一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

TAS工法はスゴイ

2007年07月18日 | アルーア

ここ三条市では、今回の中越沖地震

たいした被害がなかったとはいえ

「震度5強」 

けっこう長い時間、大きく揺れました。

この地震で一番心配だったのが

アルーアさんのガラスブロック。

Img_0325_1

他の物件も含めて、構造体はまったく心配していませんでしたが

この約1000個積上げたガラスブロックは、

ちょっと心配になり、地震がおきてすぐ

アルーアさんに、飛んでいきました。

電話も通じないし・・・

着いてみると、全く無傷。良かった。

翌日にも再度点検してみましたが、

小さなヒビ一つもありませんでした。

実は、このガラスブロックの積上げには特殊な工法

TAS工法を採用しました。

ガラスブロックは普通、躯体(柱や梁の間)に

組み込むのが一般的ですが、

そうすると、地震などで建物が揺れた時

ガラスブロックに負担がかかります。

特に木造の場合、この広い面積を

ジョイントなしで施工する事はまず不可能です。

木造は、鉄筋コンクリートに比べて大きく

粘る様に揺れますので、

躯体の間に組み込むのはとても危険です。

そこで、躯体とはエンを切って外側に

ヒラヒラっと積上げました。

いわゆるカーテンウォール工法ですね。

高層ビルのガラスは、ほとんどこの工法です。

その中でも壁一面をガラスブロックを使って

施工できる工法がこのTAS工法です。

これにより、今回の様な地震では、何ともない設計です。

わかってはいても、私は初めて採用する工法なので

心配になってしまいました。

やっぱり、TASの技術はスゴかった。

滋賀県のTAS田中顧問と、大阪の職人さんからは

すぐにご心配のお電話を頂きました。

遠方の会社ですが、ガラスブロック一つにヒビが入っても

飛んできてくれる会社です。

アフターも、とっても安心です。

私も、見習わなければ・・・

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