広域農道を通って、角館の先の抱返り渓谷を見て来た。
実に30数年ぶり。ただ私より上手がいた。40年ぶりだと言うおじさんがいた。それほどご無沙汰してると、様変わりが凄い。すっかり一大観光地となっている。大型バスが入れ替わり出たり入ったりしている。団体客は中国人なのだろう。このおばちゃんもか、と思ったら地元の方言だった。紛らわしい。
散策道は変化に富んでいて、飽きない。つり橋があって、
洞窟を抜けて、
名前の由来となった狭い崖の通路もあれば、
広い場所もある。傾斜が少ないので、散歩気分で歩けるが、足元は石がゴロゴロしていて、おまけに濡れて、注意が必要だ。
紅葉が真っ盛りなのに、カメラで写すと、綺麗に見えない。それで誰もが納得いかない様子だ。多分、オートで撮ると露出オーバーで、山の紅葉が白っぽく飛んでしまうのだろう。かと言ってアンダーで撮ると、暗くなってしまう。なかなか難しい。
終点の「回顧(みかえり)の滝」は、人でごった返していた。
何かがブーンと飛んできて、首にピタッと止まった。手で払ったが、強烈な匂いが残った。やられたっ。カメムシだ。なんでオレだけ。この青臭い匂いを付けたまま、家まで帰ってきた。
昼は小倉園で、そばを頂こうと入ったのだが、バスが3台いて、満員札留めだった。そこから農道に向かうと、コンビニすら無い。1軒だけそれらしい店を見つけて、ヤマザキのランチパックで我慢した。結局、なんにもいいことなかったなあ。
ただ、天気だけは良かった。多分今年最後だろう。途中の大仙市の山の中で23°Cの表示のあとに、秋田市に入る前、28度の表示があった。独り言で「まさかあ!」と思わず声に出した。いつも高めに出る場所だが、風は確かに冷たくなかったし、涼しくもなかった。窓を開けて走っていたが、秋田市に入って、涼しく感じたので、あながちウソでもないようだ。