今年の春、偶然入ることが出来た三浦館(やかた)に、今度はハガキで申し込もうと思います。
公開期間は11月6・7・8日の3日間。午前の部は10時から、午後は2時から。東北最大級の豪農の屋敷です。建築年代は1861年。神奈川県三浦半島から黒川に移り住んでから約400年。村の肝いり(村長)を代々努めているうち、屋敷内から原油が自噴して、郵便局を増築するまでになったおうちです。
黒川という名が示す通り、元々この川には真っ黒い原油が流れ込んでいる川だったようです。最盛期には日産2千キロリットル、これは当時の日本記録でした。新潟から技師や作業員が住み着き、郵便局が必要になったほどでした。
もう一度じっくり、案内を聞きながら巡りたいですが、700円文化財保護協力費を出して飲むお茶と、家紋入り酒饅頭の時間が何と言っても良かったです。
それに太い梁に刻まれた「埋め木」をたくさん見つけて、写真に撮りたいです。
節穴の虫食いや欠けた部分を修理するのに、ただ木を差し込むのでなく、趣向を凝らして何かの形に作った埋め木をするのですが、その精神的なゆとりが、僕らをほっとさせてくれます。
ハガキを出す前に、これが載った広報「かなあし」を配らなくちゃなんねえ。がんばろー。