行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ランタナ七変化

2009-07-31 22:01:37 | Weblog
 ピンク
 黄色

ランタナ,クマツヅラ科の常緑低木。
6月ごろから秋11月ごろまで小さな花をたくさん咲かせ続ける。
病害虫にも強く,丈夫で長持ち,庭先によく見かける花である。
我が家にあるのは,黄色,橙,赤と花色が変わっていく
よく見られるランタナであるが,
軒下の水分不足下の環境に放置されているにもかかわらず,
毎年,勢いよく枝を伸ばし,はびこり続けている。
棘があり,少し嫌な臭いがあることもあり,剪定がたいへんである。
上記のように花色が季節とともに変化するので七変化の別名がある。
花色も赤,橙,黄,桃,白とたくさんあるようである。

 ランタナや咲き始めしは乙女色
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桔梗(キキョウ)

2009-07-30 22:25:30 | Weblog
 風船のような蕾

 桔梗(紫)

桔梗,
秋の七草の一つに数えられているが,
花は6月中頃から咲き8月に終わる。夏の花である。
万葉集にも詠まれているように日本に古くから根ついている。
紫の花色のせいか,武士に好まれた花であり,
明智光秀で有名な桔梗紋,
江戸城桔梗の間など部屋の名,また人の名としても時代劇ではよく聞く。

キキョウ科の多年生草本,英名はバルーンフラワー。
蕾が風船のように膨らんで花咲くところからの名である。
花色は薄青,紫が多いが,白もある。

桔梗の毅然と咲けり裸畑
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クレオメ

2009-07-29 22:42:00 | Weblog
 クレオメ


クレオメ,小さな蝶が羽ばたいているようなピンクの小花と
長いオシベが印象的な花である。
南アフリカ原産,春蒔きの一年生草本,
草丈は80~100cmほどになり,
7月~9月,茎頂にたくさんの花を付ける。
別名,酔蝶花(スイチョウカ)の名がある。
ほんのりピンク色の花びらが酔の字の理由と思われる。
花色は,開花したては紅色,翌日にだんだんと白っぽくなりしおれていくという。

クレオメや子役少女の艶姿
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ガザニア

2009-07-28 23:18:42 | Weblog



ガザニア,
その名の響きからは多少の暑苦しさ,憎たらしささえ感じてしまうが,
実態はガーベラ似のきれいな花を,春から秋までの長い間咲かせてくれる。
花色は黄色,オレンジ色が中心であるが 薄紫,白などもある。
南アフリカ原産,キク科ガザニア属の多年草。
花の輪郭がはっきりしていて,
勲章のように見えるところから勲章菊の別名がある。

カザニアてふ響きなおの暑さかな
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房藤空木に柏葉紫陽花

2009-07-27 22:28:50 | Weblog
薄紫の房藤空木

 紫の房藤空木

 柏葉紫陽花

円錐状のよく似た花をつける房藤空木に柏葉紫陽花,
命名の仕方も似ており,花も6月~7月ほぼ同じ時期に見られる。

房藤空木(フサフジウツギ)は中国原産のフジウツギ科の落葉低木。
別名はブッドレア,園芸品種のようである。
花色は紫あるいは白が多く,藤の花に似ており,
葉は対生で空木のそれに似ているので房藤空木と名づけられている。
写真は親水公園の崖下に咲いていた薄紫。
花の形がおもしろく,撮ってみた。

柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木,
文字通りアジサイの仲間であり,装飾花の一つ一つはアジサイによく似ている。
葉の形が柏のそれに似ており,花がアジサイなので柏葉紫陽花である。
花の全体の形状は円錐形またはピラミット形であり,紫陽花の球状とは違う。
花の時期はほぼ紫陽花に同じで,5月~7月。花色は白だけのようである。

昨日,暑い日曜日の夕方,公園に行ってみると,
犬を散歩させる人ばかりに出会う。
暑さが収まり,一斉に出て来たものと想われる。

 犬連れの人あふれをる夏の夕
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ブーゲンビリアの花の花

2009-07-26 22:06:05 | Weblog


東京は昨日,今日と強烈に太陽が照りつける真夏の天気である。
梅雨明け宣言が出たあとの10日ほど,
ぐずついた,比較的涼しい天気が続いたので,
暑さがよけいに厳しく感じる。
多分,昨日が本当の梅雨明けだったように思える。
元気なく感じられた蝉も元気に激しく鳴き始めた。
今日,暑さがやわらいだ夕方,ちょっと外に出てみた。
アブラゼミ,ニイニイゼミ,ミンミンゼミに加え,
ヒグラシ,ツクツクホウシの鳴き声まで聞いた。
この時期,ツクツクホウシが鳴くのは早すぎる。
戻り梅雨で土から出てくる時期を勘違いしたのかもしれない。


2月ほど前に求めた鉢植え矮性のブーゲンビリア,
ずっと赤紫の花をつけ続けていたが,
一つ二つと落ち,3,4片の花が残るだけとなった。
その残った赤紫の花の中に,クリーム色の小さな花が咲いていた。

ブーゲンビリアはオシロイバナ科の熱帯性低木,
いわゆる花といわれている写真でいうと赤紫部分は
花を取り巻く葉(包葉)であり,
本当の花は中に包まれている小さなクリーム色の部分になる。
よく見ると,こちらの方は花らしき姿形をしている。

 戻り梅雨蝉や迷いの声に鳴き
 蝉時雨小鳥も負けず鳴き始む

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木槿(むくげ)

2009-07-25 22:21:27 | Weblog
一重のピンク
純白種
 紫の八重
 ピンク

葵の花が終り,様々な木槿(むくげ)の花が咲いている。
これから咲き出す芙蓉を含め,いずれもアオイ科の花,
ハイビスカスとも花が似るが,ハイビスカスも同じアオイ科である。
韓国ではムグンファ(無窮花)と呼ばれ,
国の繁栄を意味する花として,国花になっている。
ムクゲの音はこのムグンファからきているそうである。
花色は白,ピンク,薄紫,紫などで,
中心部が紅色になっている一重花が多く認められる。
特に白花で中心部が紅いものを「底紅」といい,最も多く見られる。
八重咲きのもの,中心部の紅色がない純白の一重花なども存在する。
花期は長く6月下旬から咲き,秋近くまで咲いている。
よく朝に開花し,夕方萎む1日花と言われるが,
実際は夕方に萎みはするが,一重の花で数日,
八重はそれ以上,一花が咲き続くとのことである。

病み終えて木槿並木の白模様
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アガパンサスとアカンサス

2009-07-24 23:42:02 | Weblog
 アガパンサス,花の一つをアップ

 アカンサス


6月~7月に花をつけるアガパンサスとアカンサス,
名前もよく似たており,両者とも外来の植物であるが,
花の雰囲気は大きく異なる。

アガパンサスはユリ科の多年草,南アフリカ原産,別名紫君子蘭。
6月~7月,君子蘭に似た形に薄青または白の花を咲かせる。
百合に似た多くの花が茎頂に放射状につき,全体として球形をなす。
草丈はやや高く,60~100cmほどになる。
その清楚な花色と姿がとても爽やかに感じる。
暑さの中,一風の清涼剤にも思える。

アカンサスはキツネノマゴ科の常緑多年草,地中海沿岸の原産,
別名として葉薊(ハアザミ)の名を持つ。
深い切れ込みのある,薊を大きくしたような葉が特徴である。
この葉をデザイン化したものが古代ギリシャ,ローマ時代の建築に
盛んに用いられており,現代でもいろんなところに模様としてみられる。
初夏に花茎を伸ばし,大きいもので2mほどになり,
緑またはやや紫のかかった苞葉とともに,
花茎の下から上へと筒状の白花を6月~7月に咲かせる。
西洋の花だが,なにか東洋的雰囲気を感ずる。

 青き風アガパンサスに吹きそよぐ
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捩花(ネジバナ)

2009-07-23 22:17:44 | Weblog
2本とも左巻き(上から見て)
左巻き,右巻きの両方


6月~7月,芝生,道路脇などを注意して探すと,
真っ直ぐ伸びた花茎を軸に小さなピンクの花が,
螺旋階段を登るように咲いている捩花(ネジバナ)に出会うことができる。
ラン科の多年草,日当たりのよい,背の低い草地に生育する野の花である。
ネジレバナ,ネジリバナ,ねじり草,綟摺(モジズリ)など多くの別名があり,
日本各地で親しまれていることが想像される。
花色はピンクだが,濃いもの淡いもの,その濃さはいろいろであり,
螺旋も右巻き,左巻きの両方がほぼ等しく出現するようである。
花をアップでよく見ると,昔どこかで習ったDNAの構造,
二重螺旋の図を思い出す。
この螺旋構造は狭い場所を合理的に使う生命の知恵なのかも知れない。

捩花や螺旋階段登りたる
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梔子(クチナシ)の花

2009-07-22 22:33:06 | Weblog
くちなし一重(7/4,鎌倉)

 くちなし八重(7/11,稲城)


「今では指輪も まわるほど -------」で始まる
「くちなしの花」という歌謡曲があった。
曲調も詞も,なにか寂しさを感じさせる。
本当のクチナシの花にもその白さゆえか,
花がすぐに黄ばんだり,傷んだりするせいか,
寂しさ,痛いけさ,弱々しさを感じる。
写真を撮るのに,花はたくさん咲いているのだけれど,
黄ばみ,傷みのない花を探すのは結構難しい。

クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木。
6月~7月,純白の花をつける。
花は強い芳香持ち,この時期,道を歩いていると
クチナシのよい香りにほっとする。
春の沈丁花,秋の金木犀と並び,
夏の梔子,強い芳香を放つなじみの花たちである。
花は一重のものと薔薇のように見える八重があり,
山吹と同じく,一重は実がつくが,八重は実をほとんどつけない。
その実はクチナシ色素と有名で,栗きんとんの色づけなどに用いられる。

くちなしの純白無垢や長くあれ
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