一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

小さい小さい家の建て方。でも手間はかかっています。

2015年12月26日 | 下大浦の小さな小さな家

下大浦の小さな小さな家は、先週のクリスマスの日に上棟となりました。
では、建て方作業をダイジェストでご紹介。

まずは、プレカット材の搬入 地元タツミのテックワン工法です。
ちっちゃい家なので、材料もずいぶん少ないですね~ 



基礎の上に土台を敷きます。耐久性を重視した桧の集成材です。



そして、柱を立てます。柱は補助金がもらえる新潟県産杉の集成材です。



そこに梁をかけていきます。主な梁は補助金がもらえる新潟県産杉の集成材ですが
特に強度が必要な梁は、米松や赤松の集成材にしています。



その梁の間にタルキを落し込み(ここには後で室内側から断熱材を充填します。)

タルキの上に構造用合板を張って水平構面とします。(水平構面は耐力壁と同様に高い耐震性を確保するためにとても重要です。)
耐震等級は3.最高ランク 倒れてはいけない建物 同等です。

ジョイントはテープを貼って気密もとっておきます。


その上に、屋根荷重を支える(本当の)タルキを並べます。(弊社ではめずらしく軒の出があります。)



そのタルキの間に断熱材を充填します。(後で室内側からも断熱材を充填するので付加断熱となります。)



防風透湿シートを貼って通気層もつくっておきます。



最後に野地板を張って大工工事完了。あとは板金屋さんにタッチ



当日のうちにルーフィングを張り、翌日には板金屋根が施工され、サクサクと工程を進めてもらいました。
これで雨が降ろうが、雪が降ろうが、一安心 



軒先が薄くシャープで軽やかな美しい屋根になる予定です 


こんな感じ 



これが今年最後のブログかな・・・ 
今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたしますね。

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