一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

新しい現場、高低差あり、大屋根で構造計算。

2016年07月01日 | 下保内の住宅


新しい現場がスタートします。

まずは「地ナワ」
建築する位置をナワで示します。



敷地は、前後で約1mほどの高低差があります。
道路側前面より敷地の奥の方が低くなっています



敷地の奥が高くなっているパターンはよくありますが、今回はその逆パターン。
ちょっと珍しい立地条件です。

さて、どんな間取りが考えられるでしょう・・・
この個性を活かさない手はありませんね。

当然、すでに設計が終わってます。

詳細は、またの機会にご紹介させて頂きますが
高さを抑えた大屋根の家になりました。



2階建てには見えない低さ
実際に、道路地盤面からの高さは1.5階建て位しかありません。

軒を低く抑えて、安定感のあるプロポーション。
さりげなく、自然に、やさしく、ひっそり佇んでいる感じがイイ。

間取りは、構造計算が難しいスキップフロア(風)+大屋根構造ですが
今回も耐震等級MAXの3をクリア 

ちょっと難しい話ですが・・・
グレー本でいういわゆる「大屋根を有する建築物」として構造計算してあります。

1、2階の屋根をつなげる大屋根構造は、モデル化さえ適正であれば、
力学モデルで一体の建築として考え、許容応力度計算すればOK。
普通に下屋のある2階建てと、ほぼ同様の計算ですね。
(いや、やっぱり・・・ 厳密に言うと力の流れ方は違います。)


また、この付近はとても自然豊かな地域で
造園屋さんも多数ある山手通りの好立地。



道路反対側の南面には、こんな森が・・・
トトロが住んでそうです。



毎日こんな景色が見られれば、もうそれで十分 
この土地に決めた時点で、住まいづくりの半分以上が成功したも同然ですね。



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