行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

楓紅葉・銀杏黄葉

2009-11-29 21:36:01 | Weblog
 銀杏黄葉

                   楓紅葉

その鮮やかさ,壮大さから,
紅葉は楓,黄葉は銀杏が昔からその代表とされている。
「この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉」(三橋鷹女)
夕刻の逆光の中の楓紅葉であろう。
気が狂うほどの鮮やかさが鬼女の語句で鋭く心に伝わってくる。
こんなさびの効いた写真が撮れればと思うのだが,
現実はうまくいかない。

楓と銀杏の葉の写真を載せる(11/20,昭和記念公園)。

もみじ葉や百万十色に紅の色
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皇帝ダリア

2009-11-28 22:57:39 | Weblog
銀杏と皇帝ダリア

 皇帝ダリアの花

                    青空に皇帝ダリア

昨年知った皇帝ダリア,
名前が示すように気品のある大きな,3~4mにもなる草木に
直径20cmほどの花をたくさん咲かせる。
青空にそびえ咲くその姿は見事の一言,
その皇帝ダリア,今年は昭和記念公園でたくさんの花を見てきた(11/20)。

この植物,近年,はやりというか注目されているようで,
人だかりができ,写真を撮っている人が多くいる。
「これなのよ,皇帝ダリア,きれいでしょう,
一度あなたにも見せたくて連れてきたのよ」
こんな会話を中年のご婦人2人がすぐ後ろでしていた。
「初めて見る花です,これなんの木ですか」と犬を連れた老夫婦に質問をされ,
「皇帝ダリアと呼ばれています。木ではなく,草,草本のようですよ」と,
得意気に答えてもみた。
木立ダリアとも呼ばれ,キク科ダリア属,中米原産の植物である。

 碧空に皇帝ダリア光輝なる
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秋麗

2009-11-27 23:02:12 | Weblog
 銀杏を拾う人


昭和記念公園,水鳥の池のほとりに沿って,ハーブ園のあたりに来ると,
エナガ,シジュウガラ,コガラなどたくさんの小鳥たちに遭遇しました。
木の実の食べ渡りでもしているのでしょうか,
木から木へと楽しそうにそしてせわしく飛び回っていました。
人慣れをしているのでしょう,
人の移動に合わせてついて来るようにも思えます。

遊歩道の周りは,すっかり葉が枯れ落ちてしまっている木,
見事に紅葉,黄葉している木々がそれぞれに存在を示しています。
景色はすっかり晩秋です。

色の野を小鳥とともに歩きゆく
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銀杏並木(昭和記念公園)

2009-11-26 23:08:12 | Weblog
銀杏並木

 昭和記念公園

                     銀杏トンネル
                   
11月20日は,昭和の時代が起源の33回目の結婚記念日,
そんなわけで,昭和記念公園に2人で出かけてみました。
公園の入り口(立川口)の銀杏並木,
人生の晩秋にいる2人にふさわしく,
黄落が始まっていました。
上下左右全て,黄色の世界です。

黄落の大海原に歩み入る
黄葉のトンネル果てて青の空
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花磯菊(ハナイソギク)

2009-11-25 22:13:22 | Weblog
  花磯菊

 磯菊

磯菊(イソギク)はキク科キク属の多年草,
房総,三浦,伊豆半島の海岸に自生し,
頭状花だけの黄色の花を茎頂にたくさんつける。
楕円形の鋸葉の表側は濃い緑色だが,
裏側は白い毛がびっしりと生え,白色になる。
その毛により,葉の表側の輪郭も白くみえるのもイソギクの特徴である。
観葉としてもよく,園芸用にも栽培されている。

そんなイソギクに小さな白い舌状花のあるものが用水路の岸辺に咲いていた(写真上)。
舌状花がないのがイソギクの特徴であるので,
どういうことなのかと思い調べてみると,
ハナイソギクと呼ばれるイソギクのようである。
普通の菊とイソギク混雑種,先祖帰りによるもの,
突然変異などいろいろな説があるようであるが,
海岸に自生する普通のイソギクに混じって,
自生しているものがよく見られるようであり,
混雑種説も説明しづらい,また突然変異が各所で見られるのも納得しづらく,
先祖帰りが正しいかも知れないと想像する。
黄色の舌状花のあるものもあり,これはサトイソギクと呼ばれる。

磯菊の湧き立つごとく咲きにけり
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エンゼルトランペット

2009-11-24 20:36:00 | Weblog



3mほどの木にたくさんの大きな筒状花がぶら下がるように咲いている。
「なんじゃこれ」と思わず声をあげたくなるほど,
インパクトのあるエンゼルトランペットの花姿である。
ナス科チョウセンアサガオ属の常緑小木,
木立朝鮮朝顔の名もあるが,中南米原産の南の植物である。
ダチュラの名もあり,この名の時はあまり普及しなかったが,
エンゼルトランペットの名がつき,人気が出たと記されている。
園芸植物の人気には名前は重要な要素のようである。
ダチュラより天使のトランペットのほうがそれは庭に植えて見たい,
名がきれいだし,なにかよいことも起こりそうな気がする。
花は夏の初め頃から真夏を除いて,秋の今頃まで,
年何回か咲くようであるが,秋に多く見るように思える。
白,黄,ピンクの花色がある。

すっかり寒さも増し,朝,布団から抜け出すのが,
少しつらくなってきた今日このごろである。
日曜日など,温い布団の中で,天使の夢でも見ながら惰眠もまたよい。

 羽布団やひとときの幸これにあり
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紅葉葉楓の実

2009-11-23 23:03:59 | Weblog
 


街路樹の紅葉葉楓(モミジバフウ)の紅葉が盛り,
紅,黄,緑の色模様がきれいである。
カエデ(楓)の一つだと思っていた紅葉葉楓,
実はイロハモミジなどのカエデ科ではなく,
マンサク科フウ属の植物なのである。
別名アメリカフウ,北米,中米原産の落葉低木,
5~7裂のカエデ似の,カエデのように紅葉する葉に加え,
フウの漢字に楓の字が当てられているのが,話を余計複雑にしている。
そんな,モミジバフウ,紅(黄)葉の中の種実を中心に撮ってみた(11/23)。
写真下は同じ場所で夏に撮ったモミジバフウの葉と実。

眼前の色あふれるや朝の道
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陽の光

2009-11-22 22:13:10 | Weblog
小春日

 樹

小春日の休日,
森の樹々に秋の日が優しく降り注いでいました。
親子連れでしょうか,森の少しの傾斜を利用して草ゾリで遊んでいます。

秋の日のひかりやさしき森に入る
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ハナセンナ

2009-11-21 22:08:54 | Weblog
 ハナセンナ


秋も深まった11月の上旬,
3mほどの灌木に,マメ科の花と思われる
エニシダを思わせる黄色の花がたくさん咲いていた。

この時期の黄色の花,しかも木の花は珍しい,
貴重な存在となる。
しかし,残念ながら,花の名が分からない。
写真をもとに調べて見るが,該当するものがなかなかない。
ようやっと,コバノセンナに行き着くが,花の感じ,葉の形がなにか違う。
コバノセンナは「小葉のセンナ」,ならば他にセンナがあるはず。
さらに調べてみるとホソバセンナ(細葉センナ)という名に行き着く。
こちらのほうが,葉の形,花の様子も写真のものに似ている。
調べてみると,このホソバセンナの小葉が
日本薬局方でセンナと呼ばれているものであり,
成分センノシドの緩下効果により,便秘薬としてよく使われている。
何年か前,中国製やせ薬事件というのがあった。
死亡者も出て話題になったが,このやせ薬の中に入れられていた
成分の一つがこのセンノシドである。

また,ハナセンナと呼ばれるセンナがあり,
「アンデスの乙女」という名で,園芸店などで売られているとある。
これも葉はコバノセンナに比べ細く,写真に似ている。
花の様子は一番似ているように思える。
写真はどうもこのハナセンナのようである。
ハナセンナはマメ科カワラケツメイ属の常緑低木,
花期は9月~10月,南米原産で昭和初期に渡来,
暖かい地に観賞用として植えられるとある。

秋麗や空にこぼれし黄色花
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木の葉3態

2009-11-19 23:20:10 | Weblog
 

                        


蜘蛛の糸に吊されて落ち葉が一枚,
日の光にきらきらと輝き,空に揺れている。
並木のプラタナスの葉も日ごと少なくなり,秋の日を受けながら,
落ちる機会をうかがっているように思える。
そして地上の落ち葉は風に吹かれ,道端に寄せ集められ,
やがて土に帰る。

暮るる秋落ちるを選ぶ木の葉かな
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