ミカンノイエは上棟後、耐力壁の施工に入っています。
今回の耐力面材はコレ↓ 「かべ震火」を使います。
壁倍率は3.5倍(構造用合板でも2.5倍程度)もあり
耐火性があるので
外壁材の選択に自由度が広がります。
しかも、透湿性があり(構造用合板はあまりない)
壁内結露を防ぎます。
◇
耐力面材を留めるには、規定の釘種、サイズ、ピッチ(間隔)で
留める必要があります。
釘は、打ってしまうと、なかなか種類やサイズが確認できません。
一般的に耐力面材を留める釘は「N50」です。
しかし、大工さん、監督さん共に、知識不足から
モドキの釘を使うケースが大変多く、チェックが必要です。
施工が間違えば、必要な耐力を得られませんので、
シッカリとチェックしましょう。 (ー_ー)!!
実は、「N釘」は色分けしてあるので、色でチェックできます。
耐力面材を留める「N50」・・・ブラック
ネダレスの床合板を留める「N75」・・・グリーン です。
普通の鉄色だったら、要注意!です。
もちろん、ピッチ(間隔)も重要です。
「かべ震火」には表面に釘位置が記してあるので
施工する大工さんも、チェックする人も簡単ですね。
今回は「ボード気密工法」とか「新在来木造構法」などと
いわれている工法を採用します。
一般的に、内断熱は厚い断熱材を充填できますが
気密の確保が難しくなります。
対して、外断熱は気密は取りやすいですが、
断熱材の厚みに限界があります。
これら双方のメリットを取り入れ、デメリットを克服した工法になります。
簡単にいうと・・・
外部の耐力面材で、気密をとり(ただし透湿させる)
壁内には、目一杯の厚みの断熱材を充填し
室内側の防湿シートで、防湿する。
こんな施工になります。(簡単に言いすぎかな?)
この工法を使って「次世代省エネ基準」をクリアさせます。
◇
「ミカンノイエ」はローコスト住宅ですが、
この構造や断熱部分には、しっかりお金をかけています。
これから数十年と長い間住まう住宅です。
快適性はもちろんですが、将来の地球環境の事を考えたら、
出来うる限りの省エネ住宅にしておく責任が、
我々にはあるのではないでしょうか。
そこそこ?の断熱性能で
たくさんの燃焼ガスを出す機器を装備する様な家は
建ててはいけません。
その家に暮らしている間、数十年も
大量のCO2を垂れ流し続けるのです。
これから家を建てたり、直したり、車などを購入する人も
上記の様な責任があることを深く考えてほしいと思います。
もちろん、それらを販売する側、作る側には、
もっと大きな責任があります。
住む人にやさしい家 だけでなく、地球環境にやさしい家を
提供してくれる会社を是非選んでください。
できれば当社をお願いしますね。ヽ(^。^)ノ
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