棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

地場エネルギー

2008-03-08 18:41:14 | 山郷の暮し
散歩コースで今年初めて、硬くしまったフキノトウを摘む。
やっと春の香りが楽しめる。今夜は嬉しい酒の肴だ。
風は冷たいのだが、大地のニオイがあり心地よい。
それにしても、大都会のビル風は硬いかんじだった。

大人気の「生物と無生物のあいだ」福岡真一
に面白いことがかかれていた。

ニーヨーク・マンハッタン島での人々の活力は独特なものだ。
地上で人間が作り出したエネルギーが、硬い岩盤にはねかえり、
ふたたび人々に活力を与えてくれる。
というようなことだ。

私はそのことを「地場エネルギー」と呼んでいるが、
創作者は特にこのことに敏感なものです。

私は東京にはソレを感じなく、逃げ出した一人です。

43-棚から牡丹餅

2008-03-08 18:16:13 | 大人の童話
なかでも繁盛しておりますのが、「宝くじ大明神」と申し上げましたが、
二番手はキラキラと派手な身なりの方々が、順番待ちでお手を合わせている祠があります。
沙羅沙美麗神と聞いたこともない神様です。
宮司さんにお聞きしますと。

「そもそも沙羅沙美麗神は遠く印度におすみになり、弁舌さわやかなる学問の神様であらされるとともに、64種に及ぶ技芸を司る女神でございます。
そのお姿は二対の腕をもち、一対は数珠とヴェーダ(やしの葉に書いた経典)を持ち、いま一対はヴィーナという弦楽器を抱えておられます。
女神は、孔雀にお乗りになっています。
かの有名な印度の聖典「リグ・ヴェーダ」には、かようにかかれております。

諸川の中にただ独り、サラスヴァティーはきわだち勝れり、山々より海へ清く流れつつ。
広大なる世界の富を知りて、ナフツのうからにグリタと乳をいだきしきたれり。辻直四郎訳
と、弁舌さわやかにおっしゃいました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本