足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ノーベル賞の山中信弥教授の研究も関連

2018-03-02 08:30:50 | 投資戦略
3月は新規公開(IPO)が急増する。
本年に入ってからは1~2月は6社であったが、今月は20社。IPOフアンにとっては活躍の場が開かれた。
2月28日に公開されたジェイテックコーポレーション(3446・マ)は2日目の3月1日(木)に初値9700円で寄り付いた。創薬・医療の企業である。公開値は2250円であった。公開株式数は115万株で公開値比では4.3倍と人気を集めた。
納入先は再生医療関連で目下は海外が中心。
先の「トリトンスクエア通信」では次のように紹介した。
「事業は「オプティカル事業」と「ライフサイエンス・機器開発事業」である。
平成30年6月期の第1四半期の実績では売上の50%が英FMBオックスフォード社向けの売上で50%超、世界の放射光施設やX線レーザー施設が主要顧客である。
いまひとつの柱はライフサイエンス・機器開発事業である。
物質科学のほか創薬・医療技術研究などで大型放射光施設、X線自由電子レーザー施設が使用されているが、それらの施設に機器の設計開発・製造・販売を行う。
会社が最近の製品の主要納入先として公開しているのは大半が海外の施設である。
話題のノーベル賞学者の山中信弥教授もこの分野に関係している。日本では産業技術総合研究所と共同開発している機器などが再生医療向け周辺企業に納入されている。」
ライフサイエンスという時流に乗る会社である。
注目したいビジネス・モデルであり502営業利益率が50%と高水準の魅力ある会社の公開である。