 この二つの現象。無関係とは思えません。まるで同心円の中心から、海上に向かって放射されているようです。もっと大きな地図で見ると、東北地方では宮城県沖にもあります。ただ雲が薄いので地上のサークルは確認できません。

 日本海の対岸は、北朝鮮とロシアです。その国境付近を指しているように見えます。ここまで来て、私はとんでもないものを発見したのだろうか、考えました。しかし公開されている以上、誰でも気が付くし、私が気が付いたくらいだから、危険なものなら上の方では分かっているでしょう。

 19時台からフィギュアの宮原知子が自己新で優勝するまで、3時間以上にわたって、雲が途切れるまで、それは続きました。8:00から9:40までは誰の目にも明らかです。

 しかも5分ごとに更新される画像には周期性があるように感じました。つまりパルスのようなのです。

 いったい水蒸気に影響を及ぼすモノとは何なのか。分かりません。

 その場所は地形的には周辺の住宅に囲まれた、小高い、たかが標高50mの丘になっているだけです。風向きも確認しました。めまぐるしく変化しています。

 ただそこには、佐竹家の菩提寺である天徳寺があり。

 墓地公園となっている平和公園があり。

 秋田市の誰もが最終的にお世話になる「斎場」があるのです。

 どうかしましたか。背中がゾクゾクするって?

 私も同感です。

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仮装びな大賞は浦島太郎、角館・なると餅店。

2016-02-20 16:12:25 | 日記・エッセイ・コラム

 角館の「雛めぐり」をするなら、渡部菓子店は外せません。毎回、趣向を凝らした小道具と設定で楽しませてもらっています。

 今年のお題は「日本むかし話」です。

 中でも「浦島太郎」。助けたカメに乗せられて、竜宮城を後にする場面でございます。

 右はしの翁が、なにか巻物を手にしているなあと、よく見たら。なんと請求書也。

 タダでは返しませんよ。まさかとは思いますが、世相を反映している関係上、どうしても政治家のみなさんを連想致します。私の考えすぎでせうか。まだまだ隠れた仕掛けがあるかも知れないので、撮ってきた写真を注意深く隅々まで見ています。

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