1月の公園の池にてカイツブリ、
湖沼や河川などの流れの緩やかなのところに、
本州中部以南では、周年観察できる潜りが得意の水鳥です。
カイツブリ、
2羽が近くによったところを一枚。
よく見ると羽色、嘴の色が少し違うように見えます。
カイツブリは雌雄同色とのことなので、
成鳥と若鳥と思われます。
嘴が黒く、羽色が全体に濃色、
成鳥です。
こちらは昨年の夏生まれた若鳥と思われます。
頬色が成鳥と違い薄茶、
嘴も黄色が残っています。
これは色濃いので成鳥、
潜水から顔を出して間もないようで、
池に水輪をつくっていました。
若鳥も負けずに潜り、水輪をつくります。
カイツブリは潜水が得意、
巧みに潜水して魚類、昆虫、甲殻類などの獲物を捕食します。
こちらも若鳥、
水面に大きな渦をつくっていました。
その水面にピントを合わせました。
平均15秒ぐらい潜り、秒速2mほど移動するカイツブリ、
計算すると潜ったところから30m近く離れたところに顔を出すことになります。
潜りだすと、どこに現れるかわからず、写真を撮るのもたいへんです。
これは多摩川にて、
いろんな水域に普通に見られるカイツブリですが
古名は鳰(にお)、古くから日本人に親しまれている鳥です。
この鳥が多く見られたので琵琶湖には鳰海(にほのうみ)の別名があり、
その由縁から、カイツブリは滋賀県の県鳥になっています。