黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

誕生日のお祝いをランチで楽しむ

2013-09-14 | 日記・エッセイ・コラム

私たち夫婦から友の71歳の誕生日祝いにランチを一緒に。

行橋のこの店

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そうです。「わたなべ」

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入口の蔦が垂れ風に揺れている様は、秋を感じさせます。

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「食」には、雰囲気も1品ですから。

上品な味は、いつ来ても満足しています。

 さぁ、今日も楽しみに。

歳を取ると、量も、少な目になってきますね。

昨年のお祝いもここで食事をしたのですが、その時はちょっと多すぎて・・・

と、言う彼女の申し出もあって、メーンを「魚」にしました。

奥のテーブルに案内され座る。

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食事をするときは、お歳を召していても・・・気分がいいもの。

相手をする私も、心晴れやかになります。

とっても魅力のある彼女なら、なおさら、浮き浮きでね。

そうなんですよ、これが必要なんです。

ただ、食べるだけじゃ、つまらない。

「うきうきする気分」が条件なんですよ。

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磨かれた銀食器のセット、お水、お手拭。 

気持ちのいいテーブルです。

窓際には、洒落たガラスのスタンドが。

季節に合わせてか? 葡萄のつくりです。 

さりげないところがいいね。

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係りの方にお願いして、本日のメニューをお願いしたら・・・

わざわざ手書きのもので頂きました。

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北海道産 銀鮭のマリネ

長崎の鯖のマリネ、国東の天然ヒラスと

しらさ海老のサラダ

数種の茸のスープ

メーンに にべのポワレ パセリソース

デザート

(ちょっと独特な書体・・・)

先ずは、前菜から

これが最初から凄い、盛り沢山なこと。

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銀鮭、鯖、ヒラス、海老、イカの新鮮な魚類、野菜は、トマト、水菜、梨、オクラ

人参、茗荷・・赤玉ねぎ、ロケット(ゴマの香りのする)

丁寧にスライスした、芸術的な人参・・・薄衣のような。

茗荷を噛むと引き立つ香り・・・唸りますね。

野菜の切り方にも、それぞれ工夫が、美しく、形を崩さず、面取りもきちんと。

素敵なカルパッチョ&サラダ。 塩、オリーブの絶妙な味加減

メロンの風味と舌触りが、一際、味を・・・・ちょっとした感激です。

えっ、こんな量・・・・と、思っていましたが、スイスイ入っていきます。

いいですね~、最初の1皿で今日の味が決まりますね。

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添えられたパンも暖かくいい香りです。

バターナイフも 小皿も素敵ですね。

また、ここのバターが美味しい。

この店の手作りですか? と、聞いたら

いえ、違いますが・・・業務用の無塩バターで・・・。 

滑らかで、これならパンも何個でもいけそうです。

ちょっと失礼して、皿を・・・裏を見ると

「ノリタケ」でした。

今日のテーブルの皿、いいものを揃えて・・・・皿、食器も「満足感」の大事な

役目を果たし、店の姿勢でもあるんですよ。

次はスープです。

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運ばれて、テーブルに置かれた瞬間、「茸の、いい香り」

舞茸、椎茸、エリンギ、シメジかな?  暖かくて、上品な味です。

玉ねぎを良く炒め、奥深い甘さも格をあげています。

キノコ類のそれぞれの持つ味が、絶妙に引き立てていました。

生クリームの使い方、塩加減、勉強になります。

ちょっと、箸休めして、雑談をしばらく・・・・・・・。

「美味しいね、いつきても、納得、この時間を持てること・・・・

お互いの老後・・いや、もう十分、「老中」ですが、老後って・・

たわいない話・・・・いろいろ 云々」

さぁ、メーン登場です。

「にべ」(豊前海の獲れたて)のポワレ、パセリソース。

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 この皿の盛り付け・・・絵を描いているようです。

やはりプロの仕業ですね。 これは、私も是非見習って・・・。

「にべ」の美味しいこと。 皮はパリパリ、中はジューシー・・・ほんと、これ美味い。

添えられているのが、エリンギ、アスパラ、舞茸、オクラ・・・焼き加減の見事です。

アスパラが少々小粒なので・・・筋が。 まぁ、愛嬌です。

ソースのパセリが抜群にいいです。

魚の出汁と、バターの使い方 こっそり習いたいもの。

魚、野菜の香り、味が邪魔をしないで表現しています。

しつこくない味に仕上がって・・・とにかく、後口の良さ。 

料理はこれですよ。

いやぁ~、もう、満足、満足です。 

腹? う~ん、十分、8分目超えてます。

しばらく、歓談。

デザートは、コーヒーを。

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そして、こんな可愛らしい 甘味が登場です。

今が旬の「無花果」の生をカット

アイスクリームも「無花果」で。

真ん中に、とろけるような・・・・プリンです。

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ぐ~んと甘みを増して食べごろの無花果、その無花果で作ったアイスクリーム

口に入れると・・・冷や! あっという間に溶けていく、キャラメルが絶妙です。

ここにも、上品なメロンが一層味を引き締めてくれます。 

もう、美味しい! しかありませんね。

ぜ~んぶ、合格!  

ちょっと残念だったのは、彼女、アルコールが駄目だったので・・・

私も付き合って、ワインも今回は遠慮で。

まぁ、いいか。

でも、料理、美味しいと喜んでいただいたので、嬉しかったよ。

ご馳走様でした。

「美味しい」と感じられる。 

それが訛らない前に「美味しいもの」を食べる。

これが、私の最後?の楽しみ。

毎日の「食」も大事にし、これはという時に素敵な店の美味しい味を。

生活にも、リズムが欲しい!変化も大事。

無理せず、楽しめることのひとつが「食」ですから。

これからも、お手頃なメニューで楽しみたいものです。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。