行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツリバナ、紅い実がたくさん

2015-09-30 20:00:04 | 花,植物
林間の道のはずれに
見事と声をあげたくなるほど
実成のよいツリバナの木を見つけました(9/22)。


たくさんの果実がぶら下がり、
裂けた赤い果実から赤い種子が顔を出しています。


ニシキギ科ニシキギ属ツリバナ、
ニシキギ科は好きな木、
特にツリバナは吊り下がる花と実が風情があります。


ニシキギ科の木の果実が好きなのは
キバラヘリカメムシ、
果実を写したものですが、
じっくり見るとどの写真にもどこかにその姿が写っています。
ここでは、1番下の果実から顔をのぞかせています。


こんなにも長い枝に吊られている果実がありました。


まだ裂けていない果実、
今まさに裂けようとしている果実、
そして、5裂し、赤い種が5見える果実が並んでいます。


葉はひし形、細かい鋸歯があります。
その葉もだいぶ傷み、秋の装いです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニラ畑の蝶たち

2015-09-29 20:00:28 | 花と虫
9月20日、丘陵の山道を散歩、
林間に造られた小さな畑の満開のニラの花に、
どれも普通種で珍しい蝶ではありませんが
いろいろな種の蝶が集まっていました。


セセリチョウ科ダイミョウセセリ。
黒の地に白紋列の翅、
このセセリチョウは翅を水平に開いてとまります。


セセリチョウ科キマダラセセリ。
黄褐色と茶褐色のまだら模様が見どころです。
河原だけでなく、林間にもいるようです。


セセリチョウ科イチモンジセセリ。
どこにでもたくさん見られるセセリチョウ、
ここにも一番多くいました。
翅裏に並ぶ一文字の白紋、
濃さ大きさにかなり個体差があるようです。


セセリチョウ科オオチャバネセセリ。
翅裏の白紋が少し小さい気がしますが
凸凹に並んでいます。
オオチャバネセセリと判断しました。


セセリチョウ科チャバネセセリ。
白紋列が小さくあまり目立ちません。


セセリチョウだけではなく、タテハチョウもいました。
タテハチョウ科コミスジ。
茶褐色の地に3本の白帯(ミスジ)がある翅、
ミスジチョウの仲間で最もよく見られます。


タテハチョウ科キタテハ。
翅表は黄~橙色で豹紋蝶のような黒色紋がたくさんあります。


これもキタテハ、
上のものより翅色が鮮やかな橙色です。
上が夏型、こちらは秋型でしょうか。


最後にタテハチョウ科テングチョウ。
長い下口髭(ハルピ)を天狗の鼻に見立てての名、
地表にとまるのをよく見ますが
花にも吸蜜するようです。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅くなってきたアカトンボ

2015-09-28 20:00:12 | 昆虫
彼岸も過ぎ、
いつのまにか9月も下旬、
アカトンボが赤さを増してきました。


翅の太い褐色の帯が特徴のミヤマアカネ、
腹部全体、翅の縁紋が美しい紅色になっています。
オスの個体です。


上よりさらに赤いミヤマアカネ♂、
顔も紅色、翅全体も日を受けると紅色に輝きます。


ミヤマアカネ♀、
翅の縁紋は白、体色も褐色のままです。
ミヤマの名がつきますが低地の河川などにも見られます。


マユタテアカネのオスもいい色に染まってきました。
尾部の先端が上に反り返るのが
マユタテアカネ♂の特徴です。


これもマユタテアカネ♂、
顔面に明確な眉と呼ばれる黒斑があるのが
マユタテアカネの名の由来です。




上の二つ、いずれもアキアカネ♂、
すっかり赤くなり、
秋らしい場所にとまりました。


アキアカネ♀、
アカトンボの仲間は紅く変化するのは雄だけなのです。


最後にコノシメトンボのカップル、
公園の噴水池に産卵に来ていました。
プールやこんな人工的な池でも産卵するコノシメトンボです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本橋界隈

2015-09-27 20:00:50 | 風景
好天に恵まれた今年のお彼岸そして連休の一日、
妻の用事につき合い、
日本橋界隈を歩いて見ました。
いつもと様子を変えて、東京の街風景です。


出発は日本橋浜町、
地下鉄から外にを出ると
空には美しく鱗雲が出ていました。
この近代的ビルに明治座が入っています。


ビルの横には小さく赤い明治座の案内板と
これも小さな鳥居、明治座稲荷神社がありました。


東京の真ん中で湯煙が、
温泉が湧いている?
近づいて見ると、冷気ミストでした(浜町公園にて)。


日本橋郵便局、
ここは日本の郵便発祥の地なのです。
植えられているのはタラヨウ、
「はがきの木」あるいは「郵便局の木」と呼ばれます。
葉が厚く、裏に文字を書けるところからの名のようです。


日本の道路の起点日本橋、
上を通る高速道路に挟まれるように翼を持った麒麟像がありました。
映画にもなった東野圭吾の小説「麒麟の翼」の冒頭部分の場所です。


その日本橋の下、
ここから遊覧船が出ているとは知りませんでした。


日本橋三越の向かいにある商業施設コレド室町、
入ると直ぐスープバーならぬダシバー(だし場)がありました。
この辺りは古くからの鰹節の名店がある場所、
ここで、その鰹節などのだしスープを飲ませてくれます。
一杯100円、長蛇の列に並んで飲んでみました。


コレド室町内の連絡通路からの眺める外観、
提灯をイメージした照明デザインが洋の中に和を感じます。
偶然にも4人の和服姿の女性が外を歩いていました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドングリがどんぐり色

2015-09-26 20:00:35 | 花,植物
散歩道に見られる各種ドンクリの実が
どんぐりの色に色づいてきました。


武蔵野の雑木林を代表する木、
コナラのドングリ、
楕円形のすっきりとした形です。


これも雑木林を代表する樹木、
クヌギのドングリです。
この大きなまん丸のドングリ、
足掛け2年かけてここまで育ちます。


道にかたまっていたのは
大きなクヌギのドングリです。


ブナ科マテバシイの実もどんくり色に熟していました。
このドングリも熟すまで足掛け2年かかります。
渋みがなく、古くから食用にされています。


山野にもよく見られ、
庭木や公園樹としてもよく使われるアラカシ、
そのアラカシまだ青い9月のドングリです。
輪状の縞模様の殻斗(かくと)がエレガントです。


秋の代表的味覚である栗、
上のどんぐりの実がなる木と同じブナ科、
栗の実もドングリの一種です。
イガイガの殻斗が裂けるとどんぐり色の実が現れます。


最後にエゴノキ科エゴノキの果実、
ドングリではありませんが
薄緑色の果実が熟して裂け、
ドングリ色の種子が出てきました。



クリもブナ科
クリもドングリのこの実
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急流の中にダイサギ、アオサギ

2015-09-25 20:00:21 | 
9月18日、曇り空の多摩川、
前日の雨でまだ水嵩が多く、
堰から流れは急で大きく波打っていました。


いつもは水のない堰の中州に
6羽のダイサギと1羽のアオサギが、
水が冷たくなってきたようでみんな一本足で立っていました。


堰の下流では、
ダイサギが1羽、
濁流に落ちてくる魚をねらっているようです。
果たして捕まえることができるでしょうか。


これもダイサギ、
少し流れの弱い場所で獲物を探しています。


同じ白鷺ですが
嘴が黒、こちらはコサギ、
やはり餌を探して歩きまわっていました。


濁流を避けるようにアオサギもいました。


そのアオサギと水の流れを、
手持ち望遠でのスローシャッターに挑戦して見ました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河原の草の花2

2015-09-24 20:00:40 | 花,植物
昨日に続いて、
9月中旬、
多摩川河原の草原に見つけた草の花をとりあげてみました。


ヒルガオ科マルバルコウソウ。
アメリカ原産の帰化植物、
朱赤色の派手な花色、真っ白な蕊、
秋の野原でよく目立つ野の花です。


ヒルガオ科ヒルガオ。
コヒルガオに比べて濃く大きな花がつききます。


マメ科ヤブツルアズキ。
アズキ(小豆)の原種といわれ、
アズキの花によく似ています。


キク科コセンダングサ、
繁殖力が強く、
秋の野原の定番となっています。


この花も秋の河原によく見ます。
キクイモかキクイモモドキのどちらか、
いつも迷います。


ウリ科アレチノウリ、
アメリカからの帰化植物、
大型のつる性一年草、
河原などに群生してはびこり、
特定外来生物に指定されています。


トウダイグサ科オオニシキソウ。


キク科ヨモギ、
春の新芽を草餅やおひたしとして食べるヨモギの花です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河原の草の花1(イタドリ、クズ、ツルボ)

2015-09-23 20:00:24 | 花,植物
多摩川の河原は植物の宝庫、
種が水に流され、鳥に運ばれ、
いろいろな草や木が生えています。
草刈りをまぬがれたイタドリ、
草刈りのされない崖の樹木につるを伸ばしたクズ、
草刈りの後に茎を伸ばしたツルボ、
9月中旬、多摩川の河原にそれら草の花を写して見ました。


タデ科イタドリの紅い花、
よく見ると、この紅い花に見えるのは果実、
イタドリは雌雄別株であり、
この株は果実があるので雌株で花は雌花になります。
この雌花には3個の花柱があり、ごく小さい雄蕊があります。
果実が白くなるものが多く、
紅くなるものをベニイタドリと呼ぶようです。


河原に咲くイタドリの雄花。


その雄花には長い雄しべが8本、
雌しべもありますがごく小さいもののようです。


河原だけでなく、
野原や林縁などいたるところで見られるクズです。
マメ科のつる性多年草です。


秋の七草の一つ、
近くで見るとアズキ色、黄色、紫色、白色と
色彩も豊富、きれいな花なのです。
タイミングよくイチモンジセセリがとまってくれました。


キジカクシ科ツルボ、
これも河原だけではなく、
低山の林縁や草地などの日当たりのよい場所に
広く見られ、秋のおとずれを告げる草の花です。


ツルボは薄紫色の花と思っていましたが
こんな鮮やかなピンク色の花がありました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真っ黒なトノサマバッタ

2015-09-22 20:00:46 | 昆虫
府中郷土の森博物館からの帰り、
隣接する多摩川土手下の草道を歩いて見ました。
この道では、いつもなにかに出会えます。


緑色の草原に真っ黒なバッタを見つけました。
昨年はここでピンク色のバッタ(多分ヒナバッタ)を見ましたが
全身が真っ黒、こんなバッタは初めて見ます。


ネットで調べてみると、
トノサマバッタの幼虫のようです。
黒いバッタ、2010年に新聞記事にもなったことがあり、
それもトノサマバッタの幼虫でした。
「トノサマバッタは脱皮直前の環境に応じて体の色を変えるそうで、
脱皮直前の環境が黒いものが多くあるところだったのではないか」とする
専門家の見解が記載されていました。


そのトノサマバッタ成虫、
名前に恥じずきれいなバッタです。


一般にトノサマバッタというと、
上の緑色型を思い浮かべますが
この褐色型もトノサマバッタなのです。
上の真っ黒な幼虫は多分もう一度脱皮すると成虫、
緑の草原にいるので緑型になるのでしょうか。


多摩川の草原に他のバッタたちも写しました。
ショウリョウバツタモドキです。
ショウリョウバッタはたくさんいるので撮りませんでしたが
そのショウリョウバツタに似ているところからの名です。


ツユムシ、
草の緑に同化するような緑色のバッタです。
数はいるので草原をよく探すと見つかります。


イナゴ、
翅が腹端を超えて長いのでハネナガイナゴと思われます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郷土の森博物館にて、喜樹

2015-09-21 20:00:38 | 風景
昨日に続き府中郷土の森博物館にて、


博物館の池の横に珍しい樹がありました。
中国原産のカンレンボク、
生命力が強く、たくさんの果実がつくところから
中国では喜びの樹、喜樹と呼ばれているそうです。
写真の樹は中国から持ち込んだ種子を1987年に東京で植え、
育ったものだそうです。
かなりの高木、立派な樹になっていました。


横の掲示板にはオオギリ科となっていましたが
調べてみると、今はヌマミズキ科に変わっているようです。
カンレンボク属、一属一種の樹木とのことです。


ちょうど、果実の時期、
小さなバナナのような実が集まり球状になっています。
葉も美しく、光沢があり、葉脈がはっきりしています。


博物館敷地内を流れるせせらぎ、
古き時代の武蔵野台地「はけ」をイメージして造られています。


同じく敷地内、
キバナコスモスが咲く憩いの場所、
この横にカンレンボクのある池があります。


萩のトンネルを社会見学で訪れていた
小学生が面白そうにくぐり抜けていきました。


博物館内に復元された大正、明治の建築物、
手前が旧府中町役場、
奥が旧甲州街道沿いにあった商家、
昭和の40年代ごろまではこんな建物も見られたような気がします。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする