黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

よき先輩の想い出が

2013-09-26 | 日記・エッセイ・コラム

昨日午後から「捨」の作業を。

古い書類や、現役時代の講演の資料、「これはと思う年賀状」や

数々の古手紙などなどの整理をした。

その中の1枚に目が止まった。

札幌時代(弱冠28歳)に同じマンションで生涯の友(大先輩)と出会った。

それから幾星霜・・・彼が亡くなって、もうすぐ17回忌だ。

札幌から、広島、東京、また広島、松江、博多、最後の地が東京と。

転勤生活は全国展開の浮き草稼業?

「出会い」の数々・・・一言で「喜怒哀楽」って表現ですか。

その中にあって、忘れ得ぬ「人」がN氏である。

話、始めれば、話は尽きません。

それほど「想い」は「重い」のです。 私にとって。

彼は、書道をやっていて、北海道展には何回も入選する腕前。

記念に頂いた小品は我が家の和室を引き締めてくれています。

Photo

もう一つは、作品を記念のテレホンカードにしたもの。

Syo_004

その他、多くの手紙が残っていました。

先輩との手紙は、生涯続き、かなりの量になっています。

そして、私の転勤先に必ず夫婦で顔を出し数日歓談し、友好を温めてきた。

後にも先にも、誰も真似ができない貴重なお付き合いでした。

人生で一番色濃いい勉強をさせて頂いた彼でした。

そんな思い出を・・・・いつまでも。

いや、残すのは、「記憶」にしよう。 物で残すのは止めようと・・・・。

思い切って、み~んな処分することを。 「バッサリ」は勇気がいるね。

そうです、「終括」です。

永い彼との心の思いを・・・

今朝、筆に思いこめて久しぶりに墨を摺り、挑戦しました。

ぶっつけ本番です。

こみあげる、篤い 高鳴るような・・・気分だけで、筆を執りました。

「話尽山雲海月情」

003

出来はともかく・・・・すっきりした気分で最高ですね。 

爽快感かな。

何か、こう、身体の中が熱くもなるし、時々、筆を握って墨の匂いを嗅ぐのも

「気分転換」や「ストレス解消」にいいかも。

私たちの心情でもありました。

これは、禅の言葉です。

山の心情、雲の心情、海の心情、月の心情 即ち一切の心と言うのが

山雲海月の情で、この場合、親しきもの同士が胸中の心情、境地、心境の

ありったけを語りつくすさまを表す言葉である。

お互いの腹の底まで包み隠すことなく、あらいざらいに打ち解けあい語り合う

意味がある。

・・・・・そんな彼との関係でした。

今朝は、秋の気配を運んでくれたのか、ヒヤッとする空気もその気にさせてくれました。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。