ここ何回かの練習は、ディフェンスについて、次のような点の確認に時間をかけています。
・バックスの早いスタート(ダッシュ)、早い上がり(アップ)
・アップディフェンスの裏に出られた時をねらったカバーリング
特にスタンド、ハーフ、フォワード
・フルバック、ウイングの動き(自陣、敵陣)
などなどです。
中学生もコーチ陣の考え方は十分理解できたと思います。
タックル無しで、また、球出しや展開の早さはまだまだこれからですが、Aチームの相手をした2年生、1年生のおかげでじっくりと時間をかけることができました。
一方、2年生・1年生にとっては、いいアタック練習になったと思います。
考え方や動き方は十分理解できたと思うので、今度の練習からは、相手によってコンタクトの激しさを高めたり、2年生・1年生が相手の時は、目がその動きに慣れてしまわないよう短時間に集中するといった形で、これからもディフェンス練習に力を入れていきたいと思います。
※ミニのコーチや保護者も多い、瀬戸クラブにも声をかけてくれています。
(瀬戸クラブのブログを見てください)
それでは、日曜日の練習のビデオ画像を順番にのせます。
自分の動き、自分のポジションに出ている他の選手の動きはもちろん、色々な選手を決めて見ながら、考えイメージして下さい。
なお、1次ディフェンスでは決まった形ができますが、1次の接点へ参加する人によって、2次ディフェンスでは、だれがどこに位置するかわかりません。
特にバックスは、スタンドオフ、第1センター、第2センター等の位置に誰が立ってもまずアップディフェンスができなければいけません。
フォワードのポストも同様です。
ただ、中学ラグビーはフォワードが5人ですので、残りすぎてはいけません。
バックスはそろってスタートできています。(自陣の設定)
ハーフの位置の選手のアップ、オープンサイドロックのブレークもまずまずです。
スタンドオフがキャッチしたこの段階では、まだスタンドオフはトップスピードで前にプレッシャーをかけた方がよいと思います。
相手が浅いアタックなら別ですが、かなり深い位置であり、内に攻めてくることも警戒しながら、スタンドオフはアップする方がよいと思います。
両センターのアップはまだまだ不十分です。
練習の時に厳しくアップすることで、逆に抜かれた時の勉強ができます。
2年生・1年生チームを相手に慎重になっても練習の効果がでません
ハーフの位置からアップした選手も含め、センターがキャッチするあたりでどうしても足がとまり気味になります。
スタンドからセンタ-にパスされたら、さらに一気にアップして、相手に余裕(スペース、時間)を与えない。岡山チームの課題です。
スタンドオフが、相手スタンドオフがパスした後にコースを変えるタイミングは、味方ポストの選手の動きを意識することも必要です。
※内側から出るフォワードがいないと、相手が内に来た時の対応が必要になります。
全体にディフェンスしながら外に追っている感じですが、センターが内にきったり、相手の第2センターが内にくるということは頭にありますか?
オープンサイドのロックに入った選手(ここでは高B)は、相手が裏に出た瞬間をねらえますか?
フロントローの3人も、まず5歩全力で走っていますか?
ただ、この画像で気になるのは、全員が横(サイドライン)に向けて走っており、前に向けてのプレッシャーが無くなっているように感じます。
スタンドオフはしっかりカバーに走らなければいけませんが、第1センターは、まだ、相手第2センター等が内に入ってくることを注意し、内側から追いつめていくべきです。
第2センターのプレッシャーも弱いです。スペースがら空きです。
ここまでで、フルバックや両ウイングのアップ、カバーといった連携や位置取りはうまくできていますか? 声をかけていますか?
ボールばかり見ていては、密集に人が集まってしまい、次のアタック、さらには相手ボールの場合のアタックに対応できません。
特に、バックスや、遅れてきたフォワード(ここではフロント)は、ボールだけでなく相手もよく見る必要があります。
また、このような縦長になると、展開された時に一気にロングゲインされる恐れがあります。
逆にアタックになれば、こんな陣形では展開はできません。
もっと横長で浅めに立つべきです。(人のお尻を見るな
ということです)