一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

ディティールにこだわる(外観偏)

2010年02月23日 | 月岡の住宅

先日行われた月岡の長期優良住宅の

オープンハウスにお越し頂いたお客様に

「理由は良くわからなけど、スッキリしてカッコイイですね。」

と、お褒めを頂きました。

「理由は良くわからないけど・・・」 それはおそらく・・・

細かいディティール(詳細)へのこだわりが効いているのだと思います。





もちろん長期優良住宅ですので、

耐震性能、断熱性能などが、高いレベルなのは当然ですが

お客様には、あまりわからない、気づかない 細かい納まりなども

プロとしては、シッカリこだわって作っています。





たとえば、外観では・・・





まず、外壁の使い方にこだわっています。

Img_6614

黒いガルバリュウム鋼板は、下から上まで

一枚の板で作っています。

通常は、真ん中あたりで継ぎ足す事が多いはず。

たったそれだけで、印象が大きく違うものです。

また、白と黒を何処で切替えるか?

それによっても、まとまりがずいぶん違います。

これも、とても重要です。





換気扇のフードも違います。

Img_6666

せっかくの外観を崩さない様に

小さな部分にもこだわります。





また、電気の引下げ線が見えません。

Img_6668

通常は、上部の電線取付け部分から

メーターまで、パイプに入った線が下がってきます。

特に目立つ位置に引き込み線がある場合は

このように隠す事も検討する必要があります。





さらに、本物の素材にこだわります。

Img_6615

ベランダは、アルミの既製品ではなく

細かい細工をした木製のベランダです。

白い部分は、〇〇サイディングではなく 塗り壁です。

左官屋さんがコテで塗ったジョリパットです。





外の流しなんかもオリジナルで作っちゃいます。

Img_6617

こだわりのすっきりしたエントランスが出来上がります。




住宅だけではなく、あらゆる物に共通すると思いますが、

凝ったデザインは、しなくても

基本コンセプトがしっかりまとまっていて、

その形状を活かす色や素材を使い

細かいディティールには手を抜かずに

しっかり作ってあれば

素敵なものが出来上がるのではないでしょうか。





逆に、形や装飾にだけ凝って、

ディティールにこだわらない物は、

とても陳腐なものに見えてしまいます。





住宅の外観は街並みをつくり、将来も残っていきます。

その時だけの流行や、既製品の装飾などで

飾られた住宅では、少し恥ずかしくはないでしょうか・・・




次回は、内装のディティールを紹介します。




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