岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

キック処理(声)

2011年07月26日 | 技術

キック処理の場面です。

岡山の’誇る?’バックスリー(フルバック&両ウイング)が攻め上がろうとする場面ですが、うまくいきませんでした。

練習ではオープン側に攻め上がるケースですが、キャッチャーが内に入って簡単につかまってしまいました。(アラ~

原因は、オープン側に攻めるといった意識が3人に全く無いこと、ボールキャリアーは自分以外の味方を全く意識出ていないこと、まわりの選手もキャリアーに声をかけたり、近くに寄っていく動きができていないことです。





後ろに球がそれたこと自体は、大した問題ではありません。
ブラインドウイング永Yのよいカバーです。


問題はここからです。


この場面で、キャリアーやオープンウイング實Mが、声をかけあったり、位置を確認したりしているか
多分、このようなことはほとんんど(もしかしたら全く)無かったかもしれません。
また、横にいるフルバックも、攻める方向等の声を出していないように思えます。


ここで、オープンウイングが、ボールを自分で取りに行くくらいのつもりでフラット気味に上がっていれば、一気に攻め上がれたと思いますが、深い位置にいるため、キャリアーがかぶってきた相手を怖がり内に入ってしまいました。
また、




逆に、1対2、1対3といった形で、一転ピンチになってしまいました。




キックというのは、見方によれば、相手がボールをくれたということです。

せっかく、もらったボールです。
是非、ボールを大切に、声をかけあいながら冷静に攻めていこう。


ハーフ&フォワード

2011年07月26日 | 試合(H23チーム)

これも今回のフォワードを象徴するような画像です。

もし、ボールをきっちりキープできてモールを組んでいれば、どんどん前に出れたと思いますが、ボールが手につかず、下に落としています。

よく言えばラックですが、要するに下のボールの前に立っているだけで、全然相手にプレッシャーはかかっていません。

その証拠に、相手のフォワードはほとんどポストに立っています。
ハーフやバックスにとっては、かなりのプレッシャーです。







高Bにとっては、いつもいわれている「引くな」ということがよくわかる場面です。
高Bがボールをつかみました。
相手のプレーヤーが前に出てきます。


ここで、ボールを引いた分、相手にからまれてしまいました。
余裕がない時には、それを十分意識した早いパスモーション(絶対にボールを引かない。場合によっては「とぶ」。)が求められます。




フォワード

2011年07月26日 | 試合(H23チーム)

日曜日の試合のフォワードです。

なお、コンタクトの瞬間にボールをとられる、ノックオン、フットアップその他の基本的なミスは論外なので、これ以上書きません。


次のようなことについて、修正できるかどうかは、おそらく「気持ち」「真剣さ」次第です。(ブログ担当コーチの大嫌いな精神論ですが・・・)


走っていない。

ボールが出た後、ポイントでのんびり見てるから、追いつかない。(相手は一生懸命フォローしてるのに・・・)
ゆっくり見てるから、まわりの風景(他人のミス)はよく見える。バックスがゲインされた時など、味方のバックスに不満たっぷり。(たとえ口には出さなくても、自分がさぼっていることにさえ気づかず、抜かれた選手への不満だらけ・・・)

ディフェンスだけでなく、アタックでもこういう場面が非常に多いから、全体の流れとして、受身のおもしろくない試合になります。












2対2とか、互角の人数でも、最初の接点でほとんど押し込まれている。

だから、ラック等を連取される。
逆に、味方に出る場合は、プレッシャーを受けて時間がかかる。
かなり練習を重ね、試合でも最近このようなことはなかったが、元に戻ったような感じ。
入る姿勢や勢い。低くさらに押し込む等、何が足らなかったか、もう一度考え直そう。

一方で、ポイントに近いバックスは、最初にサポートに入ったか?
でないと、いったん試合中におかしくなった悪循環を、中学生ラグビーの短い時間で、断ち切るのは結構たいへん。








この場面はペナルティだが、相手の横の動きに反応しない、そして人任せのフォワード。

相手と最初にコンタクトするのはイヤなのか?
先頭にいるM本が足をすべらせた場面だが、後ろで立っているフォワードたちは、先頭で体を張っていった2年生がすべったことが、抜かれた原因と思っていないか?
もしそう思っているとしたら、よく考えてみよう。そうでないともう進歩はない。

「横に広がって立て」、「味方のお尻ばかり見るな(自分が前に出ろ)」、いつもコーチから言われていることだと思います。








これも一緒。
接点で押し込まれています。
両チームの選手の背中の伸び方等の姿勢を見れば、この試合におけるフォワードの違い、気持ちの差がよくわかると思います。









岡山のフォワードは大きくはありませんが、決して弱いフォワードではありません。
ただ、そのためには、ひたむきさ、一生懸命走り体をはり、味方ボールにしようとする真面目さが必要です。

ポイントに到達できない場合は、まず、自分が走っていないからではないか?
相手に押される場合は、まず、自分が体をはらなかったからではないか?
自分がカバーリングをさぼったからゲインされたのではないか?

そういった「他人のせいにせずに、まず謙虚に考える」ことが大切です。 (この漢字、読めたかな?)

ただ、最後に、勘違いしてほしくないので書いておきます。

フォワードは、自信を持ってガンガンいけばよいです。
直接相手と体をあわせているフォワードが闘争心をなくしたら終わりです。
「行き過ぎだ」と言われるフォワードの方が、ブログ担当コーチは好きです。
それをコントロールするために、ハーフ団等がいます。(岡山のハーフ団は、まだまだ声が出ませんが・・・)

逆に、自分が得意なことや好きなことはするが、自分がすべきことをしない、自分ができることをせずに他人のせいにする。それには腹が立ちます。

試合中に「フォワードに球を渡すな」とバックスに対して怒っていた時間帯がありますが、まさに、腹が立っていた時間帯です。


なお、フォワードがおかしい時には、バックスも接点に積極的にからむ、バックス主体のアタックやキック等も使って、少しフォワードをリフレッシュする。
さらに、必要ならフォワードを怒鳴りつける。

これが、キャプテンでバックスリーダ-の出Iの試合中のお仕事です。