棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

チョットまじめに、今の創作仕事について

2008-03-09 22:23:44 | 創作活動
寒かった信州もようやく、本当の春の風を感じます。
縁側のまどを全開、愛犬とともに、日差しを楽しみました。
今日はまじめに、私の製作姿勢をお話しましょう。

水や空気は、確かにありながらその形となると、定まった姿がない。
これを描き出そうとすると・・・・。
私は20代より波や川を描いていたが、水流という水の姿を描いていたにすぎなかった。「流れ・動き」によって、宗教的・哲学的に、様々な意図はあったとしても。

瀑布・激流・清流など、水の動きは、木石の静止した物体との対比から生まれる。
視点を変えれば、木石等は一種のうつわともいえる。
器に入った水を描いていたにすぎなかったのだ。
と、京都に住む哲学科の先生からの一言。これは、大変なことだった。

50歳代半ばに、土石流のすざましき破壊力をまのあたりにしてより、水流を描くことが、水の本質を表現していることになっていない。
古今の作品が、水の本質の一つ、重量を描いた作品が無い。
ときずいてはいたが・・。

もはや器などいらない(描かない)水の本質にせまるということだ。
さらに、流れや落ちること(瀧・川など)の動きは、一方方向であることに満足できなくなり、エネルギーがプラス-マイナス ゼロになる位置を描きたくなっている現在です。
すなわち、吹き上がり、落ちる水塊を描くことにあります。

44-棚からぼた餅

2008-03-09 09:22:34 | 大人の童話
衣食住まったく心配のなくなった福の神。
太りに太り、どなたでもイメージいたします、超肥満体のお姿になりました。
まーー貫禄ともうしますか、押しの利きそうな風采に、ソレに見合ったカタガキを付けようじゃあないかとなります。
手っ取り早いのが、全国の寄り合いで、上位の席につけることからでした。
御本人の意思よりも、そおいう事への根回しに、てなれた方がおりまして、用意万端整えます。

正二位福寿大明神
立派ななカタガキをいただきましたが、特別なビジョンや行動力があるでなし、寄り合いでもただボ゛ーとしているだけ
そのうちに居眠りをしだします。
何かいったとしても、「スンマセン。そこの灰皿を・・」てなことはないでしょうが、そんな程度。
どこかの議会風景とよく似ております。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本