郷里に帰って一番心安らぐのは「友」である。
おかげさまで、身近に古き友が健在であった。
一人はこの町にずっと居る彼女
この町の顔役?でもある。
一番の姉御肌で頼りになるボスだ。
2人目の彼女は、亭主も同級生、同じ会社だった。
亭主は、東京、長崎、博多と歩き、現在は博多で事業を。
住まいは博多に近い町に居る。
会社社長婦人で、何不自由のないいいご身分
もう一人の彼女は、私に続いてこの町に帰ってきた。
東京、神戸に暮らし、「書道」の師範で、俳句も本格派。
私は、全国区で渡り鳥の40余年間であったが
私たちはずっと「付かず離れず」の仲。
縁あって奇しくも、みな「女性」で嬉しい限りです。
もちろん、亭主とも同じように長い、長いお付き合い。
一人は、早くにご主人に先立たれて・・・ずっと独身。
たから、みんなが心配し、応援し、支えあっております。
この町へ帰って来てからは、機会ある毎、我が家で食事会を。
もちろん我輩がシェフを。
先週も久しぶりの「例会?」
春、旬の食事会を。
一人が持ってきた「馬刀貝」を、さっと、酒蒸しに。
また一人が、南米チリへ行ったお土産のワインも提げて来た。
ちらし寿司、椀物、アマダイ、野菜の天麩羅、葱、烏賊のヌタ
煮物、春野菜のサラダ・・・
テーブルを囲み、部屋からは、「ミモザ」の花が満開を
眺めながら・・・
毎度、学生時代の想い出話に花が咲く。
さらには、70代突入で、人生の終末?を如何に過ごすか?
話題はつきない・・・
今日、一人からハガキが届いた。
そこに 洒脱な 俳句2句・・・
「旧交を温めし宴 花ミモザ」
「古里の磯の香りや 馬刀を食む」
毎日は平々凡々・・・
しかし、「良き友」が居る幸せは、心にゆとり・・・だね。