行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ショカッサイとミツバチ

2024-04-30 20:00:38 | 花と虫
暖かい春の日となった3月17日の散歩道にて。


公園斜面の空き地をショカッサイが紫色に染めていました。


アフラナ科ショカッサイ、
別名はムラサキハナナそしてオオアラセイトウ、ハナダイコンとも呼ばれます。
春3月、群生して咲く紫色は見事です。


中国原産、日本では江戸時代に鑑賞用、搾油用に輸入されましたが、
いまは野生化し、日本全土で見られます。
花期は3~4月、越冬や春早く発生する虫たちの重要な蜜源です。


都市化の進行などで、
一時少なくなったスジクロシロチョウが20世紀後期になり、
都市部で増えてきたのは、
食草となるショカッサイの分布拡大によるものとされています。


まだ発生が少ないのか、
この日はスジクロシロチョウは来ませんでしたが、
たくさんのミツバチが蜜を採取に来ていました。


菜の花でしょうか、アブラナ科の黄色の花が道ばたに咲いていました。
ウィキペディアによると、
菜の花(なのはな)はアブラナ科アブラナ属の花の総称であり、
特にアブラナまたはセイヨウアブラナの別名。
また、菜花(なばな)はナタネ、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カラシナなどの
アブラナ科アブラナ属で花や葉茎を食するものをいうそうです。


道ばたの草原に蕗の花。
春の山菜のフキノトウは蕗の若い花茎です。

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ツグミ、シロハラ、ルリビタキ

2024-04-29 20:00:55 | 
3月中旬の散歩道、
このころはまだ望遠ズームを携帯、鳥撮りもしていました。


ヒタキ科ツグミ属のツグミ、
この冬は見ることが少なく、あまり撮れませんでしたが、
3月中旬の公園道、目の前に現れてくれました。


日本では冬鳥。
夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、
冬季になると南下、日本全国にやってきます。


同じツグミ属のシロハラ、
中国東北部からロシア沿海地方にかけての地域で繁殖し、
冬に日本など東アジアに渡ります。
ツグミと同じく日本では冬鳥です。


緑地や森林の茂みの中にひそみ、
地面に降りて昆虫やミミズなどの小動物を捕食します。
今年はツグミとは逆にシロハラはよく見ました。


3月中旬の薬師池公園、
ルリビタキのオスがまだいました。
今回は半逆光で見返りの後姿を。
深みのある濃い青色に映りました。


ルリビタキもツグミやシロハラと同じくヒタキ科、
基本的には単独行動、
姿形のよい、がっちりした体型の持ち主です。


これも3月中旬、
ノイバラが芽吹き、
緑が目立ち始めた藪の中にホオジロのメスを写しました。


やはり3月中旬に写したアオジのメス、
よく見ると嘴が傷んで欠けています。
ホオジロ科の小鳥です。

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アマナ、アオイスミレ

2024-04-28 20:00:35 | 花,植物
公園の保護地にアマナの花を見つけました(3/17)。


ユリ科アマナ属の多年草のアマナ(甘菜)、
春早く、葉を伸ばし、花を付けます。
そして、夏には他の草の中に埋もれ、姿を消します。
いわゆるスプリング・エフェメラルと呼ばれる植物の一つ、
かつては、里山環境の河川の堤防などによく自生していたようですが、
環境変化により、現在は見られる場所がかなり少なくなっています。


花は披針形で先端がやや尖った白色、
背面には紫の筋が入った釣り鐘状でチューリップによく似ています。
古い分類ではチューリップ属とされていました。
かつては球根が食用にもされていて、甘いところから甘菜の名があるようです。


球根は10cm位の深さに埋もれており、
そこから細い茎を出し、この茎の中程から葉を伸ばします。
葉は線形で2枚、ほぼ同じ大きさのものが向かい合うように伸び、
この葉の間に花茎が伸び、その先端に白い花を一つだけつけます。


花被は6枚、披針形で先端がやや尖ります。
雄蕊は6個で花被より少し短く、葯は黄色になります。
花は晴れた日にはよく開くが、曇りの日には閉じます。


近くにアミガサユリ(編笠百合)が咲いていました。
ユリ科バイモ属の半蔓性多年草です。
花は径3cmほどの鐘状花、内側に黒紫色の網目状斑紋が魅力です。


公園の遊歩道沿いに白っぽいスミレを見つけました。
3月の中旬、この時期に咲くのはアオイスミレとタチツボスミレぐらい、
葉がフタバアオイのように丸いのでアオイスミレです。


アオイスミレ、
春早く、ほとんどのスミレより早く咲きます。
花は白地に紫が乗り、花弁が波打ち、少し崩れ気味に見えます。
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3月中旬、木の花

2024-04-27 20:00:04 | 花,植物
3月中旬の散歩道、
ハクモクレンが咲き出し、モモの花も咲き出していました。


3月14日の住宅地の公園、
美しい青空の中に木本の白い花が咲き始めていました。
コブシあるいはハクモクレン(白木蓮)です。


近寄ってみると、
花が全部上向きに咲いています。
ハクモクレンです。
ちなみにコブシは横向き、斜め上向き、いろんな方向を向いて咲きます。
モクレンとコブシともにモクレン科の木本です。


民家の庭先に赤紫色のモクレンが開き始めていました(3月17日)。
シモクレン(紫木蓮)かと思いましたが、
樹高が6、7mと高く、開花も早過ぎます。
多分、シモクレンとハクモクレンの交雑種のニシキモクレンです。
花は外側がピンクで内側が白色になります。


3月14日、
公園道に3色の咲き分けのボケがきれいに咲いていました。
紅色と淡いサーモンピンク、白の3色です。


ボケ(木瓜)はバラ科ボケ属の落葉低木です。
同じ株に異なる色の花が咲くのが咲き分け、
ボケには咲き分け品種が多くあるそうです。


モモの花も開き出していました(3/17)。
ミツバチが吸蜜に来ていたので、
マクロレンズで花とミツバチを。


谷戸の公園に薄紅色で小枝の枝分かれが特徴的な桜が満開となっていました。
品種が分かりませんでしたが、
ケイオウザクラ(啓翁桜)と教えてもらいました。
カラミザクラとコヒガンザクラの雑種と考えられています。
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カタクリとシュンラン

2024-04-26 20:00:31 | 花,植物
3月14日、カタクリがそろそろ咲いているかもと、
公園となっている山斜面をのぞいて見ました。


この日は暖かい晴れ日、
期待どおり、いくつかのカタクリが花茎を伸ばし、
その先に薄紫色の花を付けていました。
近くに寄れないので、
鳥撮りも考えて持ってきた望遠ズームで撮ってみることにしました。


カタクリはユリ科カタクリ属に属する多年草、
早春、木々の葉が芽吹く前に雑木林の林床に葉を出し、花を付けます。
林床に日が当たる早春のわずかの期間に花を付け、光合成活動を終えます。
初夏には地上部は姿を消します。
いわゆるスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物の代表種です。


晴天の時だけ花を開き、曇りや雨の日には、花は閉じたままになります。
花に日が当たると、花被片が開きそして反り返り始めます。
最終的には背面で6枚の花被片の先が交差し、丸くなり、
よく知られた「カタクリの花」になります。
花被片と雄蕊は6個、雄蕊は長短3本あり、葯は暗紫色です。
雌蕊の花柱はわずかに3裂しています。


一般に花茎は10~15cmになるようですが
笹竹がはびこる場所で環境に恵まれないのかここのカタクリは小型、
花茎が10cmに満たないと思われるものが多く見られました。


同じ斜面に、
黄緑色の肉質な花をつけたシュンランの大株を見つけました。


シュンラン(春蘭)、
ラン科シュンラン属、
北海道から九州のに広く分布、里山や人里に近い山地の雑木林などに自生します。
花期は3~4月、日本を代表する野生ランです。


同じ斜面、
カタクリと少し離れた場所に
紫や白のミスミソウ(三角草)がまだきれいに花を付けていました。
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山茱萸と土筆

2024-04-25 20:00:43 | 花,植物
上谷戸親水公園の散歩道、
山茱萸が黄色に染まり、土筆がたくさん顔を見せていました(3/13)。


この日は青空が広がる春の日、
サンシュユ(山茱萸)の黄色の花が青空に映えてきれいでした。
早春3月、若葉に先立って木全体に花を付けます。


ミズキ科ミズキ属の落葉小高木、
中国原産、早3月、葉が出る前に木全体に黄色の花を付けます。
その姿からハルコガネバナ(春黄金花)の別名があります。


花咲く中に昨年の果実が褐色に萎びてまだついていました。
秋にグミのような赤い実をたくさんつけ、
この秋姿も見事で、アキサンゴ、ヤマグミの別名があります。


小河川の岸辺にツクシ(土筆)がたくさん顔を出していました。
その愛らしい姿から「つくしんぼ」とも呼ばれ、
桜が咲く前、早春の風物の一つです。


ツクシはトクサ科トクサ属のスギナというシダ植物の一組織、
花ではなく胞子茎です。


3月まずツクシが地上に顔を出した後に
スギナ(杉菜)の葉が地上に出ます。
とても短い歌詞ですが
「つくし だれの子 すぎなの子 つくし  春です  遊ぼうよ」
こんな童謡を思い出します。


道ばたの植え込みに、
ユキヤナギ(雪柳)の小さな白い花も咲き出していました。
バラ科シモツケ属の落葉低木、
コゴメバナ、コゴメヤナギなどとも呼ばれます。
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セグロセキレイとハクセキレイ♂

2024-04-24 20:00:30 | 
川底の浚渫、石入れなどが行われ、
清流化した小河川にセグロセキレイがいました。


三沢川の側道を散歩、
工事が終わって、清流になった流れにセキレイが遊んでいました。
セグロセキレイのようです。


セグロセキレイ(背黒鶺鴒)は
日本ではハクセキレイ、キセキレイに続いて
よく観察されるセキレイ科の小鳥です。


ほぼ日本だけに棲息する日本固有種。
河川近くの畑地や市街地でも観察されますが、
主に大河川の中流域で見られるセキレイです。


セグロセキレイの名があるように頭から肩、背にかけてが濃い黒色。
そして、腹部が白色で胸部は黒色、
黒と白の鮮明なツートンの美しい小鳥です。


ハクセキレイのオスとよく似ていますが、
ハクセキレイと異なり、
本種は眼から頬・肩・背にかけて黒い部分がつながることで判別できます。


2月に多摩川で撮影した後姿のセグロセキレイを追加。


やはり2月に撮影したハクセキレイのオス1


ハクセキレイのオス2
頬の多くが白色、顔を見ればセグロセキレイと区別がつきます。
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トラツグミ、ヒヨドリ

2024-04-23 20:00:49 | 
3月13日の公園散歩、
久しぶりにトラツグミがいました。


夕刻の公園道、
どこにいたのか、しばらく見なかったトラツグミが
突然目の前に現れました。
600mmで画面からはみ出してしまうほどの近さでした。


こちらも驚きましたが、
あわててレンズを向けたのでトラツグミも驚いたようで、
陰になる木の枝に逃げ隠れました。
欠伸でしょうか、何枚か写したその1枚、嘴を大きく開いていました。


1月ほど前にトラツグミを何度も見た場所に
この日はヒヨドリがいました。


数多くいるので、
普段はあまり写さない、ヒヨドリですが、
レンズを向けて見ました。


多分、地面に落ちているエノキの実、
黒い小さな実をくわえていました。
1月ほど前、ここでトラツグミも食べていました。


ヒヨドリも近くで大写し。
日本ではたくさん見られるヒヨドリですが、
棲息地はほぼ日本だけ、日本固有種とも言え る世界的には珍しい鳥だそうです。
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三沢川に小鳥たち

2024-04-22 20:00:47 | 
3月10日、
三沢川の側道を500mほど、望遠ズームを持って歩いて見ました。
林縁だけでなく、小河川にも小鳥が活動しています。


側道から下を流れる川を覗くと
岸辺の石の上にキセキレイを見つけました。
水浴びをしたのか、餌捕りのためか、羽が濡れています。


キセキレイ。
冬季は単独で生活し、市街地の水辺でも観察されます。
夏季は渓流沿いなどに棲み、体色の黄色がより鮮やかになります。
3月初旬、黄色が淡く、まだ冬羽のようです。


岸辺にハクセキレイもいました。
水辺だけではなく、公園や畑地などにも一年中見られます。


カワセミが美しい青色、青緑色を見せて、
岸辺の雑木の枝にとまっていました。
青緑色に目をとられますが、
よく見ると頭部や羽の一部に小さな淡黄色の斑点があるのに気が付きました。


翡翠あるいは川蝉、
縄張りをつくり水辺に生息し、川に飛び込み、小魚や小海老などを採餌します。
この小河川でも採餌しながら、川を移動している姿をよく見ます。


岸辺の枯れ草の中にジョウビタキのメスがいました。
いろんなところに縄張りをつくり、日本の冬を過ごします。
湿っぽく、きれいではない河川の岸辺ですが、
水があり、餌が豊富です。


セキレイたちとは違い岸辺の木枝にもよくとまります。
冬芽から、とまったのはオニグルミの幼木、川辺によく生えています。


すぐに藪の中に逃げ込みましたが
岸辺の泥の上をアオジのオスがいました。

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小河川のダイサギとカワウ

2024-04-21 20:00:17 | 
3月初旬の三沢川にダイサギとカワウが来ていました。


午後の強い日のあたる三沢川にダイサギが1羽、
餌を探しに来ました。


真剣な眼差しで、
水の中に小魚やザリガニをさがしているようです。
青黒い日陰の水色にダイサギの白さがより目立ちます。


曇りの日、
三沢川のほぼ同じ場所にダイサギが1羽、
岸辺の枯れ草の中で小魚を捕まえました。


やはり三沢川、
ダイサギがいた近くにカワウが1羽、
緑色の眼を輝かせて泳いでいました。
舵取りでしょうか、尾羽を扇子の形に広げています。


水の色が白い薄曇りの日、
カワウが泳いでこちらに向かって来ました。


飛び立つ瞬間、羽を広げたところが撮れました。
羽色は黒色ですが、暗青色に見える部分もあります。

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