行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ラクウショウの気根

2018-02-28 20:00:13 | 花,植物
今日も2月の新宿御苑から、
久しぶりにラクウショウ(落羽松)の気根を見てきました。


ラクウショウ(落羽松)、
北アメリカ原産の落葉高木です。
名に松とつきますが実はスギ科、
ヌマスギの別名があります。
ここ新宿御苑のラクウショウは明治の中頃に植えられたそうで、
樹齢は優に100年を超え、
樹高は最も高いもので35mほどあるそうです。


新宿御苑のラクウショウの見どころは
何といってもニョキニョキと生えたたくさんの気根です。
湿地や沼地に生息するので、
地中の根から酸素を十分に吸収することが難しく、
地上や水面にこのような気根(呼吸根)を出して、呼吸をし、酸素不足を補います。
日本国内ではこれほど気根が発達した木は大変珍しく、
とても貴重な存在だそうです。


この気根、
見ているといろんな形があることに気が付きます。
この塊、バルセロナのサグラダファミリアの塔に見えてきました。


この2本、バンザイをした両手のようです。


気根の一部に灰緑色がついていたので一枚。
誰かがペンキをつけたとは思われませんので、
湿地ゆえに生えるカビでしょうか。
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御苑で樹を撮る

2018-02-27 20:00:53 | 花,植物
2月21日の新宿御苑にて、
大木、古木の幹を被写体にして見ました。


新宿門の近くの大木、
モミジバスズカケノキとヒマラヤシーダー、
その幹を遠近に並べて。


そのモミジバスズカケノキの樹皮。
ここには日本最古、
明治中頃に植えられた樹齢100年を優に超えるモミジバスズカケノキがあり、
この木もその一本と思われます。
樹皮にも年輪、歴史があふれています。


イギリス風景式庭園の広場、
水筒をぶら下げた小さな子供たちが嬉しそうに走りだしました。
この年頃の子供を見ると、孫を思い出し、
思わずレンズを向けてしまいます。
新宿御苑に来るといつも思うことですが、
大都会東京の真ん中にこんな緑豊かな広い場所が残され、
そして子供たちが走り回わっている、素晴らしいことです。


冬のハルニレの大木の下、
お弁当の時間でしょうか、
先ほどの子供たちが集まっていました。
広い場所に植えられているので大木の枝ぶりもよくわかります。


何の樹かわかりませんが
幹、枝の表情がよかったので広角で一枚。


日本庭園の池の松、
枝ぶりがとても面白い。
この松も歴史を感じます。


同じく日本庭園、
タギョウショウ(多行松)と言われる園芸用の松です。
桜もきれいですがこの松も素敵な幹の形状です。


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冬の桜に梅の花

2018-02-26 20:00:12 | 花,植物
2月21日の新宿御苑に冬の桜と梅の花を写しました。


カンザクラ(寒桜)、
カワヅサクラよりも早く2月に咲き誇る冬の桜、
数本ある木がどれも満開でした。


花びらは淡い紅色ですがガク片が紅色、
遠くから見ると、
それが花びらに紅い点があるように見えます。


カワヅサクラ(河津桜)も開き始めていました。


枝に少数の花がついていた桜、
コブクザクラかなと思って写しましたが
雌蕊が一本だけ、ジュウガツザクラかも知れません。
いずれにしてもきれいに写りました。


梅も大写しにして見ました。
背景に緑を配して紅梅。


露出をアンダーにして白梅。


紅白の花咲く梅林。
梅の木の枝ぶりが見事です。
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カンザクラにメジロ

2018-02-25 20:00:30 | 花と小鳥
1月21日の新宿御苑、
カンザクラ(寒桜)が満開、
どの樹にもメジロが訪れ、
花と小鳥で入園者の目を楽しませてくれていました。


梅や桜はメジロの大好物、
いっぱいに体を伸ばし、花芯に嘴を入れ、蜜を吸っています。


カンザクラは花の密度が濃く、
メジロの姿をとらえるのはけっこうたいへん。
花の中から顔出したところを狙いましたが
少しピントがあまくなってしまいました。


2羽が一緒に写りました。
真横から写すと
メジロの嘴、けっこう長いのが分かります。


カンザクラ、
早咲きで知られる河津桜よりも開花は早く、
熱海にたくさん植えられているのでアタミザクラ(熱海桜)とも呼ばれるとのこと、
俳句では「寒桜」」が冬の季語になります。


メジロは目の白い輪郭がポイント、
それだけは外せないメジロ写真です。


花のうすい枝にとまり、
やっと全身のメジロが撮れました。



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トラツグミとツグミ

2018-02-24 20:00:28 | 
今年も近くの公園にトラツグミを見つけました。


山道を歩いていると、
ツグミよりは一回り大きな鳥が地面から飛びあがり、
目の前の木の枝にとまりました。
美しい黄褐色の鱗状の斑模様、
ツグミ科トラツグミです。


上と同じ場面、
羽模様がきれいなので縦でも一枚。


2日後の同じ道、
やはり木の枝にトラツグミを見つけました。
主に丘陵地や低山の広葉樹林に生息しますが、
冬には林の多い公園などにもいることがあります。


トラツグミ、
冬には木の実も食べるそうですが、
土中のミミズや昆虫類などが主食です。


こちらはツグミ科ツグミ、
秋に北の国から渡って来る冬鳥です。
冬も深まると単独活動となり、
河原や公園の広場などの地面に餌を探している姿がよく見られます。


木の枝にとまったツグミ、
こちらも人の気配を感じると
地面から木の枝に姿を移します。


背景に緑を配して、
ツグミの後ろ姿、羽を写しました。
褐色の羽模様がけっこう美しいのです。
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モズの雌

2018-02-23 20:00:26 | 
比較的低く、明るい場所にとまり、
撮りやすいので見つけるとレンズを向けてしまうモズです。
昨日の草藪の雄モズに続いて、
今日は木の枝にとまった雌モズを集めました。


斜め後ろからのモズの雌、
しっかりと可愛らしく写りました。


雄の過眼帯が黒色に対し、雌は褐色です。
背中の毛も雄が灰色に見えるのに対し、褐色です。


枝に隠れてこちらをうかがう雌モズ。
胸から腹部の鱗模様がはっきりと目立ちます。
これも雌の特徴です。


背中の毛色の影の部分は灰色に見えますが
これも雌です。


雌モズ、
どの個体も雄に比べてやさしい顔をしているように思います。
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草藪のモズ

2018-02-22 20:00:30 | 
今日は枯れ草原の雄モズ。


こんな細い茎でも揺れることなくとまります。
これは小鳥のりっぱな能力です。


モズは肉食、
枯れ草の中にいても、ホオジロとは違い草の種は食べません。
冬は縄張りをつくり、単独で生活し、
草原に潜む昆虫など生き物を探して食べます。


木の枝には安心してとまれます。
鋭い目つき、動くなにかを見つけたようです。


モズらしい精悍な目つきです。


モズと枯れ草の色、
薄茶色の世界です。


モズは雌雄で体色が多少異なり、
過眼帯が黒く、
背中の毛が灰色なのは雄です。
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ホオジロとオオジュリン

2018-02-21 20:00:56 | 
河原の枯れ草原にホオジロとオオジュリンを写しました。


枯れ草の中にわずかの緑、
ノイバラの枝にホオジロの雌。
近くによれ、羽模様がきれいに写りました。


枯れ草の茎に隠れとまったホオジロ、
雌のようです。


枯藪の中に隠れたホオジロ、
これは雄です。


草藪の中の低木、雌です。


これも雌です。


ホオジロと思い少し遠くからレンズを向けましたが
液晶で確認してみると、オオジュリンです。
これはと近づいてみましたが、数羽とも飛び立ちました。
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谷戸のカワセミ

2018-02-20 20:00:00 | 
上谷戸親水公園の小さな流れを縄張りとするカワセミ、
昨年11月に写したときに比べると、
胸の毛も美しく生えそろいすっかり大人になっていました。


ここのカワセミ、
川辺の石にとまり、
餌を探しながら移動していきますのでそれを追いかけます。


小さなカワセミです。
川辺の石が岩のように写ります。


対岸の石、
こちらは渓流の岩のようです。


どこに行ったのかと探していると
流れの上のカツラの枝にとまっていました。


ここから獲物を探しているようです。
しかし、獲物が見つからないと見え、
間もなく飛び立ちました。
ここの流れ、多摩川などに比べると、
餌が豊富とは言えないきびしい環境なのです。


しかし、ここを縄張りとするカワセミが毎年1羽います。
川幅が狭く、近くに寄れて写せるのがうれしい場所です。

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水辺の鳥スナップ

2018-02-19 20:00:08 | 
いずれも多摩川の水辺にて。


クイナ科オオバン。
陸上でも餌を探すようです。
陸上のオオバン、近くに見るのは初めてです。


強い逆光のおかげで印象的な写真になりました。
オオバンの特徴であるびっくりするほどの太い脚、
大きな足もしっかりと写っています。


お尻を振り振り歩くオオバン、
グラマラスです。


カワウとダイサギの接吻。
でもどこかおかしな写真です。


種明かしはこれ。
上下を反対にしました。


タヒバリ、
河原の石に隠れていた虫をゲットしました。
セキレイの仲間が河原の石に集まるのはこれが目的。
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