一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

土台と床下

2008年07月01日 | 法花堂の住宅

「法花堂の住宅」の土台を敷きました。

Img_3066

土台の樹種は、「米ヒバ」です。

土台には、この「米ヒバ」もしくは、

「PGスケア」という防腐防蟻剤をドブ漬けした栂の土台

の2種類で、多くを占めているようです。

当社が、安価な「PGスケア」ではなく「米ヒバ」を使う理由は

極力 防腐防蟻剤を使いたくない のと、

「PGスケア」は、加工した土台の切り口などにも

防腐防蟻剤を塗らなくてはいけません

しかし、アンカーボルトの穴一つ一つや

ほぞ穴の一つ一つにもれなく

防腐防蟻剤を塗りこむのは、至難のワザです。

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しかも、その防腐防蟻剤の効果が何年持つのか・・・

そこで、「米ヒバ」の選択になりました。

予算があれば、国産の米ひばなども良いでしょう

より高い耐久性が期待できます。

しかし、材料の選択と同じか それ以上に大切なのは

床下を湿気させない事です。

では、どうやって床下を湿気させない様にするか

これも大きく分けて2種類あります。

・床下を換気して外部空間とする「床断熱」

・床下を室内空間とする「基礎断熱」

どちらが、良い悪いではなく

中途半端が一番悪い

「床断熱」の場合は、床部分でしっかり断熱・気密をとり

床下には常に外気を入出させる 

完全に外部空間としなければなりませんし

「基礎断熱」は、基礎部で熱橋などを考慮した断熱を行い

土台と基礎の隙間などをシッカリと塞ぎ

床下は完全に内部空間としなければなりません。

一般に、高気密・高断熱と呼ばれる住宅の多くは、

後者の「基礎断熱」を選択している様です。

当社も、「基礎断熱」を行います。(断熱施工は後日)

そこで土台を敷くまえに この様な ↓

Img_1060

弾力性のあるパッキンを敷いて

基礎と土台の隙間を埋めます。

明日と明後日で、建て方作業を行います。

お天気予報は、ラッキーな事に晴れ  

しかし、予想気温は、30° 

大工さん、頑張れ~ 

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