行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ササキリの成虫と幼虫

2017-09-30 20:00:46 | 昆虫
セミの声から虫の声、
秋もいよいよ本番となってきました。
林縁の草むらを探るとササキリが成虫になっていました(9/22)。


ササキリ、
小型のキリギリスの仲間です。


体色は鮮やかな緑色と金属光沢の黒褐色、
しっかりした体つき、
大きなクリッとした眼が印象的な美しいバッタです。


尻尾から産卵管、メスの個体です
上二つもメス、それぞれ別の個体です。


オスもいました。
林縁の草むらや林床に見られ、
日中に活動し、
ジリジリジリと鳴きます。


このオス、体色も鮮やか、
まだ新鮮な成虫、しっかりと撮れましたが、
なぜか、後脚が一つなくなっています。


まだ翅が伸びていないもう間もなく成虫になる個体です。
産卵管があるのでメス、
人間でいえば女高生ぐらいに相当するのでしょうか。


8月下旬に写したササキリの幼虫、
顔は黄橙、緑色ではありません。


7月下旬に写していたササキリ幼虫、
クリッとした大きな眼、長い触覚は成虫と同じです。

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9月の空と雲、秋の香り

2017-09-29 20:00:58 | 風景
今年は秋が早いようで、
彼岸になり、めっきりと秋らしさが増してきました。
散歩の途中、青空と雲、秋の空を写して見ました。


今年の彼岸は天気に恵まれ、
ブログ主の住む街にも青空が広がっていました。


ぽっかりと浮かぶ雲、
暑さも和らぎ、どこかのんびりと感じる秋の初めです。


ゴルフ場の上にも美しい雲が。
ゴルファーも天気に恵まれて、
よいスコアになりそうです。


午後になり、
北の地平線近く、雲が湧き出してきました。


今年は、ヒガンバナだけではなく、
キンモクセイも例年に比べてずいぶん早く、
彼岸には街を歩けば、
キンモクセイの芳香があちらこちらから漂ってきました。


キンモクセイ、
木いっぱいに黄色の花が付きます。
この花があのよい匂いの源です。


クジラ橋の上のベコニア、
涼しくなり、元気になってきました。
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ヒガンバナに雌雄のナガサキアケハ

2017-09-28 20:00:27 | 花と虫
谷戸の自然公園、
咲きそろったヒガンバナに、
雌雄のナガサギアゲハがやってきました(9/18)。


黒い揚羽蝶はヒガンバナがお好き、
ナガサキアゲハが吸蜜に来ました。
それも雌雄そろってやって来ました。


ナガサキアゲハ、
尾状突起のない黒い揚羽蝶、
翅の裏面基部に赤色紋があり、
雌は後翅に白斑が見られるので、
上は雌の個体です。


同じく雌、
ヒガンバナも蝶も雰囲気よく写りました。


雌のこの白斑、
南方のものの方が大きくはっきりと出るとのことです。


雄の個体。
尾状突起がなく、
翅の裏面基部に赤色紋があるのは雌と同じですが、
雄は後翅に白斑が見られません。


もともと南方系の蝶、
分布域が徐々に北に拡大していて、
21世紀初頭には関東地方でも確認され、
いまは東北地方にも進出しています。


市街地でも見られ、
温暖化の指標として注目されている種とのことです。
関東でも南方系のいろいろな蝶が見られるのは
それはそれでいいのですが、
このところの異常気象が温暖化によるものとしたら、
地球温暖化、このまま進めば大変なことになりそうです。
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彼岸花の紅そして稲の黄と山野の緑

2017-09-27 20:00:47 | 風景
9月の写真教室の現地勉強会は
神奈川県伊勢原市の日向路まで、
田の畔、野辺に群生するヒガンバナが被写体でした(9/20)。


終点の日向薬師でバスを降りると
すぐ眼の前がヒガンバナと里山の水田、
ちょうど稲刈りの真最中でした。


刈り取った稲を稲架(はざ)に干していました。
彼岸花の紅、稲の黄色、野山の緑、
美しい日本の原風景です。


田の畔にヒガンバナ、
そのヒガンバナを踏みつけないように、
稲は鎌で丁寧に刈り取ります。


少し遊んでみました。
これも里山のヒガンバナの写真です。


美しいレンガ色の縞模様の屋根を
彼岸花の紅、稲の黄色、野山の緑に加えてみました。


野辺のヒガンバナ、
その先の田に囲まれた小さな墓地と墓参りの人の姿、
これも9月の里山風景です。


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ツリバナなどニシキギの実

2017-09-26 20:00:42 | 花,植物
早くも、ツリバナの実が赤くなり、
赤い種子も顔をのぞかせていました(9/10)。
そして、同じニシキギ科、
マユミ、ツルウメモドキ、ニシキギの果実も写しました。


ニシキギ科ツリバナ、
5月、小さな花が枝に吊り下げられたように咲いていました。


5月の緑白の小さな花は風に揺れて、
写すのが大変だったことを思い出します。
これだけ長く吊り下がると、
9月の風でも揺れてます。


9月、実が赤く色づき、
熟すると5裂して、中から赤い種子が現れます。
花、果実の吊り下がる姿が愛らしいツリバナです。
紅葉します。


ニシキギ科マユミ、
9月、マユミの果実もかすかに色づき始めていました。
11月ごろ、熟すると濃いピンク色になり、
4裂して、中から赤い種子が姿を現します。


ニシシギ科ツルウメモドキ。
山野に自生するつる性の樹木です。
この実も10月~11月、
熟すと裂けて、中から赤い皮に包まれた種子が現れます。


ニシキギ科ニシキギ。
紅葉がひときわ濃い紅色で鮮やかなので錦木です。
垣根のニシキギの一部の葉が早くも紅葉し、
果実をつけていました。
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ウドの花、タラノキの実

2017-09-25 20:00:05 | 花と虫
9月初旬、
山野や畑のウドに花が咲き、
タラノキには果実ができていました。


ウド。
ウコギ科タラノキ属の多年草、
香りがよく、若葉、つぼみ、若い茎は食用にされます。
8から9月にかけて、
茎の上部に球状の散形花序を多数つけ、
白あるいは薄緑色の小さな花をたくさんつけます。


そのウドの花、
虫たちがたくさん集まります。
アオスジアゲハが吸蜜していました。
花は雄花もありますが多くが両性花、
雄性先熟でこのアオスジアゲハがとまっているのは雄性期の花、
雄しべが咲いています。


ミドリヒョウモンも吸蜜に来ました。
この花は雌性期、雄蕊が落ち、
花柱が5裂した雌蕊と子房の花になっています。


上部に位置する大きな花序は両性花、
白く雄しべが咲いている雄性期です。
下部の小さな花序は雄花、
まだ蕾、両性花に遅れて咲く仕組みになっているようです。


全体が薄緑色になった花、
子房が膨らみだした雌性期の花です。
しかし、下部の雄花はまだ咲いてないように見えます。
この小さな雄花花序、なんの役割でどのタイミングで咲くのでしょうか。


同じ時期、
山のタラノキには紫黒色の実ができていました。
ウゴキ科タラノキ属の落葉低木、
新芽は「たらのめ」春の山菜です。


タラノキもウドと同じように雄性先熟で、
両性花と雄花があるようです。
実の付き方はウドに比べてまばらです。

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キツネノマゴにハナモンルリバチとセセリチョウ

2017-09-24 20:00:25 | 昆虫
夏の終わりから秋の初め、
草原にキツネノマゴがびっしりと花をつけ、
そして、小さな蝶や蜂たちが吸蜜に集まります。


ルリモンハナバチ。
幸せを呼ぶ美しい青い蜂、
この夏3回目の遭遇、3回目の登場です。


この蜂のおかげでしょうか、
この夏も何事もなく過ごしました。
不幸がないのが幸せです。


セセリチョウ科ダイミョウセセリ。
黒褐色の翅は思ったより薄く、
翅の向こうにキツネノマゴの薄紫色の花が透けて見えます。


キマダラセセリ。
9月になってもまだいるようで、
草原のキツネノマゴに吸蜜をしていました。


翅を広げて吸蜜するイチモンジセセリ。
少し珍しい姿での吸蜜です。


翅を閉じて吸蜜するイチモンジセセリ、
夏の終わりになるとこの蝶は急増、
草原のどこを見てもイチモンジセセリが飛び回っています。


これは稲城ではなく、
遠征先の伊勢原にて(9/20)。
どうせイチモンジと近寄ってみたら、
オオチャバネセセリでした。
上のイチモンジセセリと比べると、
後翅の白紋裂が違うのがわかります。

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タマスダレ、サフランモドキそしてポチュラカ

2017-09-23 20:00:55 | 花,植物
8月下旬から9月初旬、
道端に写した小さな美しい花、
タマスダレ、サフランモドキそしてポーチュラカ、
いずれも園芸品種ですが半野生化もしています。


ヒガンバナ科タマスダレ属の球根草。
和名の由来は、白い小さな花を「玉」、
茎が連立する様子を「簾」に例えたとのことです。


レインリリーとも呼ばれ、
雨の後、日がさすと花を開きます。


耐寒性があり丈夫、日当たりがあれば増えていくので、
あまり尊重されませんが、きれいな花です。


ヒガンバナ科タマスダレ属サフランモドキ。
濃いピンク色の花がきれいです。
サフランに花が似ているのでこの名がつけられています。


ゼフィランサスはヒガンバナ科タマスダレ属の総称、
調べてみるとレインリリーとはゼフィランスのこと、
したがってサフランモドキもレインリリーと呼ばれます。
こちらも半野生化した花を時々見ます。


スベリヒユ科ポーチュラカ。
夏の強い日差しにも負けずに色とりどりの花を咲かせます。


夏の花壇によく使われる花ですが
こぼれダネで翌年も出ることがあり、
半野生化しているものも見ます。
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カリガネソウ、ヌマトラノオなど

2017-09-22 20:00:27 | 花,植物
ヌマトラノオ、ソクズ、クコ、ワレモコウ、カリガネソウ、カガイモ。
夏の終わりの散歩道に写した野の草花を集めてみました。


サクラソウ科ヌマトラノオ。
池の岸など湿地に生える多年草、
穂状の白い花を咲かせますが、
オカトラノオのようには頭を垂れません。


ソクズ、
レンプクソウ科ニワトコ属の多年草、
クサニワトコの別名があります。
葉は奇数羽状複葉、白い花の中に見える黄色の小さな球体は蜜腺体、
虫を呼び集めるための組織です。


ナス科クコ属クコ、
草ではなくの落葉低木です。
赤い果実は酒に漬けこんでクコ酒、
生食やドライフルーツとして利用され、
杏仁豆腐のトッピングにもよく使われています。
田畑の畦、空き地の周囲など、人の手が加わりやすく、
高木が生えきれない環境によく野生化して、
夏から秋にかけて薄紫色の花をつけます。


バラ科ワレモコウ属ワレモコウ。
日当たりのよい草原に見られる多年草です 。
夏の終わり、枝分かれした茎の先に楕円形の短い花穂をつけ、
穂の先端から咲き始めます(有限花序)。


カリガネソウ(雁草)。
8~9月に咲くシソ科の多年草、
山地の湿った林の中や林縁に見られます。
ホカケソウ(帆掛草)の名もあります。


カガイモ科ガガイモ。
日当たりのよい草原や道端などに見られるつる性の多年草、
夏から秋にかけて葉腋から出た集散花序に淡紫色から白色の花をつけます。
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ヒガンバナのある景色

2017-09-21 20:00:33 | 昆虫
今年はヒガンバナが早かったようです。
ブログ主の散歩道でも、
彼岸前にもういい具合に咲いていました。


多摩川の河原、
土手下の草の中がところどころ赤く染まっていました。


土手下のオニグルミの木とヒガンバナ。
木の下の自転車の横には
オニクルミの果実が袋にぎっしりと入っていました。


よく通る城山公園の林縁道、
コンクリートポットのヒガンバナ、
いつの間に、たくさんの花茎をすっと伸ばし、
たくさんの花をつけています。


そのコンクリーポツトのヒガンバナにカラスアゲハの雄、
台風一過の日の光を受けて、
翅が美しい青色に輝いていました。


上谷戸の田んぼ、
稲の穂も稔り、頭を下げ始め、
畔道にはヒガンバナが並んで咲いています。


里山の細道のヒガンバナ、
ちょうど木漏れ日が花にあたり、
その奥からは日傘をさす人の姿が見えてきました。


親水公園の水車小屋とヒガンバナ。
この日は日中は30度を超える暑さでした。
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