行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツリフネソウとホシホウジャク

2018-10-12 20:00:48 | 花と虫
谷戸の自生地、
ほぼ咲き揃ったツリフネソウにホシホウジャクが数匹、
翅をはばたきながら吸蜜していました(9/30)。


スズメガ科ホシホウジャク。
その海老のような姿がユニーク、
そして、ホバリングしながら口吻を花の中に伸ばして、
吸蜜する姿は愛らしさを覚えます。


ツリフネソウの赤紫色の花をめがけて、
ホシホウジャクがやってきました。
伸ばすと体長より長い口吻、
吸蜜前、飛ぶときは丸まっています。


この日もレンズは180mmの望遠マクロ、
オートフォーカスーはあるにはあるのですがかなり遅く、
ホシホウジャクの動きについていくのがたいへんです。
花への滞在時間が少し長い個体、やっとピントが合いました。


ツリフネソウの蜜は筒の奥の距の部分、
花の中に頭を入れて、
長い口吻を伸ばして、やっと届きます。


胴体が太く、頭部しか花に入らないホシホウジャクです。
しかし、ここまで入ってくれると雄しべに触れ、花粉が付きます。
ツリフネソウにとっては花粉をつけてもらわないとただの蜜泥棒、
ありがたくない客ということになります。


キツリフネの花にもホシホウジャク。


ツリフネソウにセイヨウミツバチが吸蜜に来ました。
でも、蜜源が深いツリフネソウでは蜜を吸う口吻の短いミツバチでは
かなり花の奥まで潜っても吸蜜は難しいようです。
ツリフネソウのポリネーター(花粉を運ぶ特定の昆虫)として、
知られているのはトラマルハナバチ、
長い口吻があるので、花の奥まで届きます。
そして、胸や腹には毛がふさふさしていて、花粉も付きやすいのです。
コメント
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