ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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育休中のフォロー

2013-02-28 12:27:06 | 日記
本日は、育児休暇(以下、育休)中のフォローについて、某新聞で興味深い記事を見つけたので、少し紹介させていただきます。

現在は、わが社でも子どもが出来た職員が産休とともに育休を取得するのが当たり前となっており、期間は3年までが上限ですが、1年以上取得する職員も多くなっています。

そのような中、長期間職場から離れる育休取得者の声として、「復帰してから職場でやっていけるか」という不安があります。わが社の仕事内容は細かな点も含めると常に変化している部署も多く、特に昨今は旅費事務や文書事務が複雑化しており、1年以上休むと「うらしま太郎」状態になってしまうこともしばしばです。また、復帰後に短時間勤務等の制度を取得する職員もいるでしょうから、本当にやっていけるのか不安に思うのは当然でしょう。

そのような中、某新聞記事で紹介されていた民間企業の取り組みとして、育児休業中の社員と過去に育児休業を取得して現在復帰している社員が交流する「パパママランチ」を開催し、お昼に職場の現状や復帰後の働き方等を情報交換する場を設けていることが紹介されていました。参加した社員も「復帰した人の話を聞けて、自分が思っている以上に頑張れそう」と、好評を得ているとのこと。私の妻も育休を取得しましたが、育休中は会社との距離が遠くなり、復帰後の不安や疎外感を嘆いていましたので、こういう場があれば大分精神的な不安も解消されるのではないでしょうか。

また、その他の事例では、オンライン講座を開設し、育休中の空き時間にワードエクセルやビジネスマナー等スキルアップのための講座を受講できるようにしている事例があり、これについては、育休中の職員がスキルアップして復帰してくれれば組織的にも大きな戦力となりますし、非常に参考になる事例だと思います。

今回の事例のようなフォローについては、官側でやれればそれが一番ですし、「パパママランチ」のような場は、組合が主催して開催することも出来ます。
今後は共働きが多くなる中で、今回紹介したような良い事例は是非とも参考にしていくべきであり、組合としても、子育て世代を応援する取り組みを当局に対して求めていきたいと思います。以上(スガシン)