一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

Q1.0住宅

2008年02月05日 | 建築

この日曜日に、上越市の長谷川興業さんへ行ってきました。

Q1.0(キューワン)住宅を見に行くために。

Img_2411

技術本部長さんに、直々にご説明いただきました。

貴重なお時間をさいて頂き、誠にありがとうございました。

このQ1.0とは、Q値(熱損失係数)のことで

見学した建築中の住宅は、1.327 [W/㎡k]

1年間の暖房用灯油代のシュミレーションが、

44坪の住宅で、なんと 39,500円 !!

この新潟では、ちょっと考えられないくらい低額です。

断熱性能は、大雑把にいうと次世代省エネ基準の倍の性能です。

壁には、約200ミリの高性能グラスウール

天井には、約400ミリのセルロースファイバー

開口部は、木製サッシ+トリプルガラス

細かい納まりも、「ここまでやるのか~」っていうくらい

徹底した物。

Img_2407

私はずっと「すごいですね~」を連発してました。

これは、単に快適性のためだけに

性能を向上させているのではなく。

二酸化炭素の排出量を1/2にする目標があります。

昨今の高断熱高気密の住宅では、

結露やヒートショックを防ぐためにも

全館暖房があたり前です。

が、しかし 中途半端な高断熱・高気密では

逆に、暖房費が増えているのです。

暖房エネルギー、二酸化炭素を1/2にする。という

明確な目標の このQ1住宅の様な建物は

今後、地球環境を守っていくには

不可欠な物になっていく事でしょう。

いや、今後ではなく今すぐにでも始めなければ

いけないのかも知れません。

我々住宅を提供する側は、常に環境を考えた住宅を

お客様へ提案していく責任が、大いにあります。

また、いかなるローコスト住宅においても

このような 基本性能はシッカリと備えた仕様を

提供していきたいものです。

例えば、我々が 一軒 低性能な家を作ると

その家は、数十年間 二酸化炭素を垂れ流し続けるのです。

ものすごく 責任重大です。

一軒どころか その低性能住宅を量産している

ローコスト住宅メーカーもいますが・・・

いかがな物でしょうか?

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