ウォール街はクリスマス・イブで市場は半日取引。
大半の投資家はクリスマス休暇に入った。
オバマ大統領も休暇を過ごすためにワシントンを離れハワイに飛んだ。
前日までフィスカル・クラフ(財政の崖)問題で共和党との妥協案を模索してきたが、これまでの案は白紙に戻った。
このまま放置すれば減税が打ち切りになり6000億ドル(50兆円)の増税になり米国はリセッションになる。年末までわずかの時間しか残っていないが、オバマ大統領には何か解決策があるのか?
NY株は先週末の下落が尾を引き、この日も軟調であった。
一方、日本の景気に影響を与える円相場は84.86円と2011年4月11日以来、20ヵ月ぶりの円安になった。
安倍自民党総裁が口火を切った日銀攻略が効果を現し、ウォール街では94円説が出ている。フィナボッチの法則を利用したテクニカル分析だが、円相場の次のフシ目である。このような見方が出てくるのは久しぶりで日本の政治のプレゼンスが注目され始めた。実現すれば円相場は22%の下落で、輸出企業には大きな武器になる。今度は日本企業の本来の実力を発揮できる。
ユーロも堅調で111円になった。10月末の第2四半期の決算発表では100円の予算を立てるところが多かった。
引き続き証券、不動産、自動車の押し目狙いの戦略で行こう。