本日、西本成寺の住宅の完了検査がありました。
指定確認検査機関の検査員による検査です。
もちろん何の問題もなく、検査は合格
その後、検査員さんに「天井が低くていいね~」とほめられました。
うぅ~ん、わかってらっしゃる
一般には、「天井が高い方が開放的」。
確かにそれはそうなんですが、広い・高い=快適 とはなりません。
低く小さく落着かせる部分があってこその開放感なのです。
この西本成寺の住宅では、廊下や寝室など部分的に天井高を2.1mとしています。
この2.1mという高さは建築基準法で決められている居室の最低の天井高。
そして、さらに製作建具にとって無駄のない寸法なのです。
建具の高さは2m というのが一般的だと思いますが
実は、建具に使われる面材の多くは3?7板、つまり
長さが7尺(2.1m)の物を切って2mとして使っているわけです。
そこで、今回の様に 天井高を2.1m、建具も2.1mとすると
面材を無駄なく使え、かつ天井までのスッキリした開口部ができるわけです。
今回は、その2.1mを基準に低い天井の部分と
2.1mに構造部分を足した少し天井の高い部分の組合せで設計してあります。
リビングであっても、外への広がりを強調したいため あえて天井高は少しおさえてあります。
さらに 構造を見せる真壁と、柱をおおう大壁とをバランス良く組合せています。
大開口サッシ部分は、構造とサッシのみが真壁で納まってますので、
フルオープンすると、構造のみが残り サッシの存在が消えて とても開放的に感じます。
↑ すごくスッキリとした開放感でしょ。
今週末の見学会では、〈 豪華な素材や色濃い装飾、流行りのデザインなどは取入れずとも
細かい寸法や納め方などディテールがシッカリしていれば、こんなに心地良い空間が
できるのだ。 〉と、言う所を、是非体感して頂きたいと思います。
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西本成寺の住宅にてオープンハウスを行います。
4/7(土)・8(日) 10:00~17:00
会場:三条市西本成寺2丁目 http://yahoo.jp/PMaOAW
詳細は → http://blog.goo.ne.jp/310home/d/20120328
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