行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ウコギ科の花と果実

2018-10-28 20:00:05 | 花,植物
10月も中旬を過ぎ、
キヅタ、ヤツデに花がつき始めていました。
いずれもウコギ科の初冬に咲く花です。
そして、同じウコギ科のウド、カクレミノは果実が熟し、
黒い実となっていました。


キヅタ。
ウコギ科キヅタ属のつる性木本、
落葉性のツタに対し、
常緑性で冬でも葉が見られるのでフユヅタとも呼ばれます。
花期は10~12月、茎の先に散状花序をつけ、
黄緑色の5弁花を咲かせます。雄蕊は5本。
春に黒く熟した果実をつけます。


ヤツデ、
ウコギ科ヤツデ属の常緑低木、
10月中旬、咲き始めの花を写して見ました。
晩秋から初冬の花、
球状の散形花序がさらに集まって大きな円錐花序になります。


葉が掌状で八手(ヤツデ)の名ですが、
7つまたは9つ(奇数)に切れ込みます。
別名はテングノウチワ。
果実は翌年の春、やはり黒く熟します。


ウド(独活)。
ウコギ科タラノキ属の多年草、
8月~9月にかけて散形花序に咲いた花が
10月中旬、黒い果実となっていました。


カクレミノ。
ウコギ科カクレミノ属の常緑の小高木です。


カクレミノ、
7月~8月、散形花序に淡黄緑色の小さな花をつけ、
10月、果実が黒く熟し始めます。


シャリンバイ。
こちらは春に梅に似た白い花をつけるバラ科の常緑の低木ですが、
10月、カクレミノとよく似た黒い果実がついていました。
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