オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

パイプの煙・・・

2021-06-13 | 弁当

6/13(土)日曜日の午後になり部屋のカーテンを開けて小さな空を眺める。いつの間にや雲が広がって天気予報どおりになっている。

愈々梅雨入りか?それにしても遅い梅雨入りであるが・・・。

今日のタイト「パイプの煙」としたのは、さっきまでパイプを煙らしていたからだが、作曲家の團伊玖磨さんのエッセーに同じタイトルがあるのを思い出した。八丈島にアトリエを構えていたと記憶するが・・・?。

私がかつてパイプを始めたのはこの随筆からか、開高健さんに影響を受けたのか、今となっては定かでない。職場以外では数年パイプをくわえていたが、今の家に転居してからパイプのセットは屋根裏部屋の段ボール箱の中であった。

金曜の午後、人形町の喫茶店「グッチ」で保谷兄いとコーヒー、その後「うまし」に寄った帰路、銀座のタバコ専門店「菊水」でパイプ用のタバコ葉を漸く買うことができた。その新しい葉をパイプに詰めてくゆらしていた。

くゆらしていた、などと云うと優雅そうだが、さにあらず。パイプを上手く吸うには年季がいるのだ。上手に葉を詰め、まんべんなく火を点け、吸ったり吐いたりがこれまた微妙なのだ。火を点けるにはマッチが一番いいが、最近はマッチをくれる店もない。

そんな次第で、優雅とはいかんが優雅そうに気分だけでも・・・。

              

 

昨日の午後、暑い最中であったが田園都市線の青葉台、藤が丘駅に降り立った。老人ホームの下見である。

私の入居に備えて?そんなことはないさ。入院中の義母の退院が近いのでそれに備えてである。家人は仕事を持っていることもあり、家で世話をしきれそうにないとの判断である。

病院からの紹介で二つの施設を見に行くことにしたのだ。一つ目の青葉台のホームはバス利用で、東名高速に近かった。それに施設は坂下に建っていた。

隣駅の藤が丘は急行が停車しない駅の所為か、駅前も落ち着いて静かであった。徒歩15分というホームは、駅から緩やかな坂道が続いた。汗をふきふき歩いた。池のある公園が途中にあった。

訪れたホームは三階建で周りも開けていて明るかった。話を聞くのは専ら家人である。私は只々、聞いているだけである。

訪れた両ホームとも室内の見学はせてくれない。コロナ対策とのことで、入所者の面会も玄関先のガラス越であった。既に全員のワクチン接種は済んでいるとのことながら。変な世の中になったものだ・・・。

帰りに、途中に在った公園に立ち寄った。葦が茂り、睡蓮の葉の上を小さな水鳥が駆けて少年が投げる餌を啄んでいた。水辺を一周して駅に向かった。

           

「陽当たりも環境も良さそうだし、いいんじゃないか」などと言いながら帰路についた。

我が家の近辺にも新旧の老人ホームは何軒かあるが、高級ホームか特養ホームである。ピンは入居は数千万~一億円で月々数十万円から百万円とか。安い方の特養には入れない。そんなことで、貧乏世帯でも入れそうなホームを探して見に行った次第である。我が乏しい小遣いも風前の灯であろう?。

 

義母にとって何が一番幸せか、それが気がかりながらも、我が一家と家人の妹たちにとってベストな選択をせざるを得ない。これが現実である。

私はホームにはいらないよ!その前に逝っちやうからね!。時期を見計らって。

 

 

 

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