足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

サクソンホールでの世界中央銀行の会合

2016-08-13 06:57:00 | 投資戦略
NY市場ではナスダック指数が史上最高値更新、東京市場でも消費関連が気を吐いた。
売買代金のベスト10をみるとトヨタ自、そーせいG,ファーストリティリング、KDDIと消費者に近い業種が顔を出した。上位のソフトバンク、任天堂はマイナスであったが、株価の人気が先行したので当然の調整である。

NY株は高値圏でもみ合いが続き3指数とも史上最高値で頑として堅調な動きをしている。
株価の高値水準、夏場の習性から相場全体の調整を見込む向きも多く過熱感はみられない。
NY市場の焦点は9月の連銀FOMCで第2弾の利上げが行われるかどうかで意見が分かれる。8月26日の米カンサスシティで行われる恒例の世界中央銀行の会合で、冒頭、イエレン議長の講演が予定されているが、その内容で目先の金融政策の方向性が明らかになる。これまでから、この会合が相場を動かすケースが多い。

昨日の市場での売買代金ビッグ10にはトヨタ自、そーせいG,ファーストリティリング、KDDIが入り、市場人気を牽引した。消費、ヘルスケア、通信である。現在の景気を支える業種である。投資家はリスクをとるよりも、先行きの安定した業績に目を向ける。

第1四半期の決算でも消費関連の業績の好転に引き付けられた。
森永製菓(2201)、江崎グリコ(2206)、雪印メグミルク(2270)である。いずれも老舗銘柄だが、最近は新分野での製品開発に力点を置き成功事例が目立つ。これまで亀田製菓(2220)、寿スピリッツ(2222)、カルビー(2229)の成功事例がある。経営者の新分野への力点の置き方で業績が好転する方向にある。株価の水準も手ごろである。
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