一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

やはり問題になっている釘の種類

2008年01月18日 | 建築

以前 → 施工ミス?意図的?その2

で、私が指摘した釘の種類について、

やはり問題になっている様です。 → 建築基準法違反のクギが・・・

最近もまた、いくつかの現場を街中で見かけました。

・ダイライトを張っている現場

・OSB合板を張っている現場

いずれも、「N50」の釘は使われていませんでした。

「N50」は釘頭が、黒色に塗られているので、

通りすがりにパッと見ただけでも、すぐにわかります。

何度も言いますが、これは違法なんですよ。 (>_<)

  ◇

また、外部にOSB合板を使い 内断熱とした物件は

壁内結露の可能性があります。

OSB合板は、透湿抵抗が高く 湿気を通しません。

Image1197 

室内側の防湿層よりも 室外側の耐力面材に

この様な透湿抵抗の高い物を使うと

壁の中で結露がおこる可能性があります。

つまり、柱より外側を覆う 面材や防水シートには

透湿性のあるものを使わないといけないのです。

そうでないと、壁の中で結露して

不健康で耐久性にも劣る家になってしまいます。

OSB合板は、安いので価格的には

とても魅力的な合板なんですけどね・・・。

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