棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

テレビより 文机

2013-09-28 08:02:11 | 山郷の暮し
BSの番組で毎週金曜日に放映される「美の壺」は、なかなかの内容で面白い。
草刈さん演じる進行がとぼけていて、硬い内容をほのぼのとさせる。
昨夜は「文机」特集で、有名な作家の机に対するこだわりが紹介された。

夏目漱石の唐趣味の紫檀机は確かに美しく、奥さんがそのこだわりの手記があるとは知らなかった。
また、文豪谷崎純一郎の根来塗の重厚な朱色の机は、なんと吉川英次からゆずりうけたものとか。

視聴して思い出したことがある。
知り合いの作家の引っ越しをお手伝いしたおり、なんともさえない汚い文机があった。
正直 引っ越しを機に処分をしたほうがいいのではないかと思ったくらい・・。
ところがこの机、確か武者小路実篤からいただいた代物だという。
運送業者の方も途端に丁重に梱包を始めた。
もう80才を過ぎた作家先生、いまもあの汚い机に座しているのかなーーー。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本