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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

山地の草原で蝶

2025-08-12 20:00:18 | 花,植物
5月26日、
公園の山地草原に、
ミズイロオナガ、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲなどを撮りました。
いずれも発生して間もないようで、翅に傷みのない新鮮な個体です。


5月も下旬、そろそろゼフィルスがと思いながら、
山の草地を歩いて見ると、
草の葉上に新鮮なミズイロオナガを見つけました。
翅裏が灰白色でV字形の黒帯が見られる、
ゼフィルスと呼ばれる一群のシジミチョウの一つです。


ヤブミヨウガの葉の上に2頭目のミズイロオナガを発見、
翅を上下に擦り動かしていました。
数年前まではアカシジミやウラナミアカシジミもいたのですが、
去年あたりから、暑すぎることもあるのか、見つかりません。


草の中にクロヒカゲ、
黒褐色の体色、まさに黒ヒカゲ、雄の個体と思われます。


こちらはクロヒカゲのメスのようです。
体色がオスより淡く茶褐色、
雄に比べると翅に丸味があるのがわかります。


コジャノメが草の中を飛んでいました。
ヒメジャノメによく似ますが、コジャノメの方が暗色で
山間部の木陰など薄暗いところを好みます。


サトキマダラヒカゲが地上付近をふわふわと飛んでとまりました。
サトキマダラヒカゲにきわめてよく似た種にヤマキマダラヒカゲがあります。
後翅裏面の基部の3紋が離れないのがサトキマダラヒカゲと図鑑に記されています。


この個体、後翅裏面の基部の3紋が離れているように見えます。
判別法から見ると、ヤマキマダラヒカゲに思えます。
しかし、ヤマキマダラヒカゲは標高500m以上に棲息するそうです。
ここ多摩丘陵は山地でも標高200m程度なので
このことから判断するとサトキマダラヒカゲです。
この両者、判別が難しいようです。
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サラサウツギの花に

2025-08-11 20:00:05 | 花と虫
サラサウツギの花が咲き、
その花に蝶や蜂が吸蜜に来ていました(5/26)。


5月26日、
そろそろサラサウツギ(更紗空木)が咲いているころと、
車で長池公園まで行ってみました。


サラサウツギは八重咲きで、
花の外側が紅紫色となるウツギの変異種、
ここ長池公園の駐車場の周囲にたくさん植えられており、
一斉に咲くと、豪華で鮮やかです。


また、5月下旬を思わされる昆虫たちが
吸蜜に来ているのを撮影するのも毎年の楽しみです。
数年前はアカシジミ、ウラナミアカシジミ、
ヒメキマダラセセリなどもいたことがあります。


今年は蝶たちが少なく、がっかりしていると、
帰り際にイチモンジチョウ(一文字蝶)が来てくれました。
前翅から後翅を通り、反対側の前翅へと、
名の通り一条の白斑列が並ぶタテハチョウ科の蝶です。
翅裏面が青灰色など色が入り、けっこうきれいです。


イチモンジセセリが吸蜜していました。
8月中旬過ぎるとたくさん現れますが、
この時期にイチモンジセセリは珍しい。


シロバナヤエウツギはウツギの八重花種。
あるいはサラサウツギの紅色がなく全部が白色の白い種とも表現できます。
そのシロバナヤエウツギにダイミョウセセリがいました。


やはりシロバナヤエウツギに、
コマルハナバチ♂を写しました。
もこもこの黄色の毛で覆われた梅雨の時期だけに見られる蜂です。
コマルハナバチはミツバチ科、
一年生の社会生活をする蜂であり、巣はが梅雨前に解散します。


コマルハナバチ♀。
腹端に橙色毛がありますが、それ以外は黒色毛で覆われています。
こちら(雌)は春から活動していまるのが見られます。
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ムラサキツユクサ、トキワツユクサそしてヤセウツボ゛

2025-08-10 20:00:38 | 花,植物
道端にムラサキツユクサとトキワツユクサ、
そして草原にヤセウツボの花を写しました(5/23)。


散歩道に水色のムラサキツユクサがきれいに咲いていました。
北アメリカ原産のツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草、
鑑賞用に栽培もされていますが、
道端や空き地に野生化しているのがよく見られます。


花期は6月から9月頃と記されていますので、
温暖化によるものか、少し早めの開花です。
茎丈は30〜60cmに立ち上がります。
花弁は3枚、雄しべは6本、雄しべの花糸には細かい毛が見られます。
花色は白やピンクもあるようですが、多くか青系です。


ヒラタアブが青色の雄しべにやってきて、
ホバリングをしながら吸蜜をしていました。


崖の陰地にトキワツユクサ(常磐露草)の白い花が咲いていました。
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草です。


南アメリカ原産、
昭和初期に観賞用として持ち込まれたものが帰化し、
いまは、外来生物法により要注意外来生物に指定されています。
やや湿っている日陰や水辺に群落を形成します。


花期は初夏、
花は白い卵形の花弁が3枚で三角形を形どります。
ノハカタカラクサ(野博多唐草)の別名があります。


明るい草原にヤセウツボ(痩靫)が褐色の茎を伸ばし、花をつけていました。
ハマウツボ科ハマウツボ属、葉緑素を持たない寄生植物です。
地中海沿岸原産の外来種で日本では関東地方南部に多く見られるようです。
寄主はマメ科やキク科など、
とくにシロツメクサやムラサキツメクサがあるところによく見ます。


ヤセウツボの花期は4~6月、
苞葉の腋に12~15mm 程度の横向きの唇形花をつけます。
花色は黄色や紫色。
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ユキノシタとアカショウマ

2025-08-09 20:00:30 | 花,植物
5月23日の山地の草の中、
ユキノシタとアカショウマが花をつけていました。
花は似ていませんが、両者ともユキノシタ科の草本です。


散歩道の山の草原にユキノシタが咲き始めていました(5/23)。


ユキノシタは
ユキノシタ科ユキノシタ属の常緑の多年草、
別名としてイドクサ、コジソウなどがあります。
花期は5 ~7月、高さ20~50 cmの花茎を出し、
茎先に円錐花序を形成して多数の白い花をつけます。


雄しべにハムシでしょうか小さな甲虫がとまっていたので花をアップに写していました。
ユキノシタの花弁は長短がある5枚、
上の3枚は3 ~4 mm と小さく濃紅色の斑点と基部に濃黄色の斑点があります。
下の2枚は15~20 mmと大きくて白色で細長く、垂れ下がります。


花弁に濃紅色の斑点がないものがありました。
ハルユキノシタかと思いましたが、
ハルユキノシタは5月には枯れはじめていて、
山地の渓谷に生える関東では珍しい植物であり、
またユキノシタにも花に赤い斑点がほとんど見られない個体もあるとのこと。
これもユキノシタと思われます。


ユキノシタは日本と中国の原産、平地から山地まで分布し、
谷川べりなど低地の湿った場所や雑木林や山地の半日陰地などに群落をつくって自生します。


5月23日、
山地の草原にアカショウマも花を咲かせはじめていました。
ユキノシタ科チダケサシ属の多年草です。


落葉広葉樹林の林縁などに、株を形成して生育します。
葉は根茎から根生し、3回3出複葉、小葉の縁は重鋸歯で、基部は楔形をしています。
6月に高さ50~80cmの花茎を出し、花序に白い花をつけます。


アカショウマの花期は6月、
50~80cmに花茎を伸ばし、花序に白い花をたくさんつけます。
その花をアップに写してみました。

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ニワゼキショウ3種

2025-08-08 20:00:20 | 花,植物
5月21日、
庭と散歩道でニワゼキショウの花、
ニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、セッカニワゼキショウの3種を写しました。


家の庭の芝生の端にニワゼキショウ(庭石菖)が咲いていました。
花の大きさは直径15mm足らずの小さな花、
望遠マクロをで持ち出して写して見ました。
アヤメ科ニワゼキショウ属、北アメリカ原産の一年生草本です、


そこで、散歩道に赤紫色のニワゼキショウを探して見ました。
ニワゼキショウの花色は白と赤紫の2色がありますが、
中央部はどちらも黄色と濃紫と同じ色をしています。


公園の草地にニワゼキショウ白花とオオニワゼキショウが近くに咲いていたので、
花を比較してみようと並べて写してみました。
この両者よく似ていて間違いやすいのです。
こうして並べてみると、花の大きさ、中央部の濃紫色の程度などが異なることがわかります。


オオニワゼキショウをマクロレンズで大写し。
ニワゼキショウより草丈が大きいためオオニワゼキショウの名ですが、
花自体はニワゼキショウより小型なのです。
なにかまぎらしい命名です。


オオニワゼキショウの大株を見つけたので全体を写してみました(5/26)。
株が横に広がり、花茎もニワゼキショウより長いようです。
これがオオニワゼキショウの名の由来です。


ニワゼキショウやオオニワゼキショウが咲いていた近くに
紫色がなく全体が白色のニワゼキショウを見つけました。
セッカニワゼキショウ(雪花庭石菖)です。


セッカニワゼキショウも北アメリカ原産、
最近になって帰化化しているニワゼキショウの仲間です。
ニワゼキショウと同じく花期は5~6月、
日照の良い道端、芝生の中などに見られる多年草です。
花は直径1cmほどとニワゼキショウより少し小さく、花弁は細くなります。
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ダイミョウセセリとモミジ翼果

2025-08-07 20:00:17 | 花と虫
5月13日、
早くも暑さを覚える晴日でした。
近くの公園を歩いて見ると。


モミジに紅い翼果がたくさんできていました。
1月ほど前に花を写したように記憶しています。
その時はまだ寒さを感じましたが、
この日は夏のような日が差して暑いくらい、
季節の移り変わりがとても早く感じます。


プロペラ状の翼果が風に飛ばされ、種を運びます。
プロペラの羽根の茎元にふくらみが2つ、
このふくらみの中にが種があります。


その紅葉下の草原にダイミョウセセリがいました。
多分、羽化したばかり、翅が新鮮です。


しかも翅を閉じて立てています。
ふつうは翅を開いてとまり、翅を閉じることのあまりないダイミョウセセリです。


このダイミョウセセリ、
草から草へ少し移動しながら、
タテハチョウのように翅を開いたり閉じたりしています。


ダイミョウセセリの翅色は黒褐色と記されますが、
日当たりだと茶色、茶褐色に見えます。


後日(5/15)、
草原のハルジオンの花に吸蜜にきたダイミョウセセリ。
翅は開いたまま、翅色は黒色、黒褐色に映っています。
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エゴノキとマルバウツギの花

2025-08-06 20:00:45 | 花,植物
5月12日の散歩道、
ところどころで、エゴノキが枝いっぱいに白い花をぶら下げていました。
そして、藪の中にはマルバウツギの白い花も咲いています。


公園の山道にエゴノキが2本並んで花をつけていました。
エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木です。、
丘陵地や山地の雑木林などに自生していますが、
公園木などとしてよく植栽もされています。


この時期になると、
散歩道や公園などに木いっぱいについたエゴノキの白い花が目を引きます。
WBを白色蛍光灯にして、より白くその花を映して歩きました。


花は短枝もしくは枝先の葉腋から分枝して、
数個がぶら下がり下向きに付きます。


花柄および萼は緑色で花柄は長くよく目立ちます。
花の直径は2.5㎝ほどで花弁は白く深く5裂しています。
雄しべは黄色で数は10本、雌しべは1本、雄しべの中に雄しべより長くのびています。


里の細道を歩いていると、
エゴノキの白い花が細道を覆うようにトンネルをつくっていました。


山地の藪の中にマルバウツギ(丸葉空木)の白い花が咲いていました。
アジサイ科ウツギ属の落葉広葉樹の低木、
花期は4~5月ごろで、白い花を咲かせます。


葉は楕円形から卵形と丸みがあり、これがマルバウツギの名の由来です。
関東地方以西の本州、四国、九州の低地や山地に分布、
日当たりのよい山野に自生します。
庭木などとして、植栽されることはあまりないようです。
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コアジサイ、サイハイラン、オカタツナミソウ

2025-08-05 20:00:28 | 花,植物
5月15日の公園の山道散歩。
コアジサイ、サイハイラン、オカタツナミソウが花をつけていました。


公園の山地にコアジサイ(小紫陽花)が咲いていました。
淡青色の花をより印象的にとカメラのWBを白色蛍光灯にして撮影しています。
アジサイ科アジサイ属の落葉低木、
アジサイと違って、花序には装飾花がないのが特徴です。
アジサイよりも全体に小型であり、
花期はアジサイより少し早く、5月から咲いています。


葉は卵形から倒卵形、先が尖り、基部は円形または広いくさび形であり、
葉縁は規則的で大きな鋸歯が見られます。
日本の固有種で関東地方以西の本州、四国、九州に分布し、
低地や山地、丘陵など山野の明るい林内や林縁などに自生します。


トリミングして、花を拡大して見ました。
この花は花弁は白色で雄しべの花糸が青色に見えます。
花が淡青色に見えるのはこの花糸によるところが大きいようです。


丘陵の山道を歩くと、
道横の草原にオカタツナミソウがたくさん咲いていました。
これもWBは白色蛍光灯です。


シソ科タツナミソウ属、
丘陵地の木陰に生える多年草、
花色はタツナミソウよりやや淡い紫色です。、


花はタツナミソウに似ますが,
花序が上下に長くならず,ほぼ同じ高さに花が集まるのが特徴。
また葉は上部に集中し、中部と下部にかけては葉の節間が長くなります。


林間の木陰にサイハイランを見つけました。
ちょうど花が盛りでした。
山地の林床に自生する野生蘭、
草丈30~50cmほどになり、
5~6月、淡紫褐色の花を総状花序に10~20ほど下向きにつけます。
萼片と側花弁は線状披針形で長さ3~3.5cmほど、
唇弁は長さ3cmほどで紅紫色になり、目立ちます。

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ヤマボウシの白い花

2025-08-04 20:00:37 | 花,植物
5月12日の散歩道、
ヤマボウシ、テイカカズラ、ノイバラそしてシャリンバイの白い花を
ホワイトバランスを白色蛍光灯にして撮ってみました。


自転車で走る公園道、
ヤマボウシの白い花が咲いていました。
自転車を降りて、レンズを向けて見ましたが、
なにかインパクトに欠けます。


WB(ホワイトバランス)をオートから白色蛍光灯にして、
同じ場所にレンズを向けて見ました。
色温度が高く補正され、花の白と葉の緑が鮮やかになりました。


ヤマボウシ(山法師)はミズキ科ミズキ属の落葉小高木、
花期は5~7月、日本の初夏を代表する花木です。
ハナミズキと同じように、白い花びらのように見えるのは総苞片です。


谷戸道にテイカカズラ(定家葛)が花をたくさんつけていました。
キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木<
山野や林で岩や木に絡まり、這い上るように自生しています。
庭木や垣根としても使われています。


WB(ホワイトバランス)をオートから白色蛍光灯に変えて、
そのテイカカズラを同じ構図で撮って見ました。
テイカカズラの名は藤原定家に由来しているそうです。


テイカカズラの近くに咲いていたノイバラ(野茨)、
これもWBを白色蛍光灯にして見ました。
葉がきれいに映りました。


たくさんの花をつけていたバラ科シャリンバイ(車輪梅)を
これもWBを白色蛍光灯にして写して見ました。
花が見た目よりかなり白くなり、花が多いからでしょうか、
白が強すぎて不自然に感じます。
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谷戸の遊歩道にて

2025-08-03 20:00:12 | 花と虫
望遠マクロを持って、
上谷戸親水公園の水辺の遊歩道に花と小さな虫を写しながら歩きました(5/12)。


一週間前まではたくさんの鯉幟が泳いでいた上谷戸親水公園の広場、
水車小屋の池に黄菖蒲(キショウブ)がたくさんの花をつけていました。
ヨーロッパ原産、水辺や湿地などで野生化して、増え続けている帰化植物です。


池前の草原にユウゲショウが早くも咲いていました。
となりに咲いている黄色の小さな花はコメツブツメクサと思われます。
ユウゲショウは北アメリカでコメツブはヨーロッパ原産、
両者とも5月頃から咲き始める帰化植物です。


小川の水辺の遊歩道を歩くと、
イラクサ科カラムシの葉にラミーカミキリがいました。
若葉に包まれてじっと動かずにいます。
多分、誕生して間もない個体、今年初見です。


そのカラムシの葉に小さな蜂がいました。
調べてみると、キスジセアカカギハラバチ、
チョウやガの幼虫に寄生するハエやハチに二重寄生する蜂です。
5月頃から姿を現します。


ヤブキリの幼虫もカラムシの葉にいました。
4月~5月、イチリンソウやニリンソウなどの花粉を食べているのをよく見ました。


ナナホシテントウムシもいました。
5月になるといろいろな虫が姿を現します。


川辺近くに咲いたテイカカズラに
緑色のニホンカワトンボ♀がとまっていました。
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