棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

一気に初夏の様子

2011-05-09 09:31:18 | 山郷の暮し
一気に初夏のような天気が続いています。
茶色に煙っていた森は、瞬く間に淡い新緑から、日に日に濃い緑色に変わっていきます。こんなに早い色の変化だったかなーー、と思ってしまうほど。
先日書きました「アケビの花」はいっそうふくらみ、ポッンッと破裂をしたように房状に咲いています。
今朝、しみじと見直す。植物学的に説明はできませんが、小さな白っぽい花は雄花。
1センチ以上の濃い紫はメス花。しかもちょうちんのような中には、バナナに似たかたちのアケビが数個ついている。
実に地味な花だが、なんとも複雑で美しい。高度な色彩構成だと見入ってしまう。
自然のままは、当たり前だが「自然な完成美」だ。どうも、人間の意匠によって品種改良された花々は「見た目の美」だ。

そうそう、散歩道にワラビがあり、アッというまにふた握りほど収穫。卵とじが美味い。


両陛下の被災地ご訪問

2011-05-07 08:58:23 | 山郷の暮し
先日、兄帰宅での焼肉宴会は当然のごとく大震災の話になってしまう。
そこで、私は両陛下の被災地訪問について、私が投稿したブログ (4-28) を読んでもらい、30歳前の青年たちの意見を問うた。
ほとんどが共鳴してくれたのには正直以外であった。
反対とは言わないが、精神的な支えになってる事への、嫌悪感的な意見があってもいいのではないのか、と思うほど。
私が「高貴な純粋・・・」と評したことに「本当にそお感ずる。どうしょうも無いくらい日本人の血を感じてしまう。
それが頑張ることができ、支えになるのならいいのではないか。考えたことも無かった「象徴」ということを考える機会に成った。
ということであった。
 私の中に「天皇制=帝国主義=戦争」の図式がトラウマになっている。
天皇制度は日本文化の象徴であり、それを利用しようとする権力機構が問題なのである。
世代は変わる。皇室への思いも変わっていくのは当然だが、天皇制イコール世界平和のシンボルになってゆくことを願う。


翠の朝

2011-05-06 09:22:30 | 山郷の暮し
明るく穏やかな連休でよかったですね。
我が花の谷も絶えず流れた車の音が静まり、鳥のなき声とカエルの能天気な合唱が和しております。
パステル調の薄茶色に森の中に、真っ白な山桜が点々と見えます。
朝日を受けた新緑が翠に輝き、ボーーと観ていられる幸せを感じます。
写真はアケビの花・直径Ⅰセンチほどのちょうちんのような花

私の次に能天気な賢犬サクラ

田んぼ道も車でいっぱい

2011-05-05 08:57:09 | 山郷の暮し
花の谷を通り抜ける国道254号の出発地点は、東大赤門前。まさにわが道は東大に通じる、ということですが、それがなんだ、ということなんですが・・・。
連休が始まりますと、ひっきりなしに行楽の車が行きかう。こんなときは、観光地には行かないようにしていますが、昨日はただ今人気ポイントの安曇野市穂高に行かなければ成らなくなった。
6月10-14日に「窓辺の象・えほん原画and作品展」を開催するので、打ち合わせがあった。
普段でしたら20分もあればOKでしたが、なんと一時間以上。
田んぼ道には他県ナンバーの車が数珠繋ぎ。
その脇を、自転車族が誇らしげにスイスイといく。
農作業をする背景には、鯉幟がアルプスの山並を泳ぐ、平和な風景写真を投稿したかったのですが、渋滞でイライラ、そんな気分ではなくなってしまった。
穂高は温泉があるが、それもよして松本市内にもどれば、これまたパンク状態。松本城を中心にして、どこも動けない。昼飯も食いそびれ、みように疲れた日中だった。

2-地震とナマズ 鹿島神宮の伝説

2011-05-03 08:52:13 | 山郷の暮し
昨日はかなり濃い黄砂でモヤーー。地方ニュースでは、長野市で初観測だといっていましたが、松本市ではずっと先に観測をした気がします。
今朝も独特なモヤーーとした空です。
昨日につづき、地震とナマズの伝説の一説を・・・。
 事の起こりは、神話にある「国譲り」のてん末になるが、あばれんぼう神様の「たけみなかたの神」を奉ってあるのが鹿島神宮。
 人力ではどうにも成らない地震は、大海で暴れる大魚(龍であろう)と信じられていた。その龍を鎮めるために、先の暴れ神様が剣を波の上に打ち立てた。
それが、鹿島神宮の「要石」になったというわけだ。
つまり龍が地震の発生の元だったが、なぜかナマズになっていった。ヒゲがあるから、チョイト動かすと地震になると連想したのか。
馬鹿馬鹿しいかもしれないが、古人の発想の豊かさがあります。
イラスト写真には、安政の大地震でもナマズが神々に詫びを入れている版画絵です。
今回の大地震は江戸時代のシャレではとおらないが、鹿島神宮の「要石」はどうなっているのでしょうか。
話は全く筋と違いますが、ナマズはさっぱりとした味で、東南アジアの屋台などで焼いたのを肴に飲んだものだ。

地震となまずー1

2011-05-02 07:56:37 | 山郷の暮し
2日ほどチョット寒っけを感じる強い風が吹き荒れ、サクラの花はたちまち満開の赤茶色のウテナに変わってしまった。
白や薄桃色の花は当然最高ですが、花びらが散り、新緑が点々と在る複雑な色味もまたいい。
今朝はもやーーとした穏やかな朝です。
 
蔵書に昭和40年発行の「日本六十余州 伝説と奇談」全集がある。
なんとなく伝え聞いたことが在る、歴史や風俗・習慣、そして伝説話などの写真や書画などが記載されている。
今日、このような編集をしたくも、その地が開発されてしまっていたり、資料が散逸していたりしてトテモ無理と思われる。
その全集の中で、千葉県は鹿島神宮の「要石」が紹介されている。
地震・雷・火事・親父ーーむかしから、怖いものの数ある中でも、人力ではいかんともしがたいものの筆頭は「地震」
今回の大震災でイヤでもしらされたが、地震とナマズとの関係はいかなるもか・・・。そして、どうしてなのか・・・。
馬鹿馬鹿しい迷信話ではあるが、抜粋してみよう。
つづく

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本