行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

シオンとパンパスグラス

2023-11-30 20:00:49 | 花,植物
9月19日、
シオンの花とパンパスグラスを青色に撮って見ました。


きれいなシオンの花ですが、
日中の晴天下でWBを晴天にして写すと、
どこか物足りなさを感じました。
そこでWBを白色蛍光灯にして見ました。


花色が青くなり、こちらの方がいい感じです。
また、見た目にも近い色のように思います。


青空の下でシオンの花とナミアゲハ。
青色の世界になりました。


群れ咲くシオンの花にいい形のナミアゲハ。
ただ花を写すより、蝶などの昆虫をくわえた方が写真におもしろみを感じます。


WBを白色蛍光灯にして青空と青色の花。
晴天やオートから変えて使うと雰囲気が変わって新鮮です。


シオンの群生の横にパンパスグラスが白い穂を咲かせていました。
空は秋晴れ、いい雲も出ていました。
WBを白色蛍光灯のままレンズを向けて見ました。


少し不自然さも感じますが、空がとても青く写りました。
PLフィルターを使った時より青くなりました。
花穂の白もきれいに写っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モミジアオイにキタテハ

2023-11-29 20:00:42 | 花と虫
9月中旬の散歩道。
まだ咲いていたモミジアオイにキタテハ、
咲きはじめたシオンにナミアゲハを撮りました。


9月16日。
道ばたに咲き残ったモミジアオイの花にキアゲハを見つけました。


モミジアオイの蜜がおいしいのか、
花の周りを行ったり来たりして、
近づいても逃げずに懸命に吸蜜していました。


モミジアオイ(紅葉葵)は北米原産、アオイ科の宿根草。
7月~9月、1.5~2mほどに伸びて、ハイビスカスのような花を咲かせます。
花の径は15cm~20cmほどで色は鮮やかな赤色、
フヨウに似ますが、花弁が離れているのでフヨウとは違って見えます。
モミジアオイの名は葉がモミジのような形であることからつけられています。


望遠マクロでさらに近寄って見ると、
体中、モミジアオイの花粉にまみれています。


9月19日。
開きはじめたシオンの花にナミアゲハが吸蜜していました。
9月中旬になり、蝶の姿が増えてきました。
シオンの花に3頭が来ていました。


シオン(紫菀)はキク科シオン属の多年草、
1.5~2mと草丈が高くなるのが難ですが、
花づきがよく、きれいなのでよく栽培されています。
なぜか、別名はオニノシコグサ(鬼の醜草)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雌雄マユタテアカネ

2023-11-28 20:00:24 | 昆虫
9月中下旬に写した雌雄のマユタテアカネ、
すっかり成熟していました。


水辺の枯草茎にマユタテアカネのオス。
いい赤色になり、静かにとまっていました(9/15)。


灌木の枝にとまったマユタテアカネ♂を正面から。
マユタテアカネの特徴である眉斑、
左右がくっついて一体化して見えました。


マユタテアカネ♂(9/24)。
胸部、腹部ともに成熟度が増し、
より色濃くなっているように見えます。
オス特有の腹部下面の副性器が
他のトンボに比べて大きいのもマユタテアカネの特徴です。


マユタテアカネのメス。
すっかり成熟し、腹部上面がいい色の濃褐色です。


マユタテのメスには
翅端に褐色斑を有するものと透明なものがいます。
ほぼ半分ずつの確立で両者が出現するようです。


翅端に褐色斑がない、翅が透明なメスもいました。
こちらも腹部上面がいい色の濃褐色です。


マユタテアカネ(眉立茜)の名の由来である眉斑、
メスはオスより小さいようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アキアカネ

2023-11-26 20:00:19 | 昆虫
9月になっても真夏日の続いた今年、
数が少ない気もしましたが、
9月中旬になり、里にアキアカネの姿が見られました。


9月15日、
里の谷戸にアキアカネを見ました。
今年初見、初撮りになります。
腹部の上面、側面が赤色なのでオスの個体です。


オスの個体が綱にとまったところを近写、
胸部側面の3本の黒条、真ん中の先端が尖るのがアキアカネの特徴です。


9月下旬に写したアキアカネ♂、
9月中旬のものより胸部が濃色になり、成熟が進んでいるように見えます。


公園の花壇のケイトウの花にアカトンボがとまっていました(9/17)。
アキアカネのメスです。
アキアカネのメスには腹部が褐色のものと、
腹部上面が赤いものがいて、上写真は上面が赤い方のメスです。


腹部が褐色のアキアカネ♀。


アキアカネは6月ごろ平地から山地の池、沼、湿地などで羽化します。
羽化した未熟な成虫は発生場所付近で採餌して体力をつけ、
間もなく、高標高の高原や山岳地帯へ長距離移動します。
7~8月の盛夏は涼しい避暑地で過ごすのです。
高温耐性が弱く、30℃を超えるところでは過ごせないアキアカネなのです。


高地で成長、成熟し、
平地が涼しくなる秋9月~10月に大挙して平地に戻ってきます。
今年は秋になっても平地は高温続き、
アキアカネにとっては生きづらかったことと思われます。
地球温暖化、灼熱化で今年のような異常気温になると、
そのうち平地でアキアカネが見られなくなるかも知れません。
アキアカネ、いわゆるアカトンボの代表、
詩などに詠まれているアカトンボはたいていこのアキアカネです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

谷戸の藪道にて蝶

2023-11-25 20:00:12 | 花と虫
9月16日の谷戸の藪道にて、
普通種ですが何種かの蝶を撮りました。


谷戸の林縁の藪陰からクロコノマチョウ、
一旦飛び回り、また同じような場所にとまりました。
淡褐色、黒味がないのでメスの個体です。


キタテハ、
翅色、模様はまだ夏仕様ですがたくさんの個体がいました。
食草はカナムグラ、ここにはたくさん生えています。


ウラギンシジミ。
翅表の褐色が覗いています。メスの個体です。
食草はクズやフジ、これらもたくさん生えています。


そのクズの花。
マメ科クズ属のつる性の大型多年草、
つるがいろんなものに絡まって伸び、やっかいな雑草ではありますが、
秋の七草の一つであり、花もけっこうきれいです。


発生して間もない、新鮮なムラサキシジミがいました。
翅を広げるときれいな紫色が現れます。


水色の翅表を見せていたシジミチョウ。
尾状突起があるのでツバメシジミのオスです。


帰り道、
畑の畦のフウセンカズラの花にヤマトシジミのメス。


そのフウセンカズラ(風船葛)
花とともに、名の由来の風船状の果実ができていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネコハギ、ヤハズソウ、メドハギ

2023-11-24 20:00:23 | 花,植物
9月中旬に写したよく似た花3種、
ネコハギ、ヤハズソウそしてメドハギを並べて比較して見ました。


地を這うように長く伸びた枝茎に
白地に紫の斑紋を持つ小さな花がついていました。
ネコハギ、マメ科ハギ属の多年生草本です。


日当たりの良い草地や畑地に生え、
地表を這うように茎を1mほどに伸ばし、
7~8mmの小さな花を葉腋に数個まとめて付けます。
花期は7~9月。


全株に毛が多く、まるで猫のような手触り、
これが名の由来ともいわれています。


ヤハズソウ(矢筈草)、マメ科ハギ属の1年草です。
花や葉はネコハギによく似ますが、
草丈は20~50cmで、茎は根元で分枝して斜め上に立ち上がり、
草姿はネコハギと異なります。


花は葉腋につき、赤みを帯びた紫色、
長さは5mm程とネコハギより小型です。
花期は7~9月、ネコハギとほぼ同時期になります。


矢筈草の名は葉を引っ張ると矢筈形に千切れることから。
家に持ち帰り、実践して見ました。
きれいに2つにちぎれ、矢筈形になりました 。


メドハギ。
道端や河原などによく見かけるマメ科ハギ属の大型の多年草です。
高さ1mほどに真っ直ぐに立ち上がり、
葉が密生するその草姿はハギ属には珍しく、特徴的です。
しかし、花は大きさが10mm以下で柄がほとんど無く、葉腋に集まり咲くなど、
花姿はネコハギやヤハズソウによく似ます。


花期は8~10月、
白色で基部に紫色の斑点がある花が
葉腋に2~4個集まってつきます。
葉は三出複葉で小葉は幅が狭い狭倒卵形、
茎に寄り添うように密生してついています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月中旬、野の白い花

2023-11-23 20:00:57 | 花,植物
9月14、15日の林縁の細道散歩に写した草の花、
その中から白っぽい花を集めてみました。


ヒヨドリバナ(鵯花)、
キク科ヒヨドリバナ属の多年草です。
山野の草地や林縁に自生する日本在来の種、
7月初旬ごろにも見られましたが、秋の初めになってまた咲き始めました。


アキカラマツ(秋唐松)、
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草です。
日当たりのよい場所を好み、
主に山野の草地や林地の路傍などに自生します。


花期は夏から初秋、淡黄白色の小さな花を枝先に群がるように付けます。
花弁は無く、花弁のように見えるのはがく片だそうです。


イタドリ(虎杖)
タデ科ソバカズラ属の多年生植物。
山野や道端、土手などのいろんな場所に見られる大型の草本です。
雌雄別株、夏から秋に細かい白花を咲かせます。
上は雄株、雄蕊が目立ちます。


イタドリ雌株、
紅色の雌しべ柱頭が目立ちます。


オミナエシ科オトコエシ(男郎花)。
秋の七草の一つオミナエシは黄色の花をつけますが、
そのオミナエシに姿形はよく似て、白花をつけるオトコエシです。
草丈が60~100cmほどになる多年草。


野道のところどころに
センニンソウ(仙人草)がたくさんの白い花を咲かせていました。
キンポウゲ科センニンソウ属のつる性半低木性、
花期は8~9月、白い花弁のように見えるものは萼片で花弁はありません。


林縁道にヤマホトトギス(山杜鵑草)がところどころに花開いていました。
ユリ科ホトトギス属の多年草です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノハラアザミにオオチャバネセセリ

2023-11-22 20:00:36 | 花と虫
ノハラアザミの群生にオオチャバネセセリが吸蜜していました(9/10)。


ノハラアザミ(野原薊)、
キク科アザミ属の多年草です。
8~10月、茎の先に直径4~5cmの赤紫色の頭花を上向きにつけます。
その頭花はすべて両性の筒状花とのことです。


ノアザミに類似しますが、
ノアザミが春から初夏に咲くのに対し、本種は晩夏から秋に花をつけます。
また総苞片は先が短い刺となって斜上、
ノアザミは総苞片が立ち上がらず、粘り気があります。


そのノハラアザミの花にオオチャバネセセリが吸蜜していました。


オオチャバネセセリ。
イチモンジセセリによく似ますが、少し大きめ、
また、後翅の白紋、イチモンジセセリが同じような大きさのものが一直線に並ぶのに対し、
本種は上から短、長、長、短、長と 5つが並びます。
(写真の個体は最初の短が消えて見えづらくなっています)


翅を立てたオオチャバネセセリ、
戦闘機のようです。


オオチャバネセセリ、
第1化が6月頃から発生、第2化が8月頃から発生し、
9月頃まで成虫が見られます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代米の紅穂と紅色の花たち

2023-11-21 20:00:59 | 花,植物
9月10日の長池公園の里山地区、
古代米に深紅の穂と白い花がついていました。


わずかの面積ですが、
古代米が深紅の稲穂を見せていました。
緑の葉に紅い穂がきれいです。


よく見ると、紅穂に花がついていました。
花は現代米と同じく白色ですが、
実(米)は紅色、いわゆる赤米になります。
正確には玄米の部分が紅くなります。


その紅い稲穂の前に紅い帽子とネッカチーフの
案山子が笑顔を見せていました。


里山地区の水田の脇に
ジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)の花を写しました。
古代米の穂と同じような紅色の花です。
キョウチクトウ科カモメヅル属の多年草、
群馬県で最初に見つかったことから「上州」の名前があります。
コバノカモメヅルの変種とされ、コバノカモメヅルより花が大きい。


ワレモコウ(吾亦紅)
「吾も亦紅い」と主張するかのように、
紅色の花穂をたくさん咲かせていました。
バラ科ワレモコウ属の多年草です。


藪の中にクズ(葛)の花。
これも赤紫色、紅色です。
マメ科クズ属のつる性多年草、秋の七草の一つです。


イネ科チカラシバに小穂の芒が紅色のものがあります。
ベニチカラシバです。
逆光で紅色が輝いていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月初旬のマメ科の花

2023-11-20 20:00:28 | 花,植物
9月10日の長池公園にて、
ツルマメ、ヤブツルアズキ、イヌハギ、タヌキマメと
マメ科の野花を撮りました。


草地の藪の中につる草が蝶形の小さな淡紫色の花をつけていました。
ツルマメです。


ツルマメはマメ科ダイズ属のつる性一年草、
別名にノマメ、ダイズの原種とされる植物です。
花期は夏の終わりから秋初め、葉は互生し、長い柄のある3枚の小葉からなる複葉。


やはり、つる草の葉腋に咲く、きれいな黄色の花を見つけました。
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)のようです。


ヤブツルアズキはマメ科ササゲ属のつる性の一年草、
花期は8 - 9月、日当たりのよい原野の草地や林縁の草地に生育します。
アズキ(小豆)の原種とされていますが、
アズキは栽培種で茎が直立し、つる性ではないのに対し、
本種はつる性です。


花色がやや淡色のヤブツルアズキもありました。
葉は互生で複葉、小葉は狭卵形から卵形で、けっこう大きい。


イヌハギの花もありました。
河原などの日当りのよい砂地にはえる半低木、
絶滅危惧種、多分、播種により育ったものです。


枝が四方に伸び、全体を撮るのが難しい草姿です。
マメ科ハギ属、
ハギに比べて花が出立たず、役に立たないということでイヌハギだそうです。


イヌの後はタヌキ、
タヌキマメの青い花がまだ咲いていました。
公園の何ヶ所かに見られますが、これも、播種によるものと思われます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする