足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

1982年の大底圏に似てきた・・・ウォール街

2009-07-22 08:18:21 | 株式

NYダウ平均は6日間の連騰で16日以来の高値、ナスダックは10日間の連騰でことしの新高値になった。

ナスダックの連騰記録は12年ぶりで1997年以来だ。ウォール街でITブーム相場の芽が出始めたときだ。日本ではヤフーがIPO(新規公開)した。

ウェルズ・キャピタルのジェイムスW・ポールソンは「投資家のセンチメントは27年前に似てきた個人、企業のセンチメントの好転、小売の好調、輸出やほかの景気指標の好調などを上げる。1982年といえばレーガノミックスが原動力になって、1980~2000年のスーパー・ブルサイクル相場が始まったときである。

3月にことしの大底いれになったきっかけは相場のテクニカル指標が売られ過ぎになったことであるが、今回は企業業績の好転という材料が加わる。

それに世界的な株高が続き投資家のセンチメントも自信を回復してきた。

例えばセンチメント指数の代表的なVIX(恐怖)指数であるが、39日は49であった。それが昨日は23まで低下した。先行きに対しての不安感が薄れてきている。

長期の上昇トレンド入りの条件は20前後で安定することであるが、その可能性が強まってきている。

東京市場も相場は循環買いになってきた。

テクニカル面でみて、個々の人気株の25日移動平均に対しての乖離率は一桁台の下のほうである。この面での上昇相場の地盤は固まっている。