黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

この花、「飲兵衛」と言います

2013-09-27 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっと面白い現象をブログで経験しました。

毎年、この時期に咲く花「酔芙蓉」

私も、繰り返しこの時期に掲載しているのですが

この花についてのブロガーの皆さん、揃って出だしが同じなんですよ。

理由は? 「酔芙蓉の花」を検索して、解説の大体そのままを載せる。

花の写真は違っているのですが・・・

我が家の庭の「酔芙蓉」の全体の姿

大きく枝を伸ばし毎年、勢力範囲を拡大しています。

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昨日の朝、太陽に輝いて、蕾が膨らみ始めました。

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近づいてみましょう。

「純白」のいい顔してます。

これ、スッピン状態です。 これから飲み始めるんですよ。 終日ね。

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「酔芙蓉」という名前の由来「酒を飲むと顔色がだんだん

赤みを帯びていく」から。 私としては、「飲兵衛」と命名?

親しき仲間のような花なんですよ。

但し、違うところは、私は、朝から、昼、夜まで飲み通し・・なんてことはしない。

ごく、普通の静かでおしとやかな? 飲兵衛でございます。

この花は、ずっと飲んでいるのです。

だから、顔色が時間の経過とともに変わっていく。

もう、お昼を過ぎました。 ちょっと覗くと・・・・。

ほら、もうこんないい色になっています。

薄ピンク色・・・・ほろ酔い? こんな時間の顔が一番艶っぽいね。

そう、御年、30代後半から40代に入った頃の「熟れ頃の女性」のような。

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これで止めときゃいいのにね。

夕闇迫ってくると、さらに話も弾むのか・・・グラスを傾け続けているのですよ。

私もお付き合いするには遅いので、この夜は失礼することに。

そして、今朝。

様子を伺いに・・・案の定でした。

この有様です。 相方と連れ合って・・・。

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もう一人は・・・顔を見られるのも・・・白筋立てて・・・まだ酩酊状態?

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首をうなだれ・・・「もう、入らないよ・・・酒は」だって。

全身、真っ赤に、筋まで出して、疲れ果てています。

どうぞ、お酒は ほどほどに。

・・・・と、まぁ、これがこの花の1日なんです。

ここからも、「一日花」とも言われていますがね。

結構、私たちの身近にも、「一日花」は多いのですよ。

ちょうど時期で「朝顔」も。 芙蓉に似た「槿(むくげ)」、道端に可愛い咲いている

「露草」 そうそう、一番艶やかで、幻想的な例の「月下美人」もそうです。

以前に、月下美人の一日を追いかけましたが・・これは凄いですね。

感動ものでした。 

こんな瞬間を・・・

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これが真夜中

 ・・・部屋中に匂いを発散! 花びらが広がるとき、音が聞こえてくるような

そんな神秘的なショーをずっと眺めていました。

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そして、朝。

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全身全霊のショーの」後です。 ぐったりと首うなだれて・・・終わりました。

与謝蕪村の一句に こんなを見つけました。

一日花の あさがお むくげ を句に。 槿も、芙蓉によく似た花ですね。

「朝顔に うすきゆかりの 木槿哉」がありますが・・・よく自然を観察しています。

花は短命なのが「美しい」

こうしてみると、短命の方が・・・「美しい」のかも。

もしかして? 「人間」だって、華やかに短く、力いっぱい咲かせた後は

ながなが、だらだら は、考えたくはないが。

花のように、自分で生涯を決めるほどの力もなし。

ああ、無情・・・ですね。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。