足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

大変化の入り口が近づいた

2018-03-10 05:11:46 | 投資戦略
NY株は暴騰した。
米大統領と北朝の金正恩委員長の会談のニュースが世界の市場をかけめぐり、地合いは大きく転換した。世界の投資家にとっては待ちに待った最大の地政学リスクの解消の兆しが出てきた。米と北朝鮮のトップが、こんなに早く緊張緩和に向かって進むことは、だれも想定できなかった。
それだけに一時はこのニュースも疑心暗鬼のなかで世界を駆け巡った。詳細はまだ分からないが、メデァイの伝えるところを信じるなら、戦争は無条件降伏の形での終焉である。頭をよぎったのは第2次大戦の終焉である。日本が無条件降伏をし、誰もが予想できなかった日米の関係は開かれた。
今期の金正恩氏の歩み寄りは、相当な屈辱のうちに決まった。しかし国民が得るものは大きい。
歴代の米大統領との間で間では、とうてい不可能な話し合いの門戸を北朝鮮が開いた。トランプ大統領という有言実行の指導者の前にはさすがの北朝鮮も内心で危機観を抱いた。

仮に和平が成立すればトランプ大統領が成し遂げた最大の仕事で永遠に金字塔に刻まれる。

相場は変わるだろう。
気になっていたNY株の9年間の上昇相場は、調整局面にはいる一歩手前に近づいていたが、相場の上昇サイクルは延びた。
米国が金曜日に発表した雇用統計も好調。相場は悪くても“適温相場”に逆戻りするとみる。

もともと本欄では、他のメディアとは異なりトランプ大統領に信を置く評価を続けてきたが、間違っていなかった。
さて投資には銘柄を選ぶのにPERの目標を引き揚げたい。買いたい銘柄がふえた。