岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

つぶやき

2011年06月20日 | 関西大会(数河高原)
以下、あくまでブログ担当コーチの個人的なつぶやきです。

いよいよ、関西ジュニア大会に向けて山口県との練習が始まります。(現地を除き、3回程度でしょうか・・)

今年の関西ジュニア大会は、人数がそろう広島、山口、岡山の3県が予選を行い中心となる2県を決め、他の県は補強に入る方針を明確にして、4月末に中国地区の予選を行いました。

岡山としては、もちろん1位通過をねらっていましたが、まだまだ広島にはかなわず、山口にもヒヤヒヤの逆転勝利でした。

選抜にあたっては、岡山のレギュラークラス15人を選抜し、一方で、岡山のリザーブ的な選手は残念ながら外し、その7人の枠に山口の選手が補強に入る形としました。
これについては、今回の予選形式の趣旨を岡山・山口の指導者双方が理解した上で、いい形に落ち着いたと思っています。


「補強」という意味は、「弱い部分や足りない部分を補って強くすること」です。

今回のチームを岡山の立場から見ると、

まず、選手層の薄さについては、山口の7人が加わることで、完全に解消できたと思います。
関西ジュニア大会は、1日1試合とはいえ、3日連続の試合の中で、必ず痛む選手や体調を崩す選手が出てきます。
これまで岡山が単独(単独に近い形)で参加した時は、だいたい2日目には、負傷して満足なメンバーが組めなかったり、痛んだ選手が無理して出るといった状態(時にはかわいそうに思うほど)となっていました。
今回、この点は補強により完全に解消されました。

次に、もう一つの補強の目的である、個々のポジションでのレベルアップです。
この点で、お願いしたいのは、岡山の選手が一層頑張るのは当然ですが、山口の選手にぜひ頑張ってほしいということです。

今回のチームは、戦術等については、岡山の考え方によります。
これについては、数回の練習では新たなチームづくりはできないこと、今回の予選形式の趣旨からも、当然のことだと考えています。

このような場合に、逆に他チームが中心のチームの中に岡山の選手が入っていく場合には、岡山の選手にはよく次のようなことを言って激励しています。
 ・まとまったチームの中に入っていき、競う場合には、元のチームの選手の方が、戦術面等、基本的に有利なのは当然のこと。
 ・個人の力が5分5分では、相手の選手にはかなわない。相手を上回る力を見せてはじめて競争できる。

これは、ブログ担当コーチから山口の選手へのエール(声援)です。

一方、岡山のコーチ陣は、岡山を核にしたチームの中に、うまく補強選手を組み込んで、そして強くすることが求められます。
数少ない合同練習の中で、まず平等な機会を提供し、チームの戦術という視点も重視する中で、公平な評価をする。(平等と公平は全く違います)
とにかく皆平等と言いながら、公平な評価をすることもなく岡山の選手を使う、言い換えると、岡山の選手だけが楽をしてうまい汁を吸う、そういうふうにならないようにコーチ自身も高い意識と責任感を持たなければいけないと思っています。

ブログ担当コーチ的には、今年の関西ジュニア大会は3戦○勝をねらっています。
本当は○の中にはっきり数字を入れたいのですが、大口をたたいていつも○塚さんに笑われているので、ここに書くのはやめておきます。

岡山の中学生は、このような考え方を十分理解し、中心となる自覚と責任、さらに謙虚さを持って頑張ってほしいと思います。

これが、関西ジュニア大会だけでなく、秋の試合にもつながっていきます。