行ってきましたよ、靖国神社に。「九段下の駅を降りて、坂道を・・」サンプラザ中野の歌を口ずさみながら、武道館の金色に輝く玉ねぎを左に見て、大きな鳥居をくぐります。
すると軍服姿の人が二人、たたずんでいました。そこにラッパが鳴り響き、1列縦隊に行進して行きます。その後から二人が続きます。
見物客が一様に、何が起きるんだろうと興味津々、引っ張られるようにぞろぞろ続きます。
あとでネットを見て分かったのですが、あの太ったおじさんが載ってましたね。ネット右翼からは、散々の言われようです。軍服を身に付ける資格があるのかとか、そんなデブは居なかったとか、ただのコスプレだろうとか、靖国を汚すなとかね。
凶器は持ち込めないので、どうしてもおもちゃに見えてしまう銃。それでも僕ら観光客には、ただただ広い参道に一種、ピリッとした緊張感が漂い、ムードは悪くないです。
彼らが目立ちたがりで、続けていようと、コスプレ趣味だろうと構いません。奇異の目で見られるのを覚悟で、あれだけ堂々と行進できるなら、私は認めてあげます。
彼らと一緒に参拝した一団は、拍手がそろっていて、見事でした。私と妻と母3人は、バラッ、バラでしたから。
行進を始める前の二人に、撮影してもいいか聞きました。普通なら拒むのかも知れませんね。良く考えると。しかし了解してくれたし、一緒に撮ってもいいと言ってくれました。少なくともあの方たちの態度は、毅然としていて、真面目で、無駄口は叩かず、無駄な仕草もありませんでした。ただ、帰りのラッパは、しどろもどろで、ああ、結構心臓に来ているんだなあと、同情の念を禁じ得ませんでした。