行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

カタクリの花

2012-03-31 23:02:33 | 花,植物

カタクリの育成がされている城山公園の山斜面,
20日の春分の日に覗いたときは蕾一つ確認できませんでしたが,
25日に覗いて見ると,
紫のカタクリがもうずいぶんと咲いていました。


今年は,地上の梅や桜は開花が大きく遅れましたが
地下で冬を越したカタクリには大きな遅れはないようです。
ここのカタクリ,まだ小さなものがほとんどですが,
枯葉を持ち上げ,短い地上での命を精一杯に育んでいました。


カタクリは日が照ると開きだし,
時間とともに花びらが反り返るように咲きます。
この反り返って,少し下を向いて咲くのがカタクリの正常形と思われます。
このとき花びらの内側に見える桜の花びらのような模様が特徴的です。
この模様,蜜標と呼ばれ,虫たちに蜜のありかたを教えるためだそうです。


カタクリの花はみんな同じ方向を向いて咲くようです。
斜面の上のほうに上がり,背面から撮ってみました。
時間は午後3時を回っていますが,
今頃やっと開きだした小さな花が隣に2つ,3つ確認できます。
今年初めて花をつけることのできたカタクリかも知れません。


種から発芽したカタクリは,
春のほんの数ヶ月の間,光合成活動を行い,
根に養分を貯め,地上部が枯れることを毎年くりかえします。
こうして毎年徐々に大きくなったカタクリが
花を咲かせるようになるまで7~8年かかるそうです。


花を咲かせることができるカタクリは双葉で姿を現します。
単葉のものはあと何年か後に花をつけます。
大切に守っていくことが必要です。
写真は姿を現したばかりの蕾のカタクリ,
花開くのは明日になると思われます。

片栗は遅れもせずに咲きにけり
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月曜日の金・月・木

2012-03-30 22:28:27 | 風景
26日の月曜日,
退社後,最寄の駅まで歩いていると,
行く手に,三日月のような月を真ん中に
上下に明るい星が一直線に並んでいます。
なかなか見ない景色です。


バックに入れっぱなしのカメラを取り出し,
ひとまず記録にと,撮って見ました。
(首都高速道の初台付近,18時59分,
D40x,35mm,F2.8,SS1/5秒の手持ち)
上の明るい星が金星,下のそれより少し暗い星は木星だそうです。
こうして3者が直線に並ぶのは珍しいことのようで,
ネットをみると東京スカイツリーをはじめ
いろいろなところで,この夜写真が撮られています。


(同じく初台駅付近,18時56分)


稲城の自宅に戻り,
庭から再び写してみましたが,
もうこのときは木星が地平線に沈み,
金星と月だけになっていました。
(20時35分,D90,66mm,F10,SS2.5秒)


二日前の24日,
買ったばかりの三脚の使用練習に夜の空を写してみました。
新月のような月が西の空に出ていましたので,
それを写してみようと考えたのですが,
自宅に戻り,カメラと三脚を持ち出したときには,
月はすでに沈み,星が二つだけになっていました。
(3月24日18時58分,D90,24mm,F8,SS13秒)
今回,月や星の写真を始めて撮ってみましたが,
日々こんなに大きく月や星の位置が変わり,
こんなに早くこれらが移動することを
実感として学びました。

春の夕 空見て帰る天体ショウ
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春の日

2012-03-29 21:35:58 | 風景

春分の日,久しぶりの好天,
遅れている今年の春を取り戻すかのような
すばらしい春の日となりました。
里山の野梅も満開となり,
青空に白い花をこれぞとばかりに広げています。
そして地面には春の緑が広がり始めていました。


その地面にはツグミが
明るく強い日を浴びるかのように胸を広げていました。


そして水辺のキセキレイ
冬に比べ羽色が鮮やかに思えます。
強くなった日差しに水の色,流れにも春を感じます。


水の流れといえば,
マンションの敷地に造られた小さな流れ,
さざなみが春の日差しに躍動していました。


散歩の最後は自宅近くの公園,
東屋の周りに紅梅が満開に咲いています。
すぐ横では家族連れが春を楽しむかのようにお弁当を広げていました。
そして,昼食を食べ終えた小さな女の子が
東屋までやってきました。

春分の水のきらめき日暮れまで
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ブーゲンビリアとコーヒーの木

2012-03-28 21:52:24 | 花,植物

ブーゲンビリア,一年に何回か花をつけるようです。
3,4年前に鉢植えで求めた我が家の小さなブーゲンビリア,
それぞれ花数は多くありませんが,
昨年は3回ほど咲き,
秋に咲いたものはクリスマスの頃まで枝に紅くついていました。


すっかり葉を落とし,枝だけの姿で,
居間の窓際に置かれていたそのブーゲンビリア,
彼岸の声を聞き,
いつの間にか一つ二つと赤紫の花(包葉)をつけていました。


休日の遅い我が家の朝飯,
それまでの時間,
買ったばかりの自由雲台三脚の使用練習を兼ね,
望遠レンズ,接写レンズでその赤紫の花を写してみました。


冬の間,ずっと室内に置かれていたコーヒーの木,
葉が変色して,少し弱っているようにも思っていましたが,
きれいな新葉がたくさん見られます。
元気になったようです。
明るい春の日がさしたこの日,
そんなコーヒーの木に暖かい日の光を浴びさせてみました。

朝飯も待てず外に出る春日和
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サクラにメジロ

2012-03-27 22:04:45 | 
昨日に続いての早咲き桜ですが,
今日はそれにメジロを加えてみました。
サクラとメジロ,古い競馬ファンにはなつかしい二つの名です。






小雨の残る河津桜に二羽のメジロがきて
花の蜜を吸っていました。
雨に洗われ,羽色がより美しく見えます。
寝起きなのか,雨に濡れてか,
頭の毛が乱れているのがチャーミングです。




こちらは彼岸桜のメジロ,
やはり二羽でいました。
この時期のメジロは二羽でいることが多いように思えます。
もう番で行動しているようです。
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早咲き桜

2012-03-26 21:17:30 | 花,植物
例年ですと東京の多摩地区でも,
染井吉野の開花の声が聞かれる3月の下旬です。
ここ2,3日の暖かさで急激に蕾が膨らんではいますが,
3月中頃までの寒さが響き,
今年の染井吉野の開花は多分4月になってからと思われます。

例年は2月下旬から3月初めに咲き出す
稲城中央公園の河津桜,そしてやや遅れて咲く彼岸桜,
晴天の春日となった25日の日曜,
そんな早咲き桜が咲きだしていました。


公園に4本ほど並んでいる河津桜,
そのうちの1本がやや早く
満開に近い状態となっていました。


その河津桜,別の木の咲きたての花をアップにしてみました。


花が咲くのと同時に葉が出ていますので
多分彼岸桜と思われます。
やっと花が咲き出していました。


寒緋桜はまだ蕾だけでした。


家近所で見つけた早咲き桜,
3分程度咲いていました。
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梅の花

2012-03-25 21:02:59 | 花,植物

例年に比べ開花が遅れていた梅,
3月も半ばを過ぎ,一斉に咲き出しました。
道を歩くといたるところに梅のよい香りが漂っています。
望遠ズームをぶら下げての散歩の途中,
そんな梅の花をズームアップしてみました。


春の日差しが強く感じられる好天の日の花,
白梅も明るく,華やかに感じられます。


切り株より伸びた徒長枝についた花,
かすかに紅色がかかっています。
香りにつられて蜜蜂もやってきてました。


ピンクの枝垂れ梅,
雨があがり枝先だけに残った雨滴,
これももう落ちそうです。
よくみるとその雨滴に花が写っています。




雨に濡れた白梅
雨に花びら,蕊が傷んでしまい,
花もさびしく感じられます。

週末のいつも雨なり梅の花
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雪割草

2012-03-24 22:50:40 | 花,植物



春分の日,駅から帰り道,
カタクリが育成されている城山公園の山の斜面を覗いてみました。
今年はカタクリも遅れているようです。
蕾はおろか葉もまだはっきりと確認できませんでした。
しかし,そんな落ち葉の中に
雪割草の白い花,紫の花を見つけました。
花は蘂といいますが,この花もきれいな蘂を持っています。




雪割草はミスミソウ,スハマソウなど,
早春に落ち葉のなかから芽を出し,
可憐な花を咲かせるキンポウゲ科の植物の総称,
ミスミソウ,スハマソウより雪割草のほうが,
この花の特徴,季節感を表し,素敵な名前に思えます。

ひそやかに美しくあり雪割草
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ジョウビタキ雄

2012-03-23 23:27:30 | 
今年はジョウビタキの雄によく出会います。
ジョウビタキは人里の近くを縄張りとしていることが多く,
道端の垣根などからふと姿を現してくれます。


植え込みの下から飛び出し,
真っ白な鉄柵にとまったジョウビタキ雄1,
そっと近寄り,レンズを向けてみました。


銀髪に黒い顔とこわもての外見ですが,
優しい眼,表情が撮れました。
背景に白い車と赤いテールランプを取り入れてみました。


どこからか現れ,梅の切り株にとまったジョウビタキ雄2,
切り株から芽を出した小枝にはピンクの蕾がたくさんついています。
これはチャンスと思い近づき,シャッターを切りました。
あわてたせいか,ピントが甘くなったようです。


そのジョウビタキ,今度はピッピッピッと鳴き声をあげながら,
畑に立てられたスコップの柄にとまりました。
なんにでもとまるジョウビタキです。




川辺を縄張りとしていたジョウビタキ雄3です。
岸辺の枯草から枯草に飛び移り,
いろいろなポーズをとってくれました。

どこからか現れ消えるジョウビタキ
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ミモザとサンシュユ

2012-03-22 23:44:58 | 花,植物
長い間,黄色の蕾を見せたまま,
咲けずにいたミモザとサンシュユ,
彼岸になり一斉に花開き,周囲を黄色の世界に誘っていました。


房アカシアあるいは銀葉アカシアと呼ぶのが正しいのですが,
日本ではミモザの名のほうが通りがよいようです。
毎年,実にたくさんの花をつけます。


久しぶりの晴天のこの日(3/20),
小さなポンポン咲きの花と青い空も写してみました。




ハルコガネバナ(春黄金花)の別名のように,
葉のない木にこちらも黄色の花をたくさんつけるサンシュユです。


一つの花に見える一塊は20から30の小さな花が放射状に集まり,
一つ一つの花から4個の雄蕊が飛び出すように突き出ています。
おもしろい花の形です。

ミモザ咲き空より青くなりにけり

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