松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

蕎麦を食べに、たっちゃんのいる湖へ。

2015-10-02 17:14:41 | 日記・エッセイ・コラム

 広域農道を使って、1時間で角館に着いた。まず、生もろこしの店に寄る。今日(きのう)は平日だから工場が動いていた。もろこしじゃなくて、まんじゅうを生産していた。そこで撮影許可を取ろうとしたら、彼女首をかしげる。

 撮らせていいのか自信がないようだ。そこで、あなたをじゃあ撮りたいといったら、拒否しなかった。「店長さんですか」「はい」「名前はまさこさん」「大概、しょうこと読むんですよ」当たりー。目が大きくて印象的な、なかなかの美人さんだった。お茶と生もろこしを出された。お茶のランクが上がったように感じた。緑色をしていた。もろこしは、食べなくても味は分かる、と言ったものの、「甘いものが、欲しくなる」と1個頂いた。きょうはなんだか調子がいいぞ。

 その勢いで、武家屋敷に行く。この木が、何といっても目立つ。まっすぐで、太くて、高い。で、同じ商品を出している店に入って聞いてみた。「もみの木」だった。ついでに質問する。「工場の店にいる店長さん、まさこさんは、独身ですか?」「取締役の奥様です」あちゃー、やっぱり。社長の息子の嫁らしい。質問された方も、うれしそうに答える。

 観光客は多くなく、ちょうどいい。こんな日は、3,000円払って、案内つきの人力車もいいかも知れない。

 さて、昼も近いし目的地へ向かう。国道105号線は、マリーゴールドのイメージが強い。

 田沢湖へ抜ける一歩手前にあるのが、むらっこ物産館。

 ここのたたずまいが自然でいい。雰囲気も悪くない。何よりソバの味が好きだ。そして囲炉裏を囲んだテーブルに、どうしても座りたくなる。

 んー、去年と同じ味だ。とっても麺が細い。漬け物の盛り合わせがまた、塩味抜群。番茶とガッコを代わる代わる口に運ぶ。この貴重な安らぎの時間。それを堪能する。

 ここで帰ってもいいのだが、せっかくだから3分ほど掛けて田沢湖へ出る。

 金色に輝く、たっちゃんが待っていた。

コメント
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