行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

年末、草木の花と実

2016-12-31 20:00:37 | 花,植物
2016年も大晦日、
振り返って見ればあっという間の1年、
また一つ齢を重ねることになります。
今年の12月は暖かいのでしょうか、
年末の散歩道に写した草木の花、果実を集めて見ました。


木につく枯葉ではなく、枯果実です。
マメ科ネムノキ、豆鞘の中にまだ種が入っています。
この鞘、冬になっても開かず 、
果実全体が風に吹き飛ばされて、
種が現れる仕組みになっているようです。


モミジバフウの果実、
クリスマスツリーの飾にも使われます。
12月中旬、紅かったのが枯色になっていました。


ニシキギ科ツルウメモドキ。
まだ赤い種実がたくさんついています。
真ん中にカマキリの巣らしきものが見られます。


夏、7月ごろに咲くタカサゴユリが
年末に花をつけていました。
これは狂い咲きです。


早くもレンギョウの花、
サクラの時期の花、少し早すぎます。


日本水仙、房咲水仙とも呼ばれます。
今年は早いようで、12月に咲きだしました。
ハナ虻、ヒラタアブの一種でしょうか、
吸蜜に来ていました。
この時期にまだ活動しているのも驚きです。


道路脇のセイタカアワダチソウ、
綿毛の種実の中、まだ花をつけている株も見られます。


タンポポの綿毛、
いまは一年中見られるタンポポです。




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キセキレイ

2016-12-30 20:00:47 | 
冬になると近くの小河川にも現れるキセキレイ(黄鶺鴒)、
いつも逃げられるのですが
近くによれて、胸部の黄色がきれいに撮れました。


セキレイ科キセキレイ。
胸から腹にかけて黄色いところからキセキレイ。


日本全国の平地から高山までの水辺に見られ、
ハクセキレイなど他のセキレイ類と同じく、
いつも尾羽を上下に振っています。


この写真、よく見ると餌をくわえています。


食性は動物食、こんな水辺を歩きながら、
水中や岩陰などに棲む昆虫類やクモ類などを捕えて食べます。


多分、別の個体、
こちらも胸の黄色がきれいです。


やや細身で、体長が大きいように感じます。
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山繭とテイカカズラ種実

2016-12-29 20:00:43 | 昆虫
初冬(12/19)の多摩丘陵の山道散策、
何人かで歩くと、
一人では見つけられないものが見られます。


クヌギの枯葉に包まれるようにして、
きれいな薄緑色の繭がぶら下がっていました。
ヤママユガ(天蚕)の繭です。
夏に羽化しているはずですので、多分、空繭です。


同行者が枯葉を開いて見るとカメムシが。
多分ツヤアオカメムシ、
枯葉の中に冬眠していたものと思われます。


ヤママユガ(天蚕)は わが国在来の野蚕、
全国の山野に生息していますが、
一部地方では飼育もされ、
一つの繭から天蚕糸といわれる良質の絹糸が約600~700m採取されるそうです。
よく見ると、カメムシの周囲には繭からの糸がたくさん見られます。
カメムシの防寒着になっているのかもしれません。


枯落葉の上に美しい綿毛を発見。
キョウチクトウ科テイカカズラの種実と教えてもらいました。


周囲を探すとテイカカズラの葉の上にも綿毛が。


裂けた果実と種実、
果実は普通2本がセットになっており、
晩秋に2つに裂け、中から綿毛の種実が現れます。
種子は風に乗り散布されます。


切株に見つけた大きなキノコ、
多分、サルノコシカケの一つです。

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12月のゴンズイ、ガマズミそしてロウバイ

2016-12-28 20:00:25 | 花,植物
野草散策グループで
多摩丘陵の山道を歩きました(12/19)。


ミツバウツギ科ゴンズイ。
葉がきれいなチョコレート色に紅葉し、
種実もまだついていました。

12月12月初旬に写したゴンズイ、
こちらも種実がまだ残っていますが
葉は緑色から枯葉色になっています。


ゴンズイ幼木の冬芽1、
幼木の茎頂です。


ゴンズイ幼木の冬芽2、
左右対称でやじろべいのようにバランスをとっているように見えます。


レンプクソウ科ガマズミ、
まだたくさんの果実をつけていました。
口に含むと、甘酸っぱい味です。


ガマズミ、
冬芽は特徴的な形をしています。


これもガマズミ冬芽、
緑色の蜘蛛が色を添えていました。


ロウバイ、
ずいぶんと早い開花です。

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メジロ

2016-12-27 20:00:39 | 
メジロ、
多摩丘陵でも一年中見られる小鳥ですが
冬から早春、落葉樹の葉が落ちる12月から3月に
写真に撮る機会が増します。


メジロ、全長12cmほど、
チィチィと鳴きながら、群れでいることの多い、
スズメより小さな小鳥です。


緑かかった体色に白いアイリングが特徴です。


食性は雑食とのことですが、
花の蜜や果汁が大好物、
秋から初冬には柿の実を突きによく現れます。


残り柿も最後の一つとなりました。


白いナンキンハゼの種子にもメジロの姿、
「油が多いんだどうしようかな」


「食べてみようと」


もう花芽が膨らんだコブシにもメジロの姿、
花が咲く前に食べるわけには生きません。

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窓そして窓灯り

2016-12-26 20:00:59 | 風景
12月21日の夕刻から夜、
横浜での写真が続きます。


夜の赤レンガ倉庫、
窓が3つ、2つ、1つと
灯りのある窓、ない窓が並びます。


夕刻の倉庫裏側、
焼き栗、焼き芋でしょうか。
窓の下にこんな屋台が放置されていました。


鉄骨と煉瓦の横になぜかトタンの建築物、
格子窓、鉄骨、トタン板と直線と直線の組み合わせです。


レンガ倉庫に隣接したビル、
真四角の窓が印象的です。
その前にはこの辺りでは珍しい大木、
さかんに黄葉の葉を散らしていました。


2時間ほどあとの同じビル、
窓灯りを白黒の模様として写して見ました。


ほぼ同じ場所から夜景、
虹色の観覧車とタワービルの窓灯りがきれいです。


対岸の大桟橋、
照明もきれいな四角い建物は大桟橋埠頭ビル、
港湾関係の事務所ビルだそうです。
よく目立つ立派なビルです。


赤レンガ倉庫近く、
船灯り光が水に映り、煌めいていました。
船腹にJAPAN COAST GURADとPLH-32の文字、
海上保安庁の巡視船「 あきつしま」です。


帰り道に見つけたイルミネーションの暖簾、
その向こうにみなとみらい横浜のシンボルビル群の窓灯りが、
おもしろい組み合わせです。
再びカメラをバックから出し、暖簾をくぐる前に一枚。







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横浜赤レンガ倉庫

2016-12-25 20:00:49 | 風景
12月21日の赤レンガ倉庫、
クリスマスイベントと赤煉瓦で
まるで異国のようです。


広場では、クリスマスマーケットが開催されていて、
夕刻になり、人が増えてきました。
クリスマスマーケットはドイツで始まった伝統的なクリスマスイベント、
12月になると、ドイツ圏ではほぼ全ての都市、小都市で開かれます。
つい先日、ベルリンで起こったテロもこのクリスマスマーケットでの事でした。


その横浜のクリスマスマーケットに
体型からドイツ人?と思われる3人連れ、
足が長い。


マーケットの屋根にはサンタクロースやたくさんの飾り付け、
クリスマス雰囲気を盛り上げています。
折からの夕焼け、
プレンゼントを抱え、サンタクロースがやってきました。


暗くなり、クリスマスツリーにLEDのイルミネーションが灯りました。
このツリー、高さ10mほど、本物のモミの木だそうです。
レンガ造りの建物とクリスマスマーケット、
そしてクリスマスツリーツリー、
異国のようです。


人込みを離れて、
駐車場の外からの夜の赤レンガ倉庫1号館、
車は日本車ですが、これも外国のようです。


2号館とランドマークタワー、
照明で煉瓦と鉄骨の赤色が輝くようです。


2号館鉄骨ベランダ。
この赤レンガ倉庫、
2号館が1911年(明治44年)、
1号館が1913年(大正2年)に建てられています。
この鉄骨造りのおかげで関東大震災にも耐えられたようです。
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トワイライト ヨコハマ

2016-12-24 20:00:24 | 風景
ちょうど冬至の日、
横浜の夕景、夜景を目的に赤煉瓦倉庫に行きました。


1年で日が一番短い冬至、
まだ4時を過ぎたばかりですが
夕暮れの幕明けです。


横浜港も夕暮れ
ベイブリッジが薄らと見えます。


暗くなり始め、
カップルが寄り添って、
いい雰囲気で海を眺めていました。


少し離れて、
仲良くマフラーしたカップル。


ホワイトバランスを白色蛍光灯にして
ミナトミライ駅方面の夕景。
時間はまだ5時ちょっと前ですが、
観覧車にネオンが入りはじめました。


手前の光玉にピントを合わせて、
ほぼ同じ場所を。

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エナガ

2016-12-23 20:00:38 | 
エナガ、
群れをつくり、
木から木へと移動しながら、餌を探します。


丸く小さな体、
つぶらな瞳に小さな嘴、
その愛らしい姿に人気のエナガです。


数は多く山野を歩くと
たいていどこかでお目にかかることができます。


オナガと同じく長い尾が特徴、
その長い尾を柄杓(ヒシャク)の柄に例えて、柄長(エナガ)。
その名からも、古くから人に身近な小鳥であることがわかります。


全長14 cmほどの小さな体、
その半分以上が尾、長さが7-8 cmあります。


平地の公園などでも1年中見られる小鳥ですが
秋から冬に見る機会が増えます。
紅葉の散りかけたニシキギにちょっとだけ立ち寄りました。


紅葉の散ったモミジバフウの枝にも。


アカシデの冬芽の枝にとまりました。


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オナガ

2016-12-22 20:00:59 | 
オナガ、
黒い頭にブルーグレイの羽と長い尾、
オシャレな姿の野鳥です。


しかし、カラスの仲間、
団体で行動することが多く、
鳴き声は「ゲーッ・ゲッ」と大きな濁声、
上品さはなく、うるさく感じます。


この鳥、分布が不思議、
神奈川以北の東日本ではけっこう頻度高く見られるのですが
西日本では観察できない野鳥だそうです。


1970年代までは
実は、本州全土、九州の一部でも観察されたそうです。
原因は不明ですが、
1980年代になり西日本ではまったく姿が見られなくなりました。


一方、東日本の個体数は減少どころか増加しており、
平地から低山地の比較的明るい森林や竹林によく見られ、
東京では日比谷公園など、
都会の真ん中でも見られる野鳥、オナガなのです。


食性は雑食、
地上に下り、昆虫も捕食しますが、
木の果実、種子も常食としています。
初冬の里、残り柿に来ていました。


カラスの仲間とあって学習能力が高く、
けっこう賢い、警戒心も強く、
人が近づくとゆっくりと飛びたちます。
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