行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

道ばたの小菊

2021-11-30 20:00:25 | 花,植物
花の少ない11月、
散歩道や畑の畔に咲く、
色とりどりの小菊が目を楽しませてくれました(11/6、7)。


オレンジ色?
きれいな花色です。


白色。
家菊とも言われる小菊、
キクの園芸品種、 頭花が径9cm未満のものを小菊というようです。
中心部は黄色の筒状花、その周囲に舌状花、
花色はこの舌状花の色になります。


黄色。
多年草、世話なしで毎年花をつけてくれる小菊、
12月過ぎても花をつけているものもありますが、
やはり咲きはじめの11月初中旬が花も葉もきれいです。


赤色。
挿し木で簡単に増え、
古くから庭の隅などに栽培されている小菊、
古くから、庭に2,3色植えて、生け花や仏花などとして重宝されてています。


ピンク色。
いままでのものに比べると花は少し小型ですが
花数が多く、花びら(舌状花)の数が多いように思います。


舌状花が下半分が白色で上半分にかけて紅色。
古くから栽培され、改良もされ、花形、花色が豊富になってきました。


その白色と紅色の花にツユムシの姿。
ちょうど花びらを食いちぎって食べていました。
マクロレンズに換えて接近、
口元から長い触覚まできれいに写りました。


舌状花が丸まって筒状になっている花、
少し変わった小菊です。

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街路樹のケヤキの紅葉、黄葉

2021-11-29 20:00:25 | 花,植物
11月初旬、
今年は街路樹のケヤキがいい具合に紅葉、黄葉を見せていました。
歩道橋を絡めて、その紅葉、黄葉の景色を写して見ました。


散歩の帰路となる自宅近くの歩道橋の上から。
道に覆いかぶさるように枝を伸ばしたケヤキの街路樹、
美しく紅葉、そして黄葉していました(11/1)。


同じ歩道橋の反対側からケヤキの紅葉とその下を通る車を。
今年は例年よりケヤキの紅葉がきれいに感じます。


道路を歩いていると、
学校帰りの中学生男子が5、6人、ケヤキの街路樹がきれいな歩道橋を通りました(11/4)。
今時の中学生はでかい。
大谷翔平をはじめ、体格、体力でも欧米人に負けない若者が日本にも増えてきました。


しばらくすると女子中学生が数人、ゆっくりと歩道橋を通りすぎて行きました。
なにか違和感と思ったら、
男子も女子もガバンではなく、どの子もリュックサック姿、
時代は知らぬ間に変化していきます。


11月4日、
同じ歩道橋から、少し先の尾根幹線の交差点を。
望遠レンズの圧縮効果で車の動きがおもしろく写りました。
ケヤキの紅葉も少し進んでいます。


帰路のクジラ橋にて。
緑の中にケヤキの紅葉が映えていました。
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ジョウビタキ

2021-11-28 20:00:56 | 
冬鳥のジョウビタキ、
今年は早く、11月初日が初見、初撮りとなりました。


里の小道を歩いていると、
小型トラックのバックミラーに小鳥の姿を発見(11/1)。
強い日の光、それも逆光気味で見ずらいのですが、
こんな場所にとまるのはジョウビタキ?。


やはりジョウビタキでした。、
頭上が白く、顔や喉が黒い雄です。


冬鳥のジョウビタキ、
スズメより少し小型、ツグミ科あるいはヒタキ科に分類され、
早いものは10月下旬に渡って来ます。
積雪のない地方で越冬し、
平地から低山の農耕地、住宅地、公園、河原などによく見られる冬鳥です。


少し遠くからでしたが別の雄。
雄は腹部の橙色が鮮やかです。


11月初旬、
ジョウビタキ雌も写しました。
メスは頭部が淡褐色で、羽色の褐色、腹部の橙色も雄に比べて淡色になります。


雌雄で種が違うように体色の異なるジヨウビタキですが、
翼の中ほどに白くて細長い斑点があるのは雌雄同じ、
ジョウビタキの特徴です。

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南山のリュウノウギク

2021-11-27 20:00:34 | 花,植物
稲城南山の開発、
リュウノウギクの自生地まで進んでいました。


開発境界線の山道に残った
リュウノウギクの小さな株がわずかに花をつけていました(11/1)。
昨年よりもさらに株が減っています。
そのうち消滅してしまいそうです。


リュウノウギク(竜脳菊)はキク科キク属の多年草、
いわゆる野菊の1種、珍しいキク属の野菊です。
葉や花が小菊によく似ています。
花期は遅く、10月下旬から11月。


丘陵や低山の森林周辺に多く生え、
特に林縁部の日向、自然な地形では崖地に出現します。
日本固有種、極めて珍しいものではありませんが、
自生しているものは少なくなっています。


リュウノウギクのすぐ近く、
11月になってもアキノタムラソウがまだ咲いていました。
シソ科アキギリ属の多年草、
早いものは7月から花をつけ、花期の長い草の花です。


ここは多摩丘陵の東端、
開発進む新築住宅の向こうに都心のビル群が展望できます。


この日は少し雲が多かったのですが、
都庁や新宿の高層ビル群、さらにスカイツリーもよく見えました。
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青空と秋の雲

2021-11-26 20:00:56 | 風景
10月下旬~11月上旬、
コロナ感染者数も大きく減少し、
青空と雲がきれいな日が多く見られました。
そんな青空と雲にカメラを向けていました。


坂道を上ると丘の上の学校、
その建物の上、真っ青な空に糸のような細雲が出ていました(10/24)。
筋雲(スシグモ)です。


同日、谷戸の細道から。
筋雲は正式には巻雲、
英名は、Cirrus(シーラス)、「巻き毛」という意味があるようです。


巻雲はおよそ5000~13000mの高い空に出る雲、
白い絹糸のような筋状の雲が曲線、釘状、糸くず状などの形であらわれます。
この雲が出ると、低気圧や前線が近づいている知らせ、
天気が崩れることが多いようです。


11月初旬の清々しい晴れ日、
日に照らされたパンパスグラスが白金色に輝いていました。
真っ青な空に散らばるこの雲も巻雲でしょうか。


自宅を出て中学校の時計台、
その塔を囲むように、小さな積雲(綿雲)がいくつも並んで出ていました。
その上に巻層雲(うす雲)も見られます。
巻層雲は上層、積雲は下層に現れる雲です。


11月初旬、
すっかり紅葉した街路樹のケヤキの奥に小さな綿雲が4つ並んでいました。
青空に小さな雲がゆっくりと流れる景色、どこか和みます。


晩秋の日の落ちは早く、
まだ15時を過ぎたところですが、
日は低く落ち、三角屋根に隠れ、
うす雲を透かすように照らしていました。
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スイフヨウ、アメジストセージ、コンギク

2021-11-25 20:00:56 | 花,植物
11月初旬の
散歩道の公園の花壇にて。


11月になるのに芙蓉の花がいくつか咲いていました。
この時期まで咲いているのは酔芙蓉(スイフヨウ)と思われます。


アオイ科フヨウ属のスイフヨウ。
八重咲きのものが多く、花期は8月~10月と記されています。
花色が朝は白で午後は桃色から紅色に変化していきます。
それをだんだん酔っていく姿にたとえ、酔芙蓉の名が付けられたとのこと。


しかし、このスイフヨウ、
10月下旬から咲き出し、花は一重です。
そして、夕刻になっても白色の花弁の縁がわずかに薄紅色に染まる程度とあまり酔いません。


紅色になってぐたっとだらしなく見える八重花に比べて、
この一重花、夕刻になってもシャキとして姿が乱れないように思えます。
フヨウの仲間、いずれにしても一日花です。


近くにアメジストセージが咲いていました。
シソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草です。
花期は8月下旬~11月中旬、
花も終わりに近づいているようです。
花は唇形で、この個体の花色は白色、紫色の部分は萼です。
紫色の花もあり、花全体が紫色です。 
萼、花には細かな軟毛が密生し、
手触りがビロードのようなので、ベルベットセージとも呼ばれます。


スイフヨウの根元付近にコンギク。
ノコンギクの自生品種のなかから濃い花色のものが選別され、
古くから観賞用に栽培されているようです。
舌状花は青紫色〜紅紫色、ノコンギクに比べかなり濃色です。
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オギ、ススキ、セイタカアワダチソウのある景色

2021-11-24 20:00:22 | 風景
秋の河川敷、
セイタカアワダチソウの黄色とオギ、ススキの白色が絵になります。


10月15日の多摩川の河原、
セイタカアワダチソウが咲き出し、
ススキが穂を出していました。


セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
北アメリカ原産の帰化植物、河原や空き地などに群生します。
昭和後期には大繁殖し、秋の河川敷を黄色で覆い尽くしていましたが、
現在では草丈が低くなり、数も減少し、
ススキやオギなどの他の草と共存しているように見えます。
外来生物法により要注意外来生物に指定されています。


セイタカアワダチソウ、
キク科アキノキリンソウ属の多年草で、
アワダチソウとも呼ばれるアキノキリンソウと同属です。
もともとは切り花用の植物として導入されたとのこと、
びっしりと咲いた黄色の花は鮮やかです。


南武線の鉄橋の下、
逆光にオギ(荻)の穂が白く美しく輝やいていました(10/28)。
オギはイネ科ススキ属の植物、
草丈は1~2.5m程で、河川敷などの湿地に群落する多年草です。


これも逆光で、
オギの白穂の中にショベルカーが動いていました。
河川敷の修復をしているようです。


ススキによく似るオギですが、
オギは地下茎で広がるため、ススキと違って株立ちにならず、
ススキに比べて、穂がより白くなります。
また、ススキはどちらかというと乾いた草地に多く見られますが、
オギはススキが好む乾いた場所には生えません。


11月中旬の三沢川にて。
株立していたのでこれはススキです。
ススキの穂にはオギにはない芒(のぎ)があります。

芒はコメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片の先端にある棘状の突起のこと( Wikipediaより)。
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紫色の実

2021-11-23 20:00:32 | 花,植物
ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、コムラサキそしてアケビ、
秋の散歩道に写した紫色の果実を並べました。


ムラサキシキブ、シソ科の落葉低木です。
6~7月に薄紅色の花をつけ、
秋に紫色の果実をつけます。
名はその果実が由来です。


赤色の果実はよく見ますが、
紫色の果実は珍しく、花より果実の美しさの方が尊重されるムラサキシキブです。
写真、冬芽(裸芽)も見られます。


ヤブムラサキ。
やはりシソ科の落葉低木、
ムラサキシキブに似た紫色の果実をほぼ同じ時期につきます。


ムラサキシキブに似ますが、
ガクに毛が多く、果実にもびっしりと毛の生えたガクが残り、
見れば一目でヤブムラサキと判ります。


シソ科コムラサキ。
ムラサキシキブ、ヤブムラサキよりさらに低木、
果実は両者よりびっしりと付き、鮮やかです。
ムラサキシキブ、ヤブムラサキと違って、
自生は多分なく、庭木として多く利用されています。


ミツバアケビ。
アケビ科アケビ属の落葉つる性低木です。
開発も進む稲城南山の山道、
道に覆いかぶさるようにつるが伸びてアケビの果実が一つぶら下がっていました。
よく見ればアケビの果実も紫色です。
ちょうど、その果実にオオスズメバチがやってきました。
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イカリモンガ、クロマダラソテツシジミ

2021-11-22 20:00:30 | 昆虫
11月初旬に写したイカリモンガ、クロマダラソテツシジミ、
初見の蝶(蛾)です。


林縁に咲いたツワブキに
前翅のオレンジ色が鮮やかな蝶らしき虫がとまっていました(11/1)。


テングチョウに色合いは似ていますが違います。
見たこともないクジャクチョウかとも考えましたが
こんな場所にいるはずもなく、それとも違うようです。


家に帰りいろいろ調べてやっとイカリモンガにたどり着きました。
チョウ目イカリモンガ科に分類される蛾でした。
蝶でいくら探して見つからないはずです。
前翅にある大きなオレンジ色の碇形状の紋が名の由来です。


翅を立てて花などにとまり、昼間に活動、
一般に蛾は触覚が太く、蝶は細いとされますが、
その触覚も細く、姿はまるで蝶です。
蝶も蛾もチョウ目、日本では蝶と蛾に分けられ、
蝶はシロチョウ科、アゲハチョウ科、タテハチョウ科、シジミチョウ科、セセリチョウ科だけ、
その他は蛾に分類されてしまうそうです。
世界的には蝶と蛾を分けることはあまりされてないとも記されていました。


道ばたの小菊にシジミチョウがとまっていました(11/6)。
色あいから少し黒ずんだウラナミシジミかなと思い、
なにげなく写して、通り過ぎました。
しかし、なにか違和感を覚え、液晶で確認して見ると
翅模様がウラナミシジミではありません。
いそいで、戻って見ましたがもう姿は消えていました。


これも家に帰り調べて見て、クロマダラソテツシジミと判明。
1992年に迷蝶として沖縄に現れて定着、
以後北上をはじめ、2007年頃から本州でも見られ始め、
近年は東京にも現れるようになったようです。
クロマダラソテツ2021で検索すると、
今年は発生が多いようで、
東京湾沿いを中心にいくつかの発見報告が見られます。
多摩丘陵の東端、稲城でも発見です。
食草はソテツだそうですが、近くには見当たりません。
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日溜りのアキアカネ

2021-11-21 20:00:05 | 昆虫
他の蝶やトンポが姿を消した10月末~11月上旬、
アキアカネが日溜りに暖をとるように集まっていました。


公園の石柵にアキアカネが4匹、雄3匹に雌が1匹、並んでとまっていました。
集団でいることの多いアキアカネですが、
4匹が等間隔にそれも同じ向きに並んでいるのは珍しい。


朝晩は冷え込むようになるこの時期、
日中の暖かい日の光を体いっぱいに浴び、
エルギーを貯めているかのように見えます。


横に一匹、縦に一匹、いずれも日の当たる部分にとまっています。
横にとまっているのは雄、縦にとまっているのは雌です。
アキアカネの雌には、腹部が濃褐色になるものと
このように腹部背面が赤くなるもの(赤化型)の2種類います。


アキアカネの雄は成熟すると腹部が赤くなります。
成熟がさらに進む秋の終わりには赤黒くなります。


褐色型のアキアカネの雌。
雌は雄と見比べてみると腹部が太いのが分かります。


腹部が太く、赤化型の雌です。


紅葉した枯葉にとまった赤化型の雌を逆光で写して見ました。
晩秋の景色です。


アキアカネ、
6月~7月平地で発生し、
真夏の暑い時期は高山や高原の涼しい場所に移動して過ごします。
9月下旬~10月、成熟して大挙して平地に戻ってきて、
長生きの個体を12月初めに見ることのあるアキアカネです。
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