行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

唐津城と唐津湾

2012-07-31 22:03:52 | 風景
せっかく週末に福岡に来たということで,
一日予定を伸ばし,お隣の佐賀県唐津まで行って見ることにしました。


天神のバスセンターから路線バスに乗り,
一時間ほどで唐津,
途中,右手に海が何回となく見え隠れします。
この景色,日の照らすこの海の色は
夏になると毎年訪れた山陰の海にどこか似ています。
大きな夏の雲ものんびりとゆったりと動いていました。
バスの車窓よりそんな雲を撮ってみました。


まず,唐津城に行って見ることにしました。
唐津湾に面した山の上に建つ,
海城とも山城とも言えるお城です。
築城当時には天守閣はなかったようですが,
昭和41年に観光資源として,天守閣が造られているそうです。
こうやって少し離れてみると,
周囲の景色に溶け込み天守閣を含み美しいお城です。
鶴が翼を広げたように見えることから舞鶴城の別名があり,
この地は舞鶴公園として市民の憩いの場でもあるようです。
城の上は雲一つなく,青空が広がっていました。


天守閣に上り,北側をみれば唐津湾,
見晴らしがよく,すばらしい海景色です。
白い夏雲がとても美しく思えます。
右端に見える台形の島は高島,
人口は400人近く,小学校もある周囲3kmほどの島です。
島内にはお参りすると宝くじが当たるとされている宝当神社があり,
宝くじの発売時には観光客がずいぶん訪れるそうです。


城の東側の海岸線,
小さくてはっきりとはわかりませんが,
海水浴をしている人の姿が確認できます。
その向こうの砂浜は名だたる虹の松原の海岸です。


南側を見下ろすと城の駐車場に面して,
堀としての役割を果たしたと思われる河口があります。
高島に渡る船の発着所もここからです。
なんの目的でここに造られたかは分かりませんが,
駐車場の隅に建つ火の見櫓がとても印象的でした。

城山に上れば海と夏の雲
夏の日や玄界灘も日本海
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏in博多2

2012-07-30 20:33:27 | 風景

博多有数の繁華街である天神,
東京の繁華街に比べると,並木などの緑が少ないような気がします。
緑を補うためでしょうか,
節電対策のためでしょうか,
店の窓が蔓草で覆われ,飾られているのをよく眼にします。


普段はショウウインドに使っている窓と思われます。
そのデパートの窓をアサガオの蔓が覆いつくしていました。


夕方ですので,花は萎んでいますが,
葉の緑だけでも,眼を和ませ,
涼しさを演出してくれています。




これは大阪も同じなのですが,夏の朝,博多にいて思うのが,
東京と明らかに違うと思うのがセミの声です。
ビルの立ち並ぶ緑の少ない市街地に適応し,
個体数を増やしていると思われるクマゼミ,
静岡あたりが東限のようであり,
東京には,まだ数少ないセミです。
人であふれていた週末の天神の繁華街,
一夜明け,人通りがすっかり少なくなったビルの谷間の
木にクマゼミが何匹かとまり,
「シェッェシェッェシェッェシェッェ」と
朝から輪唱をしているかのように鳴き声をあげていました。
(写真はクマゼミとその抜け殻,7/28唐津城にて)

ビル壁の合唱してる蝉の声
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏in博多

2012-07-29 21:49:05 | 風景
全国的に猛暑となった先週末,
九州に行ってました。


仕事を終え,博多駅につくと,
18時を20分も過ぎているというのに,
暑さはまだまだ盛り,
思わず冷房の効いたデパートで一休み,
そこでは伊万里焼き風鈴コンテストが行われていました。
デザインの気に入った風鈴に一票を投じ,音を鳴らしてみると,
その爽やかなで涼しげな音色が暑さを和ませてくれるようでした。




博多口駅前広場に出てみると,
一面コンクリートの広場に真っ赤なサルスベリが3本,
いずれも花をたくさんつけていました。
10年前とは広場も周囲の建物もリニュアルしているようです。


あらためて感じましたが,
福岡は東京より夏がだいぶ早いようです。
サルスベリも満開,早くも芙蓉がピンク色の花をつけ,
紅蜀葵がその真っ赤な花をコンクリートだけの中に咲かせていました。

炎天の石の世界に赤い花
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キアゲハ

2012-07-29 00:47:53 | 昆虫
きれいなキアゲハが撮れました。




60mmのマクロレンズで遊んでいると,
キアゲハ?と思われるアゲハチョウがやってきました。
いつもキアゲハと思って撮ったものが
ナミアゲハであることが多いのですが,
今日は,いつもより至近距離からの観察です。
これはキアゲハのようです。


しかし,レンズは60mm,
小さな蝶を写すには焦点距離が短い,
できるだけ近くに寄りたいものです。
じっと動かず,花の前で待っていると
いったん飛び去ったキアゲハ,
目の前の花に戻ってきてくれました。
傷みのないきれいな蝶です。


写真は黄色の濃いナミアゲハ,
体色の黄色はキアゲハとほぼ同じです。
翅模様もよく似ているナミアゲハとキアゲハですが,
こうして並べてみると微妙に違うのが分かります。
はっきり違いがあるのが,前翅の付け根部分の模様,
ナミアゲハは黒い線模様がありますが,
キアゲハは薄く塗りつぶしたようになっています。

花陰に気配隠せば揚羽来る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏紅葉とエナガ

2012-07-25 23:32:00 | 花,植物

まだ本格的な夏前なのに,
早くも紅く染まっている楓の木がありました。
病気それとも体調不良,なんらかの理由により,
葉緑素不足に陥ったのでしょうか。
これから光合成を行い,成長のする時期です。
この木,秋にはどうなるのでしょうか。


そんなことを思って眺めていると,
小鳥が数羽やってきて,その夏紅葉の木にとまりました。
エナガのようです。
しかし,なかなかこちらを向いてくれず,後姿です。


間もなく,隣の木に移動したエナガ,
動きが早く,また枝葉が邪魔になり,
なかなかファインダーにおさまってくれません。
やっと撮れた一枚,見ると体色が茶色です。
今年の春に孵化した幼鳥と思われます。
この群れ,エナガの親子連れのようです。




わらぶき屋根上に生えたいろいろな植物たち,
その中に楓の幼木があります(7/16薬師池公園)。
種が運ばれ,屋根の上で発芽したと思われます。
この楓の中にも,はやくも真っ赤に紅葉しているものがあり,
屋根を彩っていまました。

夏紅葉 老いを知らさる疲れかな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3種のアベリア

2012-07-24 23:27:50 | 花,植物

何年もかかった地下の首都高道の工事が終了し,
地上の道路幅,歩道幅も大幅に広がった職場前の道路,
その新しく作られた歩道帯に,
アベリアのピンク色の花が植えられていました。
白色だけと思っていたアベリア,ピンクの花もあるようです。


白色の花はあまりにもどこにでも目にすること,
花があまりにもたくさんつき,うるさく,
好ましくは思っていませんでした。
しかし,ピンク色の花のアベリア,
花数も適当であり,新鮮に思えます。


アベリアと呼ばれるこの低木,
6月頃から晩秋まで花が続き,
病気や刈り込みにも強いようで,
垣根や公園の木としてよく利用されています。


アベリアとはスイカズラ科ツクバネウツギ属の総称で,
この植物,正しくはハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)
という長たらしい名なのです。
園芸品種として中国でつくられたこの植物,
あまりにも長い名前で使いづらいと言うことで,
総称のアベリアで呼ばれるようになり,
それが定着したと考えられます。
上二つの写真は花が白でガクが紅の最もよく目にするアベリアです。


同じ白花でもガクうす緑のものがあります。
こちらのほうが清楚できれいに思えます。

アベリアの勤めと咲くや駅の道
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百合の花

2012-07-23 20:56:48 | 花,植物



6月から7月,公園や道路の花壇などに,
いろいろな色,形の百合の花が咲き出し,
眼を楽しませてくれていました。
種類が多く,品種名などはわかりませんが,
道端ウォチングしたそんな百合の花を載せてみます。





世界中で百合の原種は100種程度のようですが,
園芸用には,日本の山百合などの原種を基に,
毎年,たくさんの新作百合が創り出されているそうです。


こちらも6月下旬から7月,
真っ白な白百合のような花を咲かせていました。
しかし,これは百合ではなく,
インド原産でヒガンバナ科の多年草,インドハマユウです。
浜木綿(ハマユウ)の仲間ということですが,
浜木綿より白百合そのものに思えます。


年々と色美増しけり百合の花
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蓮の花3

2012-07-22 22:03:58 | 花,植物



町田の薬師池公園にはたくさんの大賀ハスが植えられています。
梅雨明を思わせる暑さとなった7月の3連休最後日,
その蓮の花を見ようとたくさんの人が薬師池公園を訪れていました。
子供連れも多く見られます。
子供たちの目的は蓮の花より蓮田に棲む
小魚やザリガニ捕りにあるようです。




ここの大賀ハスは例年開花が少し遅いようで,
今年の一番花は7月4日とありました。
16日も花はまだポツンポツンの状態ですが,
なにしろ3000㎡の広い蓮田に全てが大賀ハスです。
田の中に探索用の木道も設けられており,
歩いてみれば,いろいろなステージの花が見つかります。
時間は朝10時を過ぎていましたが,
まだ花がきれいに開いているものがありました。




蓮の花は早朝に開花し,11時ごろには閉花するのだそうです。
この開花,閉花を4日ほど繰り返し,
5日目には閉花することなく,
徐々に花びらを散らしていき,
最後は蜂の巣状の花托だけが残ります。
写真はほぼ閉花した花,
翌日の朝にはきれいに開花すると思われます。

蓮族の身分表す花托かな
高貴なる印となりし蓮花托
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アガパンサス

2012-07-21 23:02:56 | 花,植物



6月下旬から7月,
薄紫の花があちらこちらに咲き出します。
写真上,渋谷の住宅地,庭から道路にはみ出すように
アガパンサスが花をつけていました。
写真下,咲き始めのアガパンサス,
まるで三つ子のように同じ姿です。


南アフリカの原産,ユリ科に数えられたり
ヒガンバナ科にされたりするこの多年草,
梅雨の時期,アジサイと並んで街中でも
頻繁に目にする花になりました。
梅雨空の下でも,この薄紫色の花,
明るく,涼風が吹いてくるように感じられる花です。




そのアガパンサス,薄紫色の花だけかと思っていましたが,
白色そして濃い青色の花がありました。


花びらが炎のようなグロリオーサ,
こちらもアフリカ原産の6月下旬から
7月初旬に咲くユリ科多年草です。
こちらは燃えるような激しさ,熱さを感じます。
狐百合,百合車の別名があります。

梅雨明くや炎をあげる狐百合
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藪萱草(ヤブカンゾウ)

2012-07-20 20:54:03 | 花,植物

7月になり,野の緑の中に濃い橙色が目に付きます。
藪萱草(ヤブカンゾウ)の花が咲きだしたのです。
ヤブカンゾウ,ノカンゾウ(野萱草)は人里で見られるキスゲの仲間です。
このように群れて咲いていると橙色のキスゲのように思えます。


ヤブカンゾウは八重花,
ノカンゾウは一重のよく似た色の花をつけます。
家近く(東京稲城市)を7月の一週,二週と歩いてみて,
野原に住宅の横にたくさんのカンゾウの花を見つけましたが
みんなヤブカンゾウでした。


ヤブカンゾウのほうが多く存在するのは間違いないのですが,
ノカンゾウがまるでないかというとそうでもありません。
昨年は,8月になってからノカンゾウをいくつか見ました。
多分,ノカンゾウは花期が遅く,
これから見られるものと思われます。




八重花は蘂が花弁化したといわれています。
見つけたヤブカンゾウの花,
八重花ですが,雄蕊があるものとないものがあります。
ということは,完全に蘂が花弁化したものと,
一部だけ花弁化したものがあるということになります。
しかし,雄蕊が残っているものが花弁数が少ないかというと
そうでもないようです。
こんな疑問も湧いてきましたが,
蘂があっても,なくても,ヤブカンゾウは3倍体,種子はできません。


萱草やより鮮やかに草緑
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする