行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

雄雉

2013-06-30 19:13:45 | 
昨年は何羽かの雉が巣立った住宅地の谷地,
周囲に家が建ち,雉が生活するには
生活環境がだいぶ悪化したように思われます。
今年4月下旬,別々の日に雌雄それぞれの雉をこの場所で見ましたが,
その後,下草が刈られ裸になったその谷地には
雉の姿は見つけられませんでした。


5月18日,散歩の帰り道そこを覗いてみると,
また草が生え出したその谷地に,
1月ぶりに雄雉の姿を見つけました。
しかし,姿は雄一羽だけ,
もう繁殖の時期に入っているはず,
まだ,相手が見つからないのでしょうか。


なにか空ろな眼で遠くを眺めては,
人が近づくと,がけ下の見えないところに移動,
またもとの場所にもどってくることを繰り返していました。



その後,休日の散歩の行き帰り,
時々そこを覗いて見ましたが,
雉の姿は見当たりません。
今年はここで雉が巣立つことはないのかなとあきらめていましたら,
6月15日,再び雄雉をそこに見つけました。




野の花の中にスクっと首を持ち上げて立ち,
カメラを向けても逃げる様子はありません。
先日見たときに比べると
ずいぶんと落ち着きがあるようにも感じます。


雌雉の姿は見えませんが,
ひょっとすると,もう巣づくりを終え,
雌は草原のどこかで卵を温めているのかもしれないと
期待を抱かせます。
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シジュウカラ,エナガ,ハクハセキレイの幼鳥

2013-06-29 23:00:06 | Weblog
6月,新しい命が巣立ちをします。


樹の幹にできた大きな穴から
シジュウカラの子が顔を出していました(6/15)。
毛も縮れて,まだ濡れているように見えます。


多分,この穴が生まれた場所です。
一羽だけしか見当たりませんので,
まだ,巣立ちができずにいる末っ子かもしれません。


近くの木には,もう巣立ちをして,一羽遊びしている
シジュウカラの幼鳥がいました。
お兄ちゃん鳥かもしれません。


これはシジュウカラの成鳥と思われますが,
まるでサーカスのように蜘蛛の糸にぶら下がっています。
遊んでいるのでしょうか。


シジュウカラの幼鳥の近くにいた小鳥,
仕草はエナガですが,体色が茶色と薄く,
エナガの幼鳥と思われます。


木にとまったハクセキレイ,
ハクセキレイが木に居るのはめずらしいように思います(6/15)。
これも毛色が薄く幼鳥と思われます。
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スズメの子,ヒヨの子

2013-06-28 23:37:41 | 

6月になり,この春から初夏にかけて孵化したと思われるスズメの子を
あちらこちらに見かけます。
少し小さく,眼や喉の辺りの黒色が少なく,薄いのが特徴,
そして嘴に黄色が残っています。


よく「嘴が黄色いひょっ子のくせに」と言いますが,
鳥の雛鳥の多くは嘴が黄色のようです。
このスズメも黄色い嘴を大きく開き,
鳴き声をあげていました。


こちらは大人のスズメ,
嘴は真っ黒で太く,変化しています。


こちらはヒヨドリの子,
散歩の帰り道,少し変わった毛色のヒヨドリと思い,
レンズを向けて見ました(6/9)。
大きさはもう大人とほぼ同じですが,
やはり,嘴が黄色をしています。
最近はヒヨドリたち,山や北の地方にもどるのではなく,
平地に留まって繁殖をするものがいます。
東京生まれのヒヨドリです。


上の幼鳥を撮って,帰ってみると,
我が家の柿の木に大人のヒヨドリがきていました。
冬に比べると数は少ないのだと思いますが
東京の郊外のこのあたり,
夏でもヒヨドリがけっこうな数見られます。
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麦刈り入れと田植え

2013-06-27 22:49:26 | 風景

稲城上谷戸公園の麦畑,
つい一月ほど前はこの上を
たくさんの鯉のぼりが泳いでいましたが,
こいのぼりを飾ってくれた地域の人たちでしょうか,
何人かが集まり,麦刈りが行われていました(6/8)。


刈り取られる直前の麦です。
麦秋といわれる時期も過ぎ,
穂は枯れ色,十分に実が入っているようです。


公園の近くの田,
いつのまにか代掻きを終え,
田植えが行われたようです。


こんな田植え直後の田を植田というそうです。
そして,もう少し経ち,
苗が青々としてくると青田と呼び名が変わります。


その植田にさっそくカルガモが来ていました。
しかし,苗がまだしっかり根付いていません。
カルガモたち,合鴨農法のごとく
雑草や害虫を食べてくれるとうれしいのですが,
この時期だと苗を倒しているようで
害になっていないか心配です。
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蛍袋(ホタルブクロ)

2013-06-26 19:23:18 | 花,植物
梅雨模様の日が続きます。
梅雨が明ける前に,今年はたくさん姿を見た,
梅雨時の山野の花,蛍袋(ホタルブクロ)を載せます。


子供たちがこの花の中に蛍を入れて遊んだところから,
ホタルブクロの名があります。




6月のこの時期,多摩丘陵の野道を歩くと
紫陽花とともに,このホタルブクロの紫や白の花が
あちらこちらで目につきます。


一般に関東には紫,
関西には白の花が多いといわれていますが,
多摩丘陵にはどちらも同じようにあるように思えます。


むしろ一番多いのはその混種なのでしょうか,
白色に淡い紅色がついたものが一番多く見られます。




キキョウ科の多年草,
花も大きく見栄えもするので,
園芸用としても十分鑑賞に耐える花に思えます。
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スーパームーン前夜の月

2013-06-25 22:43:13 | 風景
6月22日夜,うたた寝をしてしまい,
気がつくと時計はもう24時を回っていました。
雨戸を閉めようと窓を開くと,
南の上空に美しい満月が微笑むように出ていました。
さっそく50-500mmの望遠ズームを取り出し,その月を写してみました。


(6/23,00:28,トリミング有)
後で知ったのですが,
正しくは6月23日の20時32分が満月,
そして,その月はスーパームーンといわれるもののようです。
スーパームーンとは楕円軌道で地球の周りを回る月が
地球に最も近づいたタイミングでむかえる満月(または新月)のことであり,
その結果,通常より大きく,そして明るい月が見られることになります。
23日の夜はあいにくの曇り空で,稲城では月は見られませんでしたので
22日深夜のこの月が今年の最も明るく大きい月かも知れません。
なお,次のスーパームーンは2014年8月11日になるそうです。


(4/27,21:54。トリミング有)
2ヶ月前の4月27日,
やはり満月かなと思い,上と同じ500mmのズームレンズで写した月です。
4月26日が満月でしたので実際は十六夜の月でしたが,
右上の部分にはクレーターまではっきりと写っています。
肉眼ではまず見えることはないので,さすが望遠レンズです。
そして月の海と呼ばれる黒い模様,
6/23のものとは向きが違って見えることがわかります。
しかし,どう見てもウサギが餅をついているようには見えません。


(6/23,00:28,トリミング無)

(4/27,21:54。トリミング無)
6月22日のスーパームーン前夜の月と,
4月27日の十六夜の月,500mmトリミングなしの写真を
上下に並べてみました。
やはり,6月22日のほうが大きいように思えます。


最後に4月27日偶然に撮れたもの,
月の中に小さな飛行機が写っていました。
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ビヨウヤナギそしてキンシバイ

2013-06-24 22:05:16 | 花,植物

6月の声を聞くと,
道横,公園などのあちらこちらに
ビヨウヤナギとキンシバイの黄色の花が目を引きます。
両者ともオトギリソウ科オトギリソウ属の小低木,
樹形も花もよく似ています。


公園と道の境界線に植えられていた美容柳(ビヨウヤナギ),
いまがちょうど花の盛りです。
公園では子供たちが遊具の上に乗り,楽しく遊んでいます。
この植物,300年ほど前に中国から渡来しています。
平成になってよく見るようになった気がしますが,
けっこう古くからあるのです。
なんといっても長い蘂が印象に残ります。


草丈は20cmほど,
公園のグランドカバーとして植えられていた低木,
ビヨウヤナギによく似た花を咲かせています。
ビヨウヤナギに比べると花数が少なく,
蘂の先が紅色であるなどの違いがありますが,花はそっくりです。
最初はビヨウヤナギの変種あるいは改良種と思っていましたが
調べてみると,セイヨウキンシバイの名がある植物です。




そのキンシバイです。
街にはよく見かけるのが,花の大きい大輪キンシバイ(写真上),
ただのキンシバイはそれより花は小さく,
葉のつき方も違います(写真下)。
名は中国名の金糸梅をそのまま音にしたと思われます。
なお,ビヨウヤナギは中国名で金糸桃(キンシトウ)というそうです。
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杏,梅,枇杷,桜,からたちの実

2013-06-23 18:31:00 | Weblog
冬から春に咲いていた木の花,
6月を向かえ,果実がなっていました。


中央公園の道端に植えられた杏の木,
たわわにというわけにはいきませんが,
きれいな杏色の実がぽつぽつとなっていました。


これも道端に見つけた梅の木,
数本ありましたので梅の実用に栽培しているものと思われます。


3月の初め,枝いっぱいに美しく花をみせてくれた
花梅にはぽつぽつとしか実が見当たりませんが,
地味に花を咲かせていた梅の木には多数の実がつくようです。


枇杷は冬に花をつける珍しい果実,
長い月日をかけてたくさんの実を育てます。
近所の家の庭の枇杷の木です。


家近所の街路樹の桜,
この桜の木,花はあまりきれいではないので,
花の時期には評判はよくないのですが,
実はこんなにたくさんつきました。
実が小さく,サクランボではないようです。


枝の棘が特徴的,からたちの実と思われます。
4月に咲いた花にもうこんな実がついていました。
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アカショウマとユキノシタ

2013-06-22 22:37:23 | 花,植物
稲城城山公園の林縁の草原に白い穂状花が
あちらこちらに咲いていました(6/9)。


トリアシショウマかアカショウマと思われます。
この二つ,ネットの写真で見る限り,
よく似ていて,判断に迷いましたが,
トリアシショウマは関東地方には自生していないということなので
アカショウマと思われます。


ショウマと名のつく草,高原の植物に思われますが,
アカショウマは,
こんな多摩丘陵の低山にも生息するようです。


そんなアカショウマにちょうどイチモンジチョウが
やってきました。
ミスジチョウの仲間ですが,
この蝶は花で吸蜜をするようです。


日向の花には翅を閉じてとまりました。
この蝶,翅裏は茶色,日が当たると
その茶色がよりはっきり分かります。
ショウマと名のつく植物はいくつかあり,
サラシナショウマ,イヌショウマなどの
キンポウゲ科のものと,
トリアシショウマやアカショウマのなどの
ユキノシタ科のものがあります。


アカショウマの一群から少し離れて,
同じくユキノシタ科のユキノシタが白い可憐な花をつけていました。
下2弁が極端に大きく,
上3弁が小さい独特の5弁花です。
その小さな3弁の花弁に紅色の斑が確認できます。
ユキノシタです。


これは4月にこの近くに咲いていたハルユキノシタ,
ユキノシタと全く同じような5弁花,
しかし,小さな3弁の花弁にあるのは黄色の斑です。
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山桑,鶯神楽,まゆみの実

2013-06-21 20:43:17 | 花,植物

南山からの帰り道,カワラヒワでしょうか,
小鳥が木の実を啄ばんでいました。
しかし,木の葉,枝に隠れて鳥はうまく撮れませんが
ともかく一枚,シャッターを切ってみました(6/1)。
予想通り,小鳥は葉陰で写っていません。
しかし,小鳥の近くに写ったたくさんの木の実,
これ桑の実です。
樹高が10mほどあり,枝も道に大きく張り出している
このりっぱな樹,散歩道によく見ていましたが,
まさか桑の木とは思いませんでした。
また,桑の木がこんなに大きくなるとは驚きです。
「小籠に摘んだ桑の実を」と童謡に唄われる桑の実,
アントシアニンをたくさん含み,体にもよく,
甘酸っぱくておいしい果実だそうです。
木が低ければ,摘んで帰りたいところです。


これは南山の山道に見つけた透明感のある紅い実(6/1),
鶯神楽(ウグイスカグラ)のようです。
これも甘味があり,食べられるそうです。
4~5月ごろ,筒状の小さなピンク色の花が咲きます。
近くにはまだ花が残っているウグイスカグラの木も見られました。
花の時期にばらつきがあり,
また,花から実が熟すまでがずいぶん早い植物です。


これは6月8日,散歩道に見つけた小さな紅い実,
クコの実のような気がしますが時期が違いすぎます。
実がだいぶ傷んでいますので,
秋遅くになった実がまだ残っているのでしょうか。
自信はありません。


真弓(マユミ)の白い小さな花は5月に咲きます。
その花は見過ごしてしまいましたが,
それから一月足らずで,
もうこんなにもたくさんの青い実ができていました(6/8)。


この青い実,これからじっくり時間をかけて,
秋の終わりにきれいなピンク色に染まり,
そして,中から真っ赤な種が生まれます。
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