自民党の勝利に海外でも大きな関心が出ている。
多くのメディアが新しい安倍首相の誕生を大きく報道した。2回目の登場だが、戦後ではいちばん若い首相の誕生と報じた。
失われた20年間からの日本の脱出が、新政権の最大の課題であることに注目し、
景気の回復、金融緩和、世界第3位の経済大国としてのプレゼンスの回復、強い外交の推進などに注目している。
もっとも速効性のある政策は円安への誘導で、目先は84円台を突破して90円に向かうかどうかが大きな課題である。今週は水・木曜日に日銀の政策会合が開かれるが、白川総裁が緩和に対してタカ派的な政策を変更するか注目点である。
米国では週末にかけてフィスカル・クラフ問題に底流では話合いが微妙な進展が出てきた。
オバマ大統領とベイナー下院議長との話合いでは民主党が一部の増税を決め、共和党は医療改革問題で譲歩する方向性がでてきたようだ。
東京市場は日経平均の1万円台への回復が年内の大きな関心事で実現の可能性が高まってきた。
市場では先週末に売買代金が2兆円を超え、市場への新しい資金の流入が目立ち投資家の心理に変化が見られる。
証券株に注目したい。野村、大和を始め中堅株へも人気が続くだろう。
新興市場では先週公開されたコロプラ(3668)に注目。