棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

2-地震とナマズ 鹿島神宮の伝説

2011-05-03 08:52:13 | 山郷の暮し
昨日はかなり濃い黄砂でモヤーー。地方ニュースでは、長野市で初観測だといっていましたが、松本市ではずっと先に観測をした気がします。
今朝も独特なモヤーーとした空です。
昨日につづき、地震とナマズの伝説の一説を・・・。
 事の起こりは、神話にある「国譲り」のてん末になるが、あばれんぼう神様の「たけみなかたの神」を奉ってあるのが鹿島神宮。
 人力ではどうにも成らない地震は、大海で暴れる大魚(龍であろう)と信じられていた。その龍を鎮めるために、先の暴れ神様が剣を波の上に打ち立てた。
それが、鹿島神宮の「要石」になったというわけだ。
つまり龍が地震の発生の元だったが、なぜかナマズになっていった。ヒゲがあるから、チョイト動かすと地震になると連想したのか。
馬鹿馬鹿しいかもしれないが、古人の発想の豊かさがあります。
イラスト写真には、安政の大地震でもナマズが神々に詫びを入れている版画絵です。
今回の大地震は江戸時代のシャレではとおらないが、鹿島神宮の「要石」はどうなっているのでしょうか。
話は全く筋と違いますが、ナマズはさっぱりとした味で、東南アジアの屋台などで焼いたのを肴に飲んだものだ。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本